舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ポチ

2008-10-17 23:57:24 | カエル偏愛
表玄関には、数こそめっきり減ったとはいえ相変わらずかえるたちが住んでおります
うれしいことにどの子も訪問者ではなく定住してくれているようで、日中に住処を見るとかなりの確率で会うことができます。

住人(住蛙)のほとんどは「だいたい同じエリアで休んでいる」というスタイルなのですが、一人だけいつも完璧に同じ場所に戻ってくる子がいます。
我々はその子を「ポチ」と呼んでいます。
手摺のわずかな隙間から顔だけ出している姿が、犬小屋から顔をのぞかせているワンちゃんのようだからですね。

ポチは夜になるとどこかに出かけている(たぶん捕物)ようですが、昼に見ると全く同じ場所に帰っています。
ただこの子、こんなふうに顔だけ出していることからも分るとおり、かなり臆病なように見受けられます。
もしかして過去に何か怖い思いをしてトラウマになっているのかしら.......。
私がデレデレに緩んだ顔で「やあ」とか言いながら近づいても、たいていの子は「また来たよ偏愛者」と思いながらも撮影などに付き合ってくれるのに、ポチだけはおびえた様子で後じさりしてわずかな隙間にすっかり隠れてしまうのです(たんに「変態キモイ」と思われている可能性が否定できないのが辛い)。

私は「かえるの心身に悪影響を与えない」がモットーの偏愛者ですので、ポチの反応にいたく心を痛め、それ以来どんなに可愛らしいと思っても必要以上に近寄らないようにしています。
潔く退くのも愛の形です。

しかし今朝ポチの姿を見つけ、ついうっかり魔がさしてにじり寄ってしまったんですが(←「潔さ」はどこへ)なんとポチはおびえる素振りも見せず動かないでいてくれたのです
いよいよキモいけれど害は加えないという事実に気づいてくれたのでしょうか

だとしたらこの引っ込み思案なポチともいつかはうちとけられる日がくるかもしれません。
まあ、臆病ってことはそれだけ天敵に見つからず生き延びる可能性も高いし、たとえ私と分り合えなくてもこの場所を気に入ってまた来シーズンに戻ってきてくれればそれでいいと思っております

今年かえると合えるのももうあとわずかの間でしょう。
かえるたちとの貴重な交流の時間を大切にしたいと思います

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