なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

宗教の雑誌を読んでもらうのは難しい

2008年06月11日 02時11分09秒 | 一般記事
例え話です。

ある同僚が大の釣り好きで、週末には釣りに行き、釣りの月刊誌を買って昼休みによく読んでいます。

あなたは釣りに関してはあまり興味がありません。

同僚は釣りの雑誌を読むように勧めますが、読んでもほとんど意味が分からない上に、もともと興味もないのでおもしろいとは思いません。

あなたが釣りに興味を持って欲しいと同僚が思うなら、実際に釣りを経験してもらい、おもしろさを実感してもらうのが一番です。


こんな例え話をエホバの証人の雑誌配布に当てはめると、ただ単に雑誌を置いていくだけでは、読んでもらうのはなかなか難しいのではないか、と思います。
かといってどうしたらいいのか、と聞かれても気の利いた答えは出せませんけど。

ありがとうございました。

2008年06月09日 01時26分35秒 | 一般記事
多くのエホバの証人は集会後に「ありがとうございました」と挨拶を交わします。

プログラムを扱った人には「割り当てありがとうございました」、注解した人には「注解ありがとうございました」のように言いますが、ただ出席しただけの人にも「ありがとうございました」と言います。

職場での「おつかれさまでした」と似たような感じで、特に深い意味はなさそうです。

不思議な挨拶ですけど、便利ですよね。

このブログを見て、つまらんと思っても、コメントするまでもないと思っても、ひとこと「ありがとうございました」と書いてもらうと「大変うれしく思います」。
コメントクレクレみたいな記事になってしまいました。

戦争のない世界がいつの日か実現しますか

2008年06月08日 23時18分15秒 | 一般記事
1994年発行のブロシュアー「戦争のない世界がいつの日か実現しますか」が、なぜか手元になかったので入手しました。


国際連合の「平和の像」が表紙を飾り、国連広場の「イザヤの壁」が裏表紙を飾っています。

ちなみに、「啓示の書の預言」の本では「緋色の野獣」が国際連合を意味していると書かれています。


2ページより。
このブロシュアーの引照聖句はすべて,特に注記がない限り,ユダヤ人出版協会の学識者による,現代の「タナッハ聖書新訳」(1985年)から取られています。

なぜか、「新世界訳聖書」ではなく「タナッハ聖書新訳」が主に引用されています。


7ページより。
成就―西暦前607年(大半の世俗の年代学によると,西暦前586年)

「大半の世俗の年代学」ではエルサレムの荒廃が西暦前607年ではないことが記載されています。


挿絵が1枚(祭壇の絵が1図)しかありません。他はすべて写真です。この手の出版物によくある「楽園の絵」がありません。


そして、引用文献の一覧が裏表紙に、著者・発行年・ページと共に記載されています。

他の出版物で「ある百科事典では」「ある著名な学者は」のように出典元を明記しないことが多いので、この点では印象が良いです。


とりあえず軽く目を通しただけですので、後でじっくり読んでみたいと思います。

悪魔は人間の心を読むことができますか

2008年06月07日 23時35分56秒 | 一般記事
巡回監督が「サタンは人の心までは読むことができません」と言っていたのを聞いて、聖書にそんなこと書いてあったかなと思い、ライブラリーで調べてみました。

2003年6月15日号のものみの塔 30ページ「読者からの質問」で「悪魔サタンは,人の思いを読み取ることができますか。」という記事がありました。
発行当時、読んでいなかったのか記憶にすらありませんでした。

全文を転載します。

断定はできませんが,サタンも悪霊たちもわたしたちの考えを読み取ることはできないようです。

サタンを指して用いられる描写的な名を考えてみてください。サタン(抵抗者),悪魔(中傷する者),蛇(欺く者を指す表現),誘惑者,偽り者と呼ばれています。(ヨブ 1:6マタイ 4:3ヨハネ 8:44コリント第二 11:3啓示 12:9)これらの描写的名称はいずれも,サタンに思いを読み取る能力があることを示唆してはいません。

それとは対照的に,エホバ神は「心を調べる方」と描写されています。(箴言 17:3サムエル第一 16:7歴代第一 29:17ヘブライ 4章13節は,こう述べています。「神の[エホバの]み前に明らかでない創造物は一つもなく,すべてのものはその目に裸で,あらわにされており,この方に対してわたしたちは言い開きをしなければなりません」。また,驚くまでもありませんが,エホバは,心を調べる能力をみ子イエスに授けました。復活させられたイエスは,こう述べています。「わたし[は]腎と心を探る者である……。そしてわたしは,あなた方一人一人にその行ないにしたがって与えよう」。―啓示 2:23

聖書は,サタンが人の心と思いを探ることができるとは述べていません。これは重要な点です。使徒パウロが,クリスチャンは「[サタン]の謀りごとを知らないわけではない」と断言しているからです。(コリント第二 2:11)それで,サタンにはわたしたちの全く知らない並外れた能力があるのではないか,と心配する必要はありません。

とはいえ,これはわたしたちの敵対者がわたしたちの弱さやもろさを見抜けないということではありません。サタンは非常に長い間,人間の行動をよく観察してきました。思いを読み取れなくても,わたしたちの行動パターンを識別し,追い求めている娯楽を観察し,話している事柄を聞くことはできます。わたしたちの表情やそぶりからも,思考や感情を知る手掛かりを得るかもしれません。

しかし全般的に見れば,サタンが用いる計略は,エデンの園で用いたのと同じもの,つまり偽り,欺き,誤った情報です。(創世記 3:1‐5)クリスチャンは,サタンに思いを読み取られないかと心配する必要はありませんが,サタンがクリスチャンの思いにどんな考えを入れようとするかには確かに気を配るべきです。サタンの狙いは,クリスチャンの「思いが腐って真理を奪い取られ(る)」ことです。(テモテ第一 6:5)サタンの世が,思いを腐敗させる情報や娯楽をあふれんばかりに広めているのも,不思議ではありません。クリスチャンは,その猛攻撃に抵抗するために,「救いのかぶと」をかぶって思いを守らなければなりません。(エフェソス 6:17)聖書の真理で思いを満たし,サタンの世の不健全な影響力を持つものとの不必要な接触を避けるのです。

サタンは侮りがたい敵です。しかし,サタンや悪霊たちにおびえる必要はありません。ヤコブ 4章7節は,「悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば,彼はあなたから逃げ去ります」と保証しています。この助言に従うなら,イエスと同じく,サタンは自分に対して何の力もない,と断言できるでしょう。―ヨハネ 14:30

統治体が謙虚にも(?)「断定はできませんが…できないようです」と書いているのですが、巡回監督は「サタンは心を読むことはできません」と断言していました。

出版物に「…のようです」と書かれている場合は、はっきり確定しているわけではない、ということです。

ですが信者にとっては、統治体が言っているんだから正しいに違いない、と解釈されるようです。書籍研究でも、本文に「…かもしれません」と書いてあっても、出席者は「…です」と注解します。


話が脱線しましたが、全世界を邪悪な者の配下としているサタンが(ヨハネ第一 5:19)、そして霊の体を生殖能力のある人間の形に変化させることのできる悪霊が(創世記 6:1-4)人の心を読むことができない、というのは興味深い記事ですね。

神に祈ることはできても、サタンに祈ることはできませんし、「サタンよ,離れ去れ!」と心の中で叫んでも意味がない、ということです。


今回のブログは特にオチや感想はありません。(いつものブログでもありませんけど。)

ちなみに、このキモイ挿絵は「あなたも神の友になれます」の14ページをスキャンしました。

エホバの証人が仕事を選ぶには

2008年06月06日 22時56分14秒 | 一般記事
エホバの証人が全時間の仕事を探す場合、さまざまなハードルがあります。

全時間の仕事というのは、正社員などのことを指します。
毎月70時間ほど布教活動をする「正規開拓者」のことを全時間宣教者などと呼びます。開拓者の多くはパートの仕事などで生計を立てています。


で、全時間の仕事の話に戻しますが、まず週3回の集会に出席しなければいけません。
一つの会衆で一つの王国会館を使用している場合、集会の標準的なスケジュールは日曜日が午前、火曜日と木曜日が夜の7時位から、となっています。

ですから夜に集会のある日は6時位に帰ることができる仕事、ということになります。

他の曜日にやっている他の会衆の集会に出席することもできますが、なるべく自分の会衆の集会に出席するよう勧められています。


次に、野外奉仕(布教活動)に最低でも週一回は参加するように提案されているので、会社の休みの日を利用して参加することになります。


さらに、仕事の内容が政治的・宗教的だったり、ギャンブル・不道徳に関係するものだとダメですので、仕事をよく選ぶ必要があります。


こうしたことを考えると、エホバの証人が全時間の仕事を選ぶのはなかなか難しい、と感じます。
全時間の仕事をしながら週3回の集会に出席し、奉仕も定期的に参加している人はとても大きな犠牲を払っている、と言えるかもしれません。

さらに、年金など各種の税を人並みに支払うことによって、パートの開拓者よりは「上位の権威」に服している、とも言えます。


協会の出版物や大会のインタビューなどで全時間の仕事が「神を第一にしていない」「貴重な時間を無駄にしている」などと言われることがあります。

ですが、人それぞれ事情があり、できることとできないことがあります。

最近の「開拓至上主義」にうんざりしているので、こんな記事を書いてみました。

地が楽園となり、人間が完全になる

2008年06月04日 21時26分12秒 | 一般記事
聖書は,神がこのような変化を地上にもたらされることを教えています。

「神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない」。―啓示 21:4

『足のなえた者は雄鹿のように登って行く』。―イザヤ 35:6

『盲人の目は開かれる』。―イザヤ 35:5

『記念の墓の中にいるものがみな出て来る』。―ヨハネ 5:28,29

「『わたしは病気だ』と言う居住者はいない」。―イザヤ 33:24

『地には穀物が豊かに実る』。―詩編 72:16


ところで、人間が完全になると最初のアダムとエバのように裸でいても恥ずかしくならなくなるんでしょうね。

地球が楽園になって、みんな歓喜にあふれている様子

楽園の光景

2008年06月04日 20時45分35秒 | 一般記事
エホバの証人は、この地球がまもなく「楽園」に変わると信じています。

子供向けのブロシュアー(小冊子)「地上での生活を永遠に楽しんでください」の49節を引用します。

わるい人びとがみなころされてしまったあとは,もうだれも死ぬことはありません。やせいのどうぶつさえも,きけんではなくなるのです。みんなが永遠に,しあわせにくらします。―啓示 21:4イザヤ 65:25詩編 37:11,29

イザヤの聖句を読むたびに思うんだけど、わらを食べるライオンとか、塵を食べる蛇はあまり見たくないなぁ。

食物連鎖はなくちゃっちゃうの?ライオンはウマみたいな歯になるの?
ところで、ライオンを見ている女の子、パンツ見えてますよ

偽りの宗教の終わりは近い!

2008年06月03日 13時33分23秒 | 批判的意見
インターネットで調べ物をしていたら、2006年の「王国ニュース」について書かれていたブログを発見したので、ここでも紹介します。

第37号「王国ニュース」の主題は「偽りの宗教の終わりは近い!」で、2006年10月16日~11月12日に配布されました。(ウェブ版はオフィシャルサイトで閲覧できます。)

そのキャンペーンについては、2007年9月号の「王国宣教」でこのように報告されています。

わたしたちは,昨奉仕年度,幾つものキャンペーンを楽しみました。「偽りの宗教の終わりは近い!」と題する「王国ニュース」第37号を用いた特別な活動では,偽りの宗教や真の宗教についての説明に心を動かされ,聖書研究を行なうようになった人に関する非常に多くの報告が支部に寄せられました。「王国ニュース」第37号は,日本全体の約4世帯につき1部の割合に当たる,1,198万5,271部が配布されました。

僕もこのニュースを配布したのですが、「なんでこんな気味の悪いビラを配らなくてはいけないのだろう」と思ってました。
周りの人間は「統治体は、何か考えがあってそうしているに違いない」みたいなことを言ってました。


「自分の教義の説明をするよりも先に、他の宗教をディスることを優先するのがすごい。」(ディス=dis=軽蔑する;非難する)

とブログで書いてありますが、まさにその通りですね。
現在「書籍研究」で使っている「啓示の書」もそうですが、自分たちに不都合な過去はそっちのけで、国連や他の宗教を批判しているんですよね。

エホバの証人が真の宗教なら、「終わりの日」にエホバ神が偽りの宗教を滅ぼしてくれますから、すべてを委ねればいいのです。
私たちは平和を求めているのであって、復讐はエホバのものだからです。
ローマ 12:17‐21 などを参照してください。)
過度に他の宗教を批判する必要はありません。


ところで、このビラの「真の宗教を見分ける方法」が興味深いですね。

真の宗教は……

■ 神の言葉を信じます: 「伝統」や「人間の命令を教理として」教えるのではなく,真の宗教の教理は神の言葉 聖書に基づいています。(マタイ 15:6‐9)なぜでしょうか。「聖書全体は神の霊感を受けたもので,教え,戒め,物事を正し,義にそって訓育するのに有益」だからです。―テモテ第二 3:16

「伝統」や「人間の命令を教理として」教える宗教は「真の宗教」ではありません。

そのような宗教には注意する必要がありますね。

ハルマゲドンの光景

2008年06月02日 23時31分35秒 | 一般記事
エホバの証人は、この世界が神によってまもなく滅ぼされ、忠実なエホバの証人だけが生き残るという確信を抱いています。

「永遠の命に導く知識」の19章6節を引用します。

エホバ神は間もなく現在の邪悪な事物の体制を滅ぼされます。世界は,聖書がハルマゲドンと呼ぶものに急速に近づいています。この言葉から,戦い合う諸国家がもたらす核による大破壊を連想する人がいるかもしれませんが,ハルマゲドンはそのようなものではありません。啓示 16章14節から16節に示されているとおり,ハルマゲドンは「全能者なる神の大いなる日の戦争」です。それは,「人の住む全地の王たち」もしくは諸国家を巻き込む戦争です。エホバ神のみ子,つまり任命された王は,程なく戦場に乗り進まれます。その戦争の結末について疑問の余地は全くありません。神の王国に敵対し,サタンの邪悪な体制の一部になっている人は皆,除き去られます。エホバに忠節を尽くす人だけが生き残るのです。―啓示 7:9,14; 19:11‐21

僕が子供の頃、母親からこのようなことを教えられていました。
「ハルマゲドンの直前に、集会でどこに避難すればいいのか指示されるの。だから集会を絶対休んではいけないのよ。」
「もうすぐハルマゲドンが来て、この世はすべて滅ぼされてしまうのよ。生き残った人は滅ぼされた人の死体や瓦礫を片付けたりするの。」

このほかにもいろいろ教えられましたが、すごく恐ろしいことがこれから起こるんだな、と思った記憶があります。

それから20年以上経っていますが、ますます終わりは近いようです。

「終わりの日」が明日来るのか、何十年後、何百年後に来るのか分かりませんが、何十年も士気を鼓舞して励んでおられる開拓者の方は、ある意味尊敬に値しますね。

そこまで情熱を傾けられる、その熱意だけは(他の分野で)見習いたいものです。

温暖化 地球の危機?

2008年06月01日 19時55分14秒 | 一般記事
目ざめよ!2008年8月号は「温暖化」の記事です。
映画「アース」みたいな表紙ですね。

この記事の MP3/AAC はダウンロードできます。

このリンク先のように、「selYearMonth」を値を変えるだけで日本語のページに「直リン」できます。どうぞマネしてください。

最近は JW.org で事前に音声がダウンロードできるため、雑誌が届くよりも前に内容が分かるようになっています。

この手の記事は、どこかのデータをいろいろ並べ、現在の地球の危機や将来についての不安を煽り、解決策として「地球がパラダイスになる」希望がある、というお決まりのパターンです。

「王国宣教」の雑誌の提供方法も大体予想が付きますね。


このような記事は「つまらない」と思うのですが雑誌を受け取っている一般の人、いわゆる「世の人」はどう思っているのか、と検索したところおもしろいブログがありました。

最後の「考えてみたのですが」のリストは興味深いですね。