よかったら、読んでみてね
ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「映画三昧ゆうこ」。
今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方4時30分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。
???:こんにちは。今いいですか?!
ゆうこ:あっ、どうぞどうぞ。あなたのお名前は?
???:「めざまし ゆざまし」です。
ゆうこ:まぁ、また変わった名前ねぇ。お友達からは、何て呼ばれてるの?
猫舌:えーとですねぇ。結構、さます事に力入れてるねぇ、ということで、みんなからは、「猫舌ちゃん」って呼ばれてます。
ゆうこ:そうなんだぁ。じゃあ、猫舌ちゃんのお悩みはなあに?
猫舌:あーはい。超恥ずかしいんですけど、僕、女の子が大好きで…
ゆうこ:猫舌ちゃんくらいの若い男の子はみんなそうよ。健康な証拠よ。
猫舌:でも、もっと正直に言うと、僕、女の子のお尻に目がないんです。ずうっと、見ちゃうんです。
ゆうこ:ますます健康体ね。私も昔は、ミミズばれ商店街の男の子たちを悩殺しまくっちゃってたわ。荒物屋のミツオとか、床屋のサブローとか、今じゃみんな三段腹で髪の毛も薄くなって、ころがりながら仕事してるわ。とにかく、大丈夫よ、猫舌ちゃん。
猫舌:うーん、イマイチ説得力が無いっていうか、信ぴょう性に欠けてるっていうか。根拠がない感じが否めませんね。
ゆうこ:えっ、なになに、急に難しい話始めちゃったの。ゆうこだって、それくらい言えるわ。TPPが温暖化して、マイクロソフトに株価が上昇して、コンチネンタル朝食式の、みつどもえ百式パラダイスよ。
猫舌:まあまあ、そう興奮しないで。桃の缶詰食べません!?二人で。
ゆうこ:えっ、桃の缶詰。やったぁ。私、この世の中で、桃の缶詰がいちばんすきなの。超嬉しい。この紙皿に分けてくれる?
猫舌:ずいぶんと準備がいいですね。はい、2個どうぞ。
ゆうこ:わぁーい。いただきまぁーす。これこれ。甘じょっぱくて美味しいわぁ。あれっ?猫舌ちゃん、さっきから、ずうっと、ゆうこの事見てるけど、どうしたの!?
猫舌:そう、解けない恋からスタートダッシュする、ゆうこミステリー。謎のラブリーサブマリン、ぶわーん。
ゆうこ:えっえっ、どうしちゃったの。猫舌ちゃん。
猫舌:あー、なんか桃の缶詰2つ並んでると、お尻連想しちゃって。思わず今夜ゆうこを口説きたくなっちゃった。
ゆうこ:まあ、若い娘さんから、商店街のオバさんまで、幅広いわね、まったく。でも、これで無理やり一大事解決ね。
猫舌:はい、これでスッキリしました。明日こそ、めざまし前に起きられそうです。ばいばーい、ゆうこ。またね。
ゆうこ:桃の缶詰残していっちゃったわ。ばいばーい、またね。猫舌ちゃん。
待てば、カイリの映画あり。映画三昧ゆうこでした。
前回は髙木雄也くんでしたが、今回は伊野尾慧くん編です。
近所のネコたちが、うちの近くでくつろぎ中ほうほうほでした
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