よかったら、読んでみてね
ゆうこ:(ナレーション風に)私は、商店街の片隅で占いをやっている、「どんな時でも楽しみたいゆうこ」。今日も世の中の迷える子羊を待っています。
夕方4時30分、小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。
ゆうこ:お姉ちゃん。冷蔵庫にあったミニトマト知らない!?
ゆうゆうこ:あーあれは、夜中おなかすいたから、食べちゃったよ。
ゆうこ:全部!?
ゆうゆうこ:あっ、食べたかったの。ごめんごめん。
ゆうこ:中身より、その空き箱知らない!?プラスチックの。
ゆうゆうこ:プラスチックの中のカッチリしたやつね。あれは・・・。どうしたっけ。うーん!?
ゆうこ:プラスチックの大だよ。どこやったの?カーネギーと二人で、今日の夜に、ビー玉何個入れられるか競争しようと思ってたのに。
ゆうゆうこ:そうだ!近所の犬達にあげた。
ゆうこ:あげたって・・・。朝ピンポーンってチャイム鳴らして、犬達が、サンタフェ家に来たってゆうの。すいませんけど、この入れ物何にも言わずにぼく達にくれませんか、って。
ゆうゆうこ:犬じゃなかったような、カラスにあげたんだっけ・・・。わかんない。
ゆうこ:はぁ~、何それ!?カーネギーと約束したんだよ。最近カーネギーやる気なくしてるから、夜ビー玉競争したあと、ウィーン少年合唱団のDVDみようねって。
ゆうゆうこ:二人して、三面鏡みたいにアゴの下長くして観ればいいじゃん。
ゆうこ:三面鏡みたって、アゴなんか長くなんないし、長いのは、お姉ちゃんのぼやきと、アゴの下の白い毛でしょ。
ゆうゆうこ:この白い毛は、誰にもわたさないよ。今世紀末まで伸ばせるだけ伸ばすんだから。
???:あのー、おはようございます。ごぶさたしてます。かきあげです。
ゆうこ:あらっ、お早いお着きで。かきあげちゃん、元気にしてた!?
ゆうゆうこ:相変わらずのイケメンっぷり。ナイス・ミートゥ。
かきあげ:二人とも、朝からエネルギー全開ですね。外まで、丸聞こえだけど。
ゆうゆうこ:だってね。この子がウィーンだ、ブラジルだ、ドイツだっていちいち細かいから。
ゆうこ:ドイツもブラジルも行ってないけど。
ゆうゆうこ:そうやって、狭い了見でちまちま生きたって、ろくな人間になれないよって、言いながら高床式の掃除始めてたとこ。
かきあげ:はぁ・・・。(困惑)
ゆうこ:ウィーン合唱団の子供たちみたいに、澄み切った歌声と、まっすぐで透明な瞳。何にも踊らされない高い精神性。あこがれちゃう。
かきあげ:でも、ゆうこだって、美人で、風力発電ほど地球に優しくて、お料理上手であこがれてる人たくさんいると思うけど。
ゆうこ:んまぁ~!!げほっがほっ、げほっ。いきなり本当のこと言っちゃあやだぁ~。かきあげちゃん。
かきあげ:ゆうゆうこだって、それに輪をかけて、美人さんだし、行動力あるし、人情家だし。
ゆうゆうこ:おっほっほっほぅ~!!しばらく見てないうちに、かきあげちゃん。人を見る目が八甲田山より高くなったわね。なんか悩み事、今日はいいの!?
かきあげ:あのー。(もじもじ)
ゆうゆうこ:へのへのもへじみたいにクネクネしてないで、どーんと言ってみ!!なんでも聞くから。
かきあげ:しばらく、ぼく遠くに行って生活するので、ここ離れる前においしいたこ焼き食べたいなぁ~なんて・・・。
ゆうこ:いいわよ。どーんと豪華なたこ焼きいっぱい作って、食べようよ。具は何がいい!?フカヒレ、イセエビ、それともマッコウクジラ。
ゆうゆうこ:そうそう、むこうでエビリディ、エビリナイト、がんばれるように、今すぐ作ろうか。たこ焼き。
かきあげ:ひぇ~、ぼく、エビは苦手なので、やっぱりたこ焼きはいいです。ゆうこ。ゆうゆうこ。ばいばーい、またね!!
ゆうこ:あーかきあげちゃん、10時22分の形よりスタイリッシュにまっすぐな瞳でかえったわ。さぁ、ゆうこもゆうゆうこも今日も、たこ焼きみたいに愛らしく、熱く、ソース風味でがんばろ!!お姉ちゃ~ん。夕食は、たこ焼きに焼きそばにするから、青のりと紅ショーガ、帰りに買ってきてねぇ~!!
ぼやきタイム。たこ焼きタイム。H.our Time、「どんな時でも楽しみたいゆうこ」でした。
前回は山田涼介くん編でしたが、今回は岡本圭人くん編です。
もうすぐ夏祭り。ほうほうほでした