よかったら、読んでみてね
今回は、JUMPメンバーの有岡大貴くん、髙木雄也くん、八乙女光くん出演の新ドラマ「孤食ロボット」に出てくる、ロボットの名前を使って、昔話をお送りします。
(ム)
むかしむかしあるところに、3人の、勇敢で心のやさしい男の子がいました。
(ジャ)
ジャムが食べたい、と、ふと思ったその中の1人の男の子が、もう2人の男の子に言いました。
(キ)
「君たちと一緒に、おいしいジャムを探す旅に出たいんだけど…。ジャムってどこにあるのか知ってる?」って、オレンジ色のほっぺした、レンジちゃんが大きな声で訊きました。黄色の髪をしたきいちゃんが、「キオスクじゃない?」と、自信満々に言いました。隣にいた、紫色のTシャツを着たさきちゃんも、「そうだ」とうなずきました。
(ヤ)
やってきた駅のキオスク前に、スーッと電車が入ってきたので、条件反射で3人は乗ってしまいました。3人は、すごくお腹がすいていたので、あさり弁当と、シューマイ弁当と、牛肉たっぷり弁当と書いてある駅弁を2個ずつと、お茶を買って、パクパク食べて、グーグー眠ってしまいました。
(ン)
んーと背伸びして、さきちゃんがまず目を覚ましました。
(チャ)
茶色の看板には、「おにい島」と書いてありました。慌てて、あとの二人を起こすと、寝起きが良くないレンジちゃんは、ハオツーと大きな声で言って、またねむりこけ、推理好きのきいちゃんは、目をらんらんとして、
「ここどこ?キオスクじゃない!ぜんぜんちがう!!」
と叫んで、ジェンガを出して、現実逃避に入りました。困ったさきちゃんは、小さな声で「やべぇー」と言ったきり、固まってしまいました。そこに偶然、コアラと伝書バトと猫がやってきて、おにい島に、おにい退治に行こうと提案してきました。とりあえず三人はよくわからないまま、家来のコアラと、伝書バトと、猫と一緒に、おにい島に上陸しました。行ってみると、おにい島はすごくいいところでした。気温も常時22℃で、湿度は60%で、食べ物もいっぱいあって、みんな温厚な人たちが住んでいました。現在は、おにい島ではなくて、おねえもおじいもいるので、「そんじょそこら島」と改名したと、日に焼けて、白い歯でにっこり笑う若い娘さんが教えてくれました。着いたとたん、旅に疲れたからか、ネコは箱座りをして眠り、コアラも早速ユーカリの木を見つけて、ゆうゆうとぶら下がり、眠ってしまいました。
伝書バトだけが、おもむろに、ポッケから、小がみとボールペンを出して、サラサラッーと、おにい島(改名前)向かうところ敵なし、と書きとめ、足にその紙を巻き、元ご主人様のところに帰ってしまいました。
(前編おわり、後編に続く)
きのうのかみなり、すごくこわかった。自然災害に弱い、ほうほうほでした