
能楽とランニングを現代科学が比較研究していると知ってびっくりしました。 研究では、能舞の一見ゆったりとした動きがマラソンランナーより激しい筋力と気力を要するのだそうで、さらに能楽の笛による連続音と太鼓の断続音が人間の脳にとても良い刺激を与えてくれ、混迷の時代に生きる現代人にとって、思いがけない感動と新鮮な命の鼓動を与えてくれる、と報告されていました。 私が所属しているスポーツクラブで、一緒に汗を流されている仲間の一人が観世流能楽の有名なシテ(俳優)で、その御縁で国立能楽堂での公演を鑑賞する機会を頂きました、歌舞伎と並んで日本の伝統芸能でもある能舞は世界でも例の無い演出者不在の、むしろ即興に近い演劇だそうで、面を被った役者が、その内面を動きや気力で客に伝えるもののようです、どんな感動が待っているのか楽しみにしています。
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