白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

失われた名前に

2008-10-12 | 日常、思うこと
名を呼べば、そこに存在が立ち上がって 生きはじめる、といいますね だから名が失われれば、もう呼びようがなくて 存在は失われてしまいます 永いあいだ 独語して呼びさましていた名前が 失われてしまった以上は もう二度とその名を呼ぶことはできません だから存在を立ち上げることももうできません だから あのひとは もう いないのです ************************* . . . 本文を読む