万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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0170 柿本人麻呂

2006-06-19 | 巻二 挽歌
或本歌一首

嶋宮 勾乃池之 放鳥 人目尓戀而 池尓不潜

嶋の宮 まがりの池の 放ち鳥 人目に恋ひて 池に潜かず


或る本の歌一首

「島の宮にある、勾(まがり)の池に、放たれた水鳥。人目を恋しがり、池に潜ろうともしない」

●放ち鳥:翼を切って池に放して飼う水鳥