今日は良いお天気の横浜
朝が寒いのは、もうしょうがないのでしょうねぇ~
今日は、昨日やっと読み切った光圀伝のお話
なんか、成し遂げた感のある、全751ページに及ぶ大作
この本はねぇ~、なんといっても重たい
持ち上げて読むなんてことは無理
すぐに手が疲れちゃうからね
それでも面白くて、一気読みでした
私の中では水戸光圀といえば、
人生楽ありゃ苦もあるさ~ っていうあのドラマの黄門様
その伝記のようなものだから、さぞかし痛快時代劇チックなものかと
気楽に読み始めたのですが、これが違っておりまして・・・
かの徳川家康の直系の孫にして、御三家の世子である光圀
当然長男だと思っていたのですが、実は3男にして、兄が健在なのに世子
それが人生のねじれの始まり
しかも、家を出されてしまう兄と大の仲良し
そうなれば、どうして自分が水戸家を継いで、
優秀で、優しい兄が出ていかなければならないのか
その不条理が若き光圀を苦しめる
暴れるし、勉強するし、甘えるし、とんでもない若様
まさしく猛虎なんですよ
これがあの黄門様になるとは信じられないです
猛勉強の末に、安泰の世に自分の立つ位置を鑑みて
詩歌で天下をとろうと決心し、後年それに近づくことが出来て・・・
様々な友がいて、教えを乞える師がいて、それを受け入れる頭があって
大義に生きる人、光圀を形作る
久し振りに伝記のようなものを読んで面白かった
難を言えば、紋太夫を重用するくだりを強調すれば
殺さねばならなかった心情がより一層悲しみ深くて良いのに・・・
秋の夜長に、歴史好きの方にはお勧めです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます