万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

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0160 持統天皇

2006-06-09 | 巻二 挽歌
一書曰天皇崩之時太上天皇御製歌二首

燃火物 取而□而 福路庭 入澄不言八面 智男雲

燃ゆる火も 取りて包みて 袋には 入ると言はずやも 智男雲



一書にいわく、(天武)天皇が崩御したときの太上天皇(持統天皇)の歌二首

「燃え盛る火を、包んで袋に入れることも可能だというのに。□□□」

●“智男雲”の訓読が難解とされる

●第四句が字余りなので、末尾の「面」を終句に移して『―/入澄不言八/面智男雲』とする(「面智男雲」は「もちをくも」と訓む)説もある