舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

黒執事

2008-10-18 03:56:22 | 徒然話
日々の癒しであった『アンティーク』が終わってしまって木枯らし吹きすさぶ私の心を満たしてくれたアニメ、それが『黒執事』です。

黒執事はTBSで毎週金曜午前2時10分からやってます。
午前2時3時というのは私にとっては深夜でもなんでもなく、翌日仕事さえなければまだまだ3時間はいける時間帯であり、なおかつ私の好きなタイプのアニメはだいたいこのくらいにならないと放映されません。

ともかくこのアニメ、完全に私の好きなタイプです。といってもアンティークとはツボの種類が違いますが。そもそも私はアニメのストライクゾーンがそうとう広いですし(だいたい黒執事は一般的に『カウボーイビバップ』を聖典とあおぐ人間が好むアニメじゃない気が)。

黒執事がツボなのは何と言ってもその世界観!!建物!!小道具!!特にその服装ーーー!!!!
私は昔からヨーロッパ(特に英国)のクラシカルな物に惹かれる傾向があり、ロンドンの石畳など歩こうものならびしばしとデジャヴを感じてよろめいてしまうほどです。
このアニメは見事に昔の英国のスタイルを踏襲(といっても建物は古いほど価値があると考えられるお国柄ですから、21世紀の今でもロンドンの中心街でこういう建築物に出会えるんですけどね)。

しかも素晴らしいことに服装は完全なる当時の再現ではなく、現代のゴシック目線から見たクラシック=ラフォーレの地下とかマルイヤング館の中層階にありそうなモノばかりなのです!!!
今日の放映で出てきた坊っちゃんの装いなど、セットでそのまんまああいうお店にあってもなんら不思議はありません。

こんな素晴らしい『黒執事』を世の中のレイヤーさんが放っておくはずがありません。じっさい、私もこの作品の存在を某コスプレ雑誌のレイヤーさんを見て初めて知ったくらいです。
絵も見ていないうちから「こ、こ、このコスプレはァァァ!!!」と運命を感じ、ほどなくしてアニメ化を知り、第一回放映であえなく陥落したのでした。

作中にも萌えのツボが余すところなくちりばめられています。
第一に『黒執事』のタイトルにもなっている主人公のセバスチャン様。英国の名門ファントムハイヴ家の当主に仕える執事なのですが、いやもうこの人のスーパー執事ぶり、最高です。
完璧な味の紅茶をいれるなど序の口、料理人より遥かに旨い料理を作り(てかこの屋敷の料理人が料理してるとこ見たことないぞ)、広い屋敷でたった一人采配を振るいながら(というよりほかの使用人がまったく使えない)、坊っちゃんの身の回りのお世話も非の打ち所がありません。夜会のためのダンス教師役だってこなします。
さらにその坊っちゃんが誘拐でもされようものなら単身で追跡し、犯人の屋敷に乗り込んで敵を執事らしく食卓のシルバー(ナイフとかね)をぶっ放して敵に突き刺しまくって主人のお迎えにあがります。
す、素敵だ。惚れてまうやろ~~。さすが人間ではないだけのことはある。

彼の仕えるファントムハイヴ家当主・シエル坊っちゃんも良いです。
12歳のくせにめたくた尊大でシルクハットとステッキとか持ってるところがたまりません。
しかしこの坊っちゃんの場合、名家の当主である上天才実業家でもあるのですから、どんなに偉そうだっていいのです。むしろ美少年のビジュアルであの唯我独尊な口ぶりなのが良いのです。
偉そうなくせにセバスチャン様に甘えっきり(フリフリの服を着せてもらう、「命令だ」とか言い放ちつつも自分が眠るまでそばにいろとか言う、など)なのも素敵ですね。

あとファントムハイヴ家の家令・タナカさんを忘れてはなりません。
なんたって声がカレセン界の神(と私が勝手に呼んでいる)おヒョイさんです。
この人の場合、生物としての生存形態がおそろしく謎ですが(短時間しかシリアスバージョンを保てないという、のりまきセンベエさんみたいな生態)、まあこの声を聞いてるだけで私は幸せです。
しかも今日はしっかりシリアスバージョンを拝見できました。家令を絵に描いたような(←当り前である)完全に私好みの老紳士で癒されました。

ほかにも眼鏡で長髪でセバスチャン様に惚れぎみのダメ執事・グレルさんなど、出てくるキャラクター誰も素敵です。
また「原作買いたいアニメ」が増えて危険きわまりないです。どうしましょ。

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