笛吹きひゃらりのひゃらひゃら日記

器用貧乏系OLひゃらりが平穏な日常の中でフルート吹いたり歴史に夢中になったりしている日記です。

フルート個人レッスン第6回目の件

2011-01-27 21:47:48 | フルート【お稽古】
昨日は今月3回目のフルートレッスン。
今回家で練習する時間がいつもより若干少なめだったので、
ちょっと心もとない気持ちでお教室へ向かいました。

まずは毎度おなじみ半音ずつのロングトーン。
楽器の出せる最低音Cから最高音Cまでみっちりやるのがデフォルトなのですが…
「イチバン高いところやイチバン低いところのロングトーンって、苦しいでしょう?」
うんうん。
「それはね、高いなーとか低いなーとか思ってるから、
『歌う』キモチがおろそかになってるんだよね」
「息を吹き込めればいい、音が出ればそれでいい、だと、よくないよ」
「ハードな音域でも得意な音域でも、『歌う』キモチで吹いてみて。
たとえロングトーンであっても、『歌う』ように。ね。」
「得意な音域から5音くらいずつゆっくり繋げて吹いてみると、少し感じがつかめるかな?」
いつものメニューであっても新しいことを教えてくださるセンセは、すごいなぁ。

続いてタファネル&ゴーベール【毎日の練習】1番&2番。
おじさんのお散歩を意識しながら吹いたら、リズムを崩さず1番まるっと吹くことができました!
「うまくなったねー!」
なんて褒めてもらちゃったりして嬉しいぞ。
「慣れてきたら、テンポよくやってみたりゆーっくり丁寧に1音1音キレイに出すことを意識して吹いてみたり、
いろんなバージョンで試してみてね。
おじさんだってスタスタ歩くときばっかりじゃないだろうし。」
たしかに景色を楽しみながらのんびりお散歩することもあるよね!
…すっかりおじさん奏法が定着しつつある師弟でございます…
1番と同じくらい2番も音譜を追うことができるようになったら、
3番にもトライしてみよっと。

お次はアルテ。
前回からの持ち越し、5課の最後のエチュードである5-8からです。
この曲はアレグロのスピードの中で細かいタンギングが出てくるのが悩み。
前回もイケてないタンギングのせいで合格できなかったという苦い思い出があります。
というわけでタンギングについてセンセからのアドバイス。
「楽器始めたばっかのころ、タンギングを『トゥトゥトゥ』って習ったでしょう?」
うんうん。
「あれが間違いのもとです」
Σ( ̄□ ̄;)
「そもそも、この本はガイジンさんか書いています」
そっすね。アルテさんはフランス人。
「フランス人の『トゥートゥー』と日本人の『とぅーとぅー』が同じわけがない」
…確かに!
「フランス人やイギリス人は、日本人と比べて舌先で子音を操ります。
母音と子音ががっちり組み合わさっていて舌の中央で子音を扱う日本語は、ヨーロッパ言語と比較して明らかに異質」



「だから、日本語の感覚で『とぅーとぅー』でタンキングしていると、
レスポンスが遅くなるんだね。判る?」
「息の流れを止めないでつかの間区切るぐらいのキモチでタンギングをするには、
『トゥトゥトゥ』より『ルルル』、もしくは『ディディディ』ぐらいのつもりで舌先を使ったほうがいいかも?」

なるほどー。
センセのレクチャーを受けて5-8を吹いてみたら、前回のようなぶつぶつとしたタンギングにならなくて済みました。
わたしのように音楽的な理解の浅い生徒にもわかりやすい説明ができるセンセの教え方、本当にすごいです。
ともあれ、5-8上がりー。
2週間越しだったので、うれしさひとしお。

そのまま6課に突入です。
一つ目の2重奏エチュード、6-6は8分の6拍子。軽快なリズムが身上です。
なので習ったばかりの軽やかなタンギングを心がけつつ吹いてみました。
らったった、らったった。8分の6拍子だいすきー。
ありがたいことにこちらは1回でクリア♪
二つ目のエチュードは6-9です。
これはタンギングのほかにもスラーとかスタッカートとか、いろんな『音の区切り方』をてんこ盛りにした曲。
教則本の曲なので、取りこぼしなく、ひっかけにも負けず、きちんと吹けなくてはいけません。
…いけません、が…
できないんだなぁ(ノД≦。)
どうやらわたしはスラーじゃないところでスラーしてしまう傾向があるようです。
「次回はそこに気をつけて吹いてみようね」
ってなわけで、今回も持ち越しになってしまいましたー。
ぐすん。