白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

発光する夕刻

2010-07-27 | 日常、思うこと
うだるような暑さの中を、ほんの僅かの湿り気と 涼しさを含んだ風が吹き抜けていく、 発光する夕刻。 春日を歩き、本郷を歩き、銀座を歩き、 指先じんじん、触・障・振・震、ときおり雨降る。 幸いにして、今宵は月夜。 「古き寺、古き社、神の森、仏の丘を掩うて、  いそぐ事を解せぬ京の日はようやく暮れた。  倦怠るい夕べである。消えて行くすべてのものの上に、  星ばかり取り残されて、それすらも判然とは . . . 本文を読む