白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

藤原俊成女

2013-09-28 | 公開書簡
あくがれて寝ぬ夜のちりのつもるまで月にはらはぬ床のさむしろ
浮き世をもあきの末葉のつゆの身にをきどころなきそでの月かげ
露はらふ寝覚は秋の昔にて見はてぬ夢にのこる面影
(藤原俊成女)


真木よう子がCMで諳んじる与謝野晶子もよいが、
この秋は、このひとの歌に、溜息をつくのもよかろうて。



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