JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話79

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ：（ナレーション風に）私は、商店街の片隅で占いをやっている、「奥歯は、きっちりガタガタいわせたくないゆうこ」。今日も世の中の迷える子羊を待っています。

夕方４時３０分、小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ゆうこ：アマノガワとアワノメイガぁ～♪、似てるようで真逆の味わい～♪ はぁ～あ、誰も来ないなぁ～。

 

？？？：あの、今いいですか。

 

ゆうこ：ビョ～ン！！って目玉が飛び出る位のイケメンさん。あなたのお名前は？

 

？？？：源泉の湯をじかに、ダイレクトに感じたので、「じかせんちゃん」って呼ばれてます。

 

ゆうこ：じゃあ、じかせんちゃんの悩みはなーに？

 

じかせん：朝、ごはん食べた後、歯を磨いてると、右の腕深くまで、タラーッと濡れちゃうので、困ってるんです。

 

ゆうこ：うんうん。わかるわぁ～。行けども行けども自然薯の置き手紙が、毎日配達されて、ご近所の赤子の夜泣きがなおらない～！！

 

じかせん：そうそう。でんでん太鼓揺らしても、妖怪人間ベラの顔見せても、泣き止まないよねぇ～、ってちがう！！自然薯は手紙出さないし、ベラの顔は国宝級だし・・・。（ゼーゼー）

 

ゆうこ：じかせんちゃん、大丈夫！？

 

じかせん：なーんかゆうこ、梅雨の晴れ間が１０分位なので、ぼくで憂さ晴らししてません！？

 

ゆうこ：まぁ、いつの間に私の名前を。ほんっとーに困ってるのよぉ～。洗濯物、全然乾かないし。それに・・・。

 

じかせん：それに何なんですか！！

 

ゆうこ：まぁまぁ、落ち着いて、じかせんちゃん。もう少ししたら、バーベキューしようとあてにしてた、夏野菜も今いち育ちが悪いのよね。

 

じかせん：しく、しく・・・。うっうっうっ・・・。（涙目）ひ・ど・い。

 

ゆうこ：どうしたの。じかせんちゃん。

 

じかせん：育ちが悪いなんて、ひどすぎますぅ。

 

ゆうこ：キャハッハッ。落ち着いて、聞いてじかせんちゃん。育ちが悪いなぁ～って、夏野菜のことだよ。こんな平成のちょースーパーアイドル捕まえて、そんなこと言うわけないじゃん！！

 

じかせん：ほっ！！そうですよね。なんかごめんなさい。一人で取り乱して・・・。

 

ゆうこ：いいのよ。誰にだって、間違いも右のひじ内側には、真実の口があるわ。

 

じかせん：えっ！？

 

ゆうこ：その真実の口に、歯磨き粉タラーッとを回収してもらって、ベラに愛の告白すれば、ばっちりよ！！

 

じかせん：もしかして、みんなの右ひじ、内側には、そんな大層なものが、あるんですか！？

 

ゆうこ：街行く人達は、みんな、口がかたくて、本当のこと言うひまもないから、じかせんちゃん、気がつかなかっただけで・・・。

 

じかせん：そうかぁ～。あるんだ、みんなには・・・。

 

ゆうこ：特に、ローマの定休日とか、日本の定休日に、ぱかぁ～って、口が開くから、その日がねらい目よ！！

 

じかせん：わかりました。今度の休みの日にためしてみます。なんだかすっきりしたので、これで帰ります。ゆうこ、ばいばい、またね！！

 

ゆうこ：一大事解決！！じかせんちゃん、サイドカーに乗った人みたいに、車高低くして帰ったわ。さぁ～てと、ゆうこも早じまいして、帰ろうと！！今夜は枝豆とビール飲みつつ、『おしえて邪馬台国先生！！第１４４話「巡礼の地テクタリトルにパーライトと鹿沼土を増し土せよ！！」』みなくちゃ。いそがしいぞう～！！

 

走るな！！きけん。廊下と老化、「奥歯は、きっちりガタガタいわせたくないゆうこ」でした。

---

前回はメンバーミックスくん編でしたが、今回は山田涼介くん編です。

ほうほうほでした