よかったら、読んでみてね
昔々、あるところに、「びみょうこ」という名前のお姫さまが、小さな国を牛耳っていました。顔のかわいさも性格もペットへの愛情も、整理整頓も頭の回転も・・・と言い出せば、キリがないほどに微妙なのですが。
さえき:もうそろそろ、フミト様もおかえりになると思いますが・・・。
にしなひめ:チャッピィ、遅いからもう寝ようね。
チャッピィ:キャン(ごっちゃんとねるぅ~ぞい、の意)
キャサリン:そんなこと言ったって、ねぇ・・・。
さえき:3日前から、お泊まりになってる五関様は、只今クラシックタイムでして、あと30分は、こちらにはお戻りにはなりません。
にしなひめ:だってよ、チャッピィ。あきらめて、今夜は、私とキャサリンと川の字になって寝ようよ。
チャッピィ:キャン。キャン。(ねむいけど、いやだ)
さえき:毎晩こちらも素敵な音色に癒されますです。次は、「ショパンの別れの曲」。この曲を聴いてる途中で、かならず・・・。
フミト:100パー、寝息立ててるね。ごっちゃん。
にしなひめ:フルトっち、おかえり。
フミト:ゲフー。
にしなひめ:まさか1人だけで、ハシビロコウみたいに間合い取りながら、イタリアンレストランで、ガーリックステーキ食べてきたとかじゃないよね。
チャッピィ:キャンキャン(にんにく臭いぞ~、の意)
フミト:実は、帰りがけに、おしなざか医院の大先生につかまっちゃって・・・。
にしなひめ:それで、二人してくちびる油でテラテラ光らせて、ぶあつ~いステーキ食べてきたんだ。
キャサリン:食欲旺盛だよね。あそこのじーさん・・・。
さえき:私もお呼ばれしたかったでございます。
五関:今度みんなで行きましょうよ。
チャッピィ:キャン(まちかねたぞい)
キャサリン:ちょっと小耳にはさんだ話してもいーい?
さえき:どうぞ、よしなに・・・。
キャサリン:ごっちゃんって、生の魚全般だめで、お寿司屋さんとか行けないって聞いたんだけど。
にしなひめ:え~、それがほんとだったら、かわいそう。
五関:(白い小旗と赤い小旗を上げてほほえむ)
フルト:それは、どっちのほほえみなの?エウリピデスの作品位、謎だ!!
ほうほうほでした