白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

雨の夜

2006-12-14 | こころについて、思うこと
緋色の大地に寝ころぶと 空から珊瑚が降りかかってきた 深く沈められた楓の葉が 太陽を包んでじりじりと焦げていた 胸に手を組み乗せて 安らかに 思い浮かべて微笑すると こころの奥底の温度のなかに まだなにも始まってもいないのが  はっきりとわかった ********************* ぼくよりも若い 大切なひとの 病の知らせや予兆を聞くと ほんとうにたまらなくなる たしかにぼく自 . . . 本文を読む