よかったら、読んでみてね
ゆうこ:(ナレーション風に)私は、商店街の片隅で占いをやっている、「じゃあ、軽目に缶ビールでもあおって、小休止しようかなゆうこ」。今日も世の中の迷える子羊を待っています。
夕方4時30分、小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。
ゆうこ:ささかま集めて、盆踊りぃ~♪ はぁ、誰もこないなぁ。
???:あのー、今いいですか?
ゆうこ:うわっ!!ピンク髪のイケメンさん。あなたのおなまえは?
???:運転中に、となりのきょもから、どしどし食べ物を配給されたので、「きょてんちゃん」って呼ばれています。
ゆうこ:名字がおおはしだったら、将来MC力つく名前ね。じゃあ、おなやみプリーズ!!
きょてん:ゆうこ、ちょっと、このおしながき見てもらっていいですか?
ゆうこ:まぁ、いつの間に私の名前を。マンゴスチン焼き豆腐180円。ライチがんも400円。なんか、微妙に高いおでん屋さんね。
きょてん:まじで・・・。
ゆうこ:えっ!?あたちゃった?だってあまりにも、きょてんちゃんの顔がマイメロちゃんにフラれでもして、顔面蒼白なので、暖をとろうとして言ってみたら。
きょてん:コーチもびっくり。正解です。
ゆうこ:高地優吾君。あの子いい子よね。顔が忍者ハットリ君そっくりだもんね。
きょてん:はぁ。
ゆうこ:まじめだし、眠るのが得意でしょ。
きょてん:はい。なんでそんなことまでわかるの、ゆうこ。
ゆうこ:だって、アイドルとしのびの仕事、二足のわらじ履いてるんだもん。みんなの目盗んで寝とかないと、もたないもの。
???:うわぁーいいい!!あらよっ♪出前ゆうゆうこ。
ゆうこ:あーあ、お姉ちゃん、何しにきたの!?
ゆうゆうこ:いきなりごあいさつだわねぇ~。三十路もだいぶ経つと、スゥー息吐く息五分五分デンのサウナ、入場禁止になるわよ。
きょてん:あの、あのー、はじめまして、きょてんです。
ゆうゆうこ:知ってるよぉ~。京本大我くんに対して甘々なイケメン君でしょ。
きょてん:はい。よろしくお願いします。あの、質問なんですが、『スゥー息吐く息五分五分デン』って?
ゆうゆうこ:だって最近の民は、なんでも話を盛るし、にくせんなんでしょ。
ゆうこ:お姉ちゃんも、相変わらずの悪目立ちね。ふつうに、スウェーデンのサウナって言えばいいのに。
ゆうゆうこ:私より年下だけど、心身共にスカッスカッのゆうこに、正しい道、教えられたくないわね。(ガルガル)
きょてん:おちついて下さい!!
ゆうこ:あー言えば、こう言うし・・・。それに、『ニクセンしてるんでしょ』って真顔で言うけど、お姉ちゃんとカーネギーなんて、ずい分前からニクセン放題の日々。
ゆうゆうこ:ふっふっ。貧乏性のゆうこには、できるかなぁ。
きょてん:「ニクセン」とは?
ゆうゆうこ:一言で言えば、なぁーにもしないコトよ。
きょてん:(困惑)
ゆうこ:ありゃ、ますます顔面がライチよりもまっ白。大丈夫?
ゆうゆうこ:日本人も、もう少し、オランダ水車と、安齋肇さん見習って、のんびりする時間ないともたないよ。じゃあね。バイバーイ。
ゆうこ:なんか一人で納得していっちゃった。一大事未解決。きょてんちゃん、この流れで、ゆうこと二人、「行列ができるニューギニ屋」の宮川一朗太丼、食べにいかない?
きょてん:ぜひ、おともします。
風が吹けば、桶屋儲かる。顔面蒼白なら、「じゃあ、軽目に缶ビールでもあおって、小休止しようかなゆうこ」でした。
今回は、田中樹くん編です。ほうほうほでした