JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話129

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ：（ナレーション風に）私は、商店街の片隅で占いをやっている、「実は、最近みっつとも、腰が引けてるゆうこ」。今日も世の中の迷える子羊を待っています。

夕方４時３０分、小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ゆうこ：ヤドカリ生活せまりくるぅ～♪ はぁ、誰も来ないなぁ。

 

？？？：あのー、今いいですか？

 

ゆうこ：うわっ！！まばゆい光のイケメンさん。あなたのお名前は？

 

？？？：２７時間フェスで、プールの落とし物に、サプライズで婚約指輪までつけたので、「こんにゃくちゃん」って呼ばれています。

 

ゆうこ：じゃあ、こんにゃくちゃんの悩みはなーに？

 

こんにゃく：はい。ぼく、モモヒキがこわいんで、なんとか助けて、ゆ・う・こ！！

 

ゆうこ：まぁ、いつの間に私の名前を・・・。モモヒキかぁ。モモヒキねぇ。うーん・・・。

 

こんにゃく：あれっ！？もしかして、ゆうこもあんまり・・・。

 

ゆうこ：そうなのよっ！！冬の必需品で、街行く女子達は彼氏にかくれて、おへその上までグィーンと上げて、ぬけぬけとぬくぬくしてるアレがちょっと・・・。

 

こんにゃく：味ですか？香りですか？苦手なほうは・・・。

 

ゆうこ：ももはももでも、くだものの、ももではなくて、なーんかゆうこ自身も釈然としないんだけど。

 

こんにゃく：じゃあ、そのモモヒキの形ですか？香りですか？

 

ゆうこ：げふっ！！

 

こんにゃく：あっ！もしやゆうこ、お正月、大ごちそう食べましたね？

 

ゆうこ：大ごちそうってほどでもないけど。おせちの黒豆が好きで、アレ食べ始めると、止まらなくなるのよねぇ。でもいっつもお姉ちゃんにたしなめられちゃうし。

 

こんにゃく：ゆうゆうこに・・・。

 

ゆうこ：ＴＨＯ（そう）。頬杖つきながら食べて、お行儀悪いって言われるのよ。

 

こんにゃく：たしかに、それは・・・。

 

ゆうこ：あ！今わかったかもしんない。もしかしたら、ゆうこもこんにゃくちゃんも本当に意識してるのは、あの、女優の桃井かおりさんだよ。ぜったい、まちがいない！！

 

こんにゃく：えっ！？

 

ゆうこ：ももひきなんて言って、それを隠れ蓑にしてて。うんうん。

 

こんにゃく：日本一キレイで、お芝居もすごく上手だけど。

 

ゆうこ：だって、ゆうこもちょっと前まで、ショートボブだったし。こんにゃくちゃんだって、ジャニーズの中で、女装したら、トップワンかツーの逸材だし。

 

こんにゃく：そんなぁ（照れる）。まぁ、たしかに、山本美月ちゃんに寄せてたりしてたけど。髪の長さがちがうかと・・・。

 

ゆうこ：ちょっと、さっきから気になってる、そのかるそーなボストンバッグの中、見せてみ。（チャー。中を開ける）やっぱり。ほらっ！コレもアレも、黒いカツラ、ボブに切りそろえられてる！！あっ！でも一個だけ、マッシュルームカットのかつらが入ってる。なんで！！

 

こんにゃく：あっあっ。もしかして、イノちゃんがこっそり切ったのかも。

 

ゆうこ：お正月から、こんな手の込んだことして、こんにゃくちゃんの気を引こうとして。イノちゃんもかわいいし、うらやましいわ。さぁーてと、ゆうこもカーネギーと羽根つきする約束してたから、かえろーと！！こんにゃくちゃん、またね！！

 

こんにゃく：一大事みかいけつ！！じゃあ今から、ヒマにして寝正月してるイノちゃん家に、いってみるかな。

 

ももひき、友引、逢引。「実は、最近みっつとも、腰が引けてるゆうこ」でした。

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今回は八乙女光くん編です。ほうほうほでした