みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話4

2017-03-20 13:34:21 | ゆうこシリーズ

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「ダウンジリングゆうこ」。今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方430分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

あーあ、お客さん、全然来ないなぁー、ふぅー。

 

???:あの、こんにちは。いいですか?

 

ゆうこ:どうぞどうぞ、あなたのお名前は?

 

???:「エイプリル・けいた」です。

 

ゆうこ:えっ!?「エイプリル・けいろ」…。ん!?あぁ、敬老の日。

 

???:「けいた」です。エイプリル、け・い・た、です。

 

ゆうこ:敬老の日って4月だっけ…!?スパイシーコロッケの食べ過ぎで、ボケちゃったのかな!?

 

???:あっ、ごめんなさい。発音が良すぎちゃったみたい。「ケイタ」です。

 

ゆうこ:はっ!そうそう、エイプリル・ケイタくんね。じゃあみんなからは、何て呼ばれてるの?

 

うずき:4月生まれなので、「うずきちゃん」って呼ばれてます。

 

ゆうこ:まぁ、からいらしい名前、じゃなかった。かわいらしい名前ねぇ。じゃあ、うずきちゃんの悩みはなあに。

 

うずき:あの、その、悩みはないですが、さっき、「ミミズばれ商店街」で買ったお茶を、誰かと一緒に飲みたくて…。もじもじ…。

 

ゆうこ:わっ、グッドタイミング。ちょうどノド乾いてたので、プリーズ、プリーズ。いただきまあーす。ごくっごく。

 

うずき:ごくっごくっ。どうですか、これ。オレンジ麦茶なんですけど…。

 

ゆうこ:すごくおいしい、スッキリしてるわよ。うずきちゃん、ありがと。お返しにこれ、どうぞ。

 

うずき:なんですか、これ。

 

ゆうこ:サンタフェ家恒例の、月の初めに食べる、「たれミルフィーユ丼」よ。

 

うずき:上に錦糸卵が乗っかってる。キレイ。

 

ゆうこ:そう、その錦糸卵がまた甘じょっぱくてねぇ。たれ、錦糸卵、たれ、錦糸卵って、永遠に甘じょっぱさがつづく。果てしなくノドが乾いて、飲み物がどんどん飲める、ミラクルのどんぶりよ。

 

うずき:うわぁー、砂漠で塩辛食べながら、ダンスしてるみたいですね。

 

ゆうこ:本当だわよねぇ。うちのお父さんが、サンタフェ家の新しいルールに3年前からしちゃったのよ。後先も考えずに…。

 

うずき:へぇ、そうなんですか。何か変わった感じのお父さんですね。

 

ゆうこ:そうなのよっ!!五日前にふいっと家を出たっきり帰ってこないし。

 

うずき:えっ、探さなくていいんですか、お父さんのこと。

 

ゆうこ:いいの、いいの。あんな、木刀にナタデココと甘納豆、巻き付けて、朝5時から素振りしてる父親なんか、こっちから「ノット・オン・ユア・ライフ」よ。(※「願い下げ」の意味)

 

うずき:あれ、ゆうこも英語しゃべれるんじゃないですかぁー。

 

ゆうこ:うずきちゃんほどじゃないけど、「ア・リットル」ね。

 

うずき:「ア・リトル」だと思うけど。これですっきりして家に帰れます。

 

ゆうこ:まぁ、いつの間に私の名前を。ばいばーい。うずきちゃん、またね。あっ、そうだ、忘れてたわ。双子の弟、「ゆあたり」と「ばったり」が、お腹すかせて待ってるんだった。昨日の夜中2時半からスクワットし続けて、二人とも、3723回で力尽きて、半分ヒザ折ったまま、爆睡してるわ。急いで帰って、たれミルフィーユ丼作んなきゃ。あー忙しいわぁ…。

木刀を持ったまま、父親が消えてから五日目。探したいような、探さなくてもいいような…悩みに悩む、「ダウンジリングゆうこ」でした。


前回は山田涼介くんでしたが、今回は岡本圭人くん編です。ほうほうほでした

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話3

2017-03-18 12:56:14 | ゆうこシリーズ

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「開いた口がふさがらない、ゆうこ」。

今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方430分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ゆうこ:あー、暇だわねえー。左耳だけ掃除して、右耳から小言いわれるくらい暇だわねえー。

 

???:あのー、こんにちは。いいですか?

 

ゆうこ:わあっ、今日初のお客さんね。お名前は?

 

???:「さみだれ・うまたれ」です。

 

ゆうこ:えっ、また変わった名前ねぇ。「たれ」が2つも。あっ、もしかしてぇー!!

 

???:はい!?

 

ゆうこ:もしかしてなんだけど。「たれ」が込み入ってる感じでピンと来たんだけど、あなた、みんなから「タレコミちゃん」って呼ばれてるんじゃないの。

 

タレコミ:あっ、はい、そうなんです。よくわかりましたねぇ。

 

ゆうこ:ふっふっふ。冴えてるわぁ。じゃあ、タレコミちゃんのお悩みは?

 

タレコミ:あのー、あのですね。テレビのドラマで見たんですけど、「そふの名にかけて」っていうセリフがあって。

 

ゆうこ:えっ、なに!?「からし菜に醤油かけて」!?

 

タレコミ:そうそう。朝ごはんの時、醤油多めにかけて。パクッ、うまっ、て違―う!僕が言ってるのは、「そふの名にかけて」。おじいちゃんが欲しいんです。僕のおじいちゃんになって下さい。お願いします。

 

ゆうこ:えっ、でも・・・でも。

 

タレコミ:何ですか?モジモジして。

 

ゆうこ:私、これでも女よ。大柄で、色も黒くて、声もデカいけど。おじいちゃんっぽいけど、どちらかというとおばあちゃんよ。本当言うと、まだおばあちゃんよりは若い、おばさんよ!!

 

タレコミ:知ってます。じゃあ、「ばっちゃんの名にかけて」でいいです。

 

ゆうこ:ばっちゃんねえ。まあいいわ。それで、どこでばっちゃんって言えばいいの?

 

タレコミ:「ミミズばれ商店街」の八百屋さんの前で、お願いします。

 

ゆうこ:えっ、あそこで言うの?八百屋「とれだか屋」の前でぇ?しょうがないわねぇ。あそこのおじさん、新鮮な野菜のこと、「撮れ高多い。もうOK!」と言うのよ。変わった人だわよねぇ。じゃあさ、タレコミちゃん。今すぐ行こう、とれだか屋に。

 

タレコミ:そっ、それが、今日はダメなんです。今日と明日は、ミミズばれ商店街の・・・

 

ゆうこ:商店街の?

 

タレコミ:クリストファー温泉へ、1泊2日の慰安旅行なんで。

 

ゆうこ:えっ、えっ?クリストファー温泉、来週じゃなかったのー!?まじでぇー!!いやぁ~~ん!!

 

タレコミ:あっそうそう。慰安旅行なんで、あさって、とれだか屋の前でお願いします。これで一大事解決。

 

ゆうこ:ちょっ、ちょっと待って!してない、してない。全然解決してないよ。むしろ一大事勃発よぉ。ミミズばれ商店街のみんな、ばっちゃんの名にかけて、許さん!ぷんぷん。

 

タレコミ:じゃあ今日はもう帰ります。ばいばーい、ゆうこ。

 

ゆうこ:まぁ、いつの間に私の名前を。それより商店街のみんな、今頃、温泉入ってんのかなぁ。くやしいー。ふて寝しよ。

遠くの親戚より、近くの他人。今はその他人が、うらやましい。開いた口がふさがらない、ゆうこでした。


春なので、眠くて、食欲が止まらない。ほうほうほでした

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話2

2017-03-16 13:06:04 | ゆうこシリーズ

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「ハイトーンボイスゆうこ」。

今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方430分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

???:こんにちは。ここで占いしてるって聞いて、やってきました。

 

ゆうこ:あっ、どうぞどうぞ。もう街のウワサになってるなんて、キャハ☆

 

???:はじめまして。まんようばこサナキチです。

 

ゆうこ:えっ、えっ?変わった名前ねぇ。じゃあ、みんなからは、マンちゃんとか、サナちゃんとか、呼ばれてるの?

 

???:それが、見ての通り、僕、目がすごく大きくて、そこがチャームポイントでもあるんですけど、友だちからは、どう見たって、2階から目薬って感じだねって言われてて、それで、ニカイメちゃんって言われてます。

 

ゆうこ:あーそうなんだぁ。じゃあズバリ、ニカイメちゃんのお悩みは?

 

ニカイメ:恋の悩みなんですけど。

 

ゆうこ:でしょうね。青春は、恋と、コンプレックスと、ニラ玉の味っていうもんね。

 

ニカイメ:そうなんですよね。ニラ玉っておいしいもんね。じゃなくて!僕、同じクラスに好きな子がいて、この前、思い切って、告白したら。

 

ゆうこ:告白したらぁー?!

 

ニカイメ:オーケーだったんです。

 

ゆうこ:わぁー、すごいすごい。両想いかぁー、うらやましい。んっ?じゃあ、何も悩むことないんじゃないの。

 

ニカイメ:それが僕、今、モノマネするのにハマってて、彼女の前ですると、すごく喜んでくれて。

 

ゆうこ:まぁ、アツアツね。それでそれで?

 

ニカイメ:夜とか、モノマネの練習とかもしたり。

 

ゆうこ:まさか、寝る前に、いなかっぺ大将の、ニャンコ先生のマネとかしてるんじゃないでしょうねぇ。

 

ニカイメ:そんな、まさか!!

 

ゆうこ:あれ、どうしたの。震えて。

 

ニカイメ:僕、この世の中で、一番怖いものは、猫なんです。

 

ゆうこ:あー、そうなんだ。それでそれで?

 

ニカイメ:彼女の方は、すごい猫好きで、モノマネがすごくウケた後、必ず・・・

 

ゆうこ:必ず?

 

ニカイメ:顔に、洗濯バサミはさむんです。面白ければ、面白いほどはさむんです。

 

ゆうこ:わぁー、痛そう。それは、イヤだよねぇ。「やめて」って言ったら?

 

ニカイメ:でも、まあ、僕もはさまれるの嫌いじゃないんで。問題は、数なんです。顔に8本までは、はさんでいいよって言われて、9本からは、ダメなんです。

 

ゆうこ:えっ、どうして!?

 

ニカイメ:4本と4本ではさむと、猫のヒゲみたいで可愛いって言われて。

 

ゆうこ:9本じゃあー、1本多いというわけね。業が深いわねぇ、彼女も。ところで、ニカイメちゃんは、石けん、すき?

 

ニカイメ:石けんですか?まぁ好きですね。汚れも取れるし、さっぱりするし。

 

ゆうこ:ハンドソープと、ボディソープでは、どっちがすき?

 

ニカイメ:うーん、どちらかといえば、ハンドですかね。

 

ゆうこ:でしょう。そうでしょう。今すぐスーパーに行って、ハンドソープ30個買って、家でドミノ倒ししたくなったでしょう。

 

ニカイメ:あーはい。少なくとも30個は買って、今すぐドミノ倒ししたいです。

 

ゆうこ:じゃあもう、洗濯バサミのことも、彼女のことも、いいわよね。

 

ニカイメ:あーはい。もう全然気にしません。どうでもいいです。

 

ゆうこ:ふう、今回はどうなることかと思ったけど、とりあえず、一大事解決ね。

 

ニカイメ:ありがとうございます。身も心もスッキリしたので、帰ります。サンキューゆうこ!

 

ゆうこ:まあ、いつの間に私の名前を。そうね。そろそろ洗濯物取り込む時間だものね。さようなら、ニカイメちゃん。またね。

 

ゆりかごから墓場まで、世界平和を夢見る、ハイトーンボイスゆうこでした。


ほうほうほでした

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話

2017-03-15 13:36:49 | ゆうこシリーズ

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「湯けむり心配性ゆうこ」。 今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方4時30分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ゆうこ:お昼に食べた、「見よう見まね屋」のスパイシーコロッケ30個は、さすがに苦しいわあ、ふうー。

 

???:あの、こんにちは。ここ、いいですか?

 

ゆうこ:あっ、どうぞどうぞ。あなたのお名前は?

 

???:「レイニーデイ・かさこ地蔵」です。

 

ゆうこ:えっ!!それが名前なの?ずいぶん変わってるわねぇ。それで、みんなからは、何て呼ばれてるの?

 

???:えーとですね、雨の中、かさこ地蔵がたたずんでるのを見たら、マジ泣けるわぁー、ということで、「ナミダちゃん」って呼ばれてます。

 

ゆうこ:じゃあ、ナミダちゃんのお悩みは?

 

ナミダちゃん:はい。僕実は3年前から、「ミミズばれ商店街」の…

 

ゆうこ:ミミズばれ商店街の、なになに?

 

ナミダちゃん:「サンタクローストナカイ屋」で働いてるんです。月曜日と木曜日に、サンタさんの格好をしています。

 

ゆうこ:あー、「見よう見まね屋」の隣にあるお店屋さんね。それでそれで?

 

ナミダちゃん:仕事内容は、サンタの格好をして店の中にいるだけなんで、楽は楽なんですけど。

 

ゆうこ:へぇ、そうなんだぁ。夢を売るサンタさんが、夢をもらってるみたいね。いいなぁ。

 

ナミダちゃん:でも、納得行かないというか、もう飽きたんです。

 

ゆうこ:えっ、何に飽きちゃったの!?

 

ナミダちゃん:サンタの服って、色が赤と白でマンネリだし、まかないのお昼ご飯も、ずーっとポトフとかシチューだし。

 

ゆうこ:うーん、贅沢な悩みっちゃあ悩みみたいだけど。

 

ナミダちゃん:でも、でも…。うわぁーん。

 

ゆうこ:あっ、ナミダちゃん、泣かないで。ごめんね。そうだわよねぇ。来る日も来る日もポトフとシチューだけじゃ。食欲も無くなるだろうし。

 

ナミダちゃん:そうなんです。もともと細身なのに、またやせてしまって。そしたら、「サカムケ店長」が、うっ、うっ、うわぁーん。

 

ゆうこ:どしたの、泣かないで、ナミダちゃん。私はあなたの味方だからね。

 

ナミダちゃん:ありがとうございます。サカムケ店長が、私のことマジマジと見て言うんです。

 

ゆうこ:えっ、なんて言われてたの?

 

ナミダちゃん:お前は来週からサンタクロースの格好じゃなくて、トナカイの格好して、店に出ろって言うんです。

 

ゆうこ:この場合は、ワンランク降格ってことだわよね。トナカイの格好して、働けと。ほんと、世知辛い世の中ねぇ。でも、ナミダちゃん。

 

ナミダちゃん:あっ、はい!?

 

ゆうこ:これはもしかして、ピンチにチャンス、「渡哲也にタイタニック」よ。

 

ナミダちゃん:それを言うなら、「渡りに船」だと思うけど。

 

ゆうこ:まぁとにかく、サカムケ店長にこう言うのよ。トナカイの格好はするけど、ピンクのセーターと、グレーのパンタロンを着せてほしいと。そいで、お昼のまかないは、ご飯にお味噌汁。フライドチキンも付けろ、って言うの。いいわね。

 

ナミダちゃん:あっ、はい、わかりました。バイトの人達も喜びます。「明日のごはんは僕らが待ってる」ってことですよね。

 

ゆうこ:そうそう。これで一大事解決ね。

 

ナミダちゃん:サンキューゆうこ。何だかおなかすいてきました。コロッケ買って帰ります。ばいばーい。

 

ゆうこ:ナミダちゃん、元気になってよかったね。ばいばーい、またね。


かわいいおばさんにも旅をさせよ。カメラと酢昆布、忘れてきた。湯けむり心配性ゆうこでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はじめまして

2017-03-15 13:34:00 | その他

はじめまして。
専業主婦のほうほうほです。

主婦のひつまぶし、じゃなくて、暇つぶしに、
何か書いたらいいかなと思って、始めました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする