舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

京洛物産展

2008-11-19 02:03:15 | 美食礼讃
今年もまた、京洛で享楽の一週間が始まってしまいました

しかしなんで京都にはこんな旨いものばっかり集結しているのでしょう。
私はお肉や揚げ物など男子学生の好みそうな食べ物が好きなイメージがありますが、本当は繊細なつくりで味も彩りも上品な野菜中心の料理も大好きです(←たんに守備範囲が異常に広いだけだろう)。
ですから京都の物産展に参りますと、普段の物産展で買うもの(例:ステーキ弁当)とはまったく異なる品を好んで買い求めております。

思えば中学高校のころ修学旅行で京都に行ったときも、食べ物に歓びを見出していた気がします。
中学の時は(毎晩毎晩「もう帰りたいよお」と電話で家族にこぼしていたほど嫌だった修学旅行でしたが)愛する八つ橋がなんと皮だけで売られているのを発見し、皮フェチ(←いつにもまして怪しい響きだな)の私としては無視するわけにもいかず予算の許す限り買い占めたところ、皮だけだと恐ろしい重量になることをいっさい考慮していなかったせいで米袋を運んでいるような状態になり、さらに賞味期限についてもまったく失念していたため、それだけ大変な思いをして運んできたのにけっきょく全部は食べきれませんでした。
自分のことですから遠慮なく言うけど莫迦です。メルトダウンしそうに莫迦です。

しかし如何せん莫迦なので3年も経つとスッカリ学習したことを忘れてしまいます。
そう、高校の修学旅行でもやらかしちゃったんですね。
今度の舞台は湯豆腐屋でした。
もう昼食で出たあまりにも美味すぎる湯豆腐に理性がぶっ飛び、店を去るさい発作的に売店に駆け込み、豆腐とタレを家までクール便で送りました。
母には「こんな高い豆腐とタレがあるかー」と怒られましたが(※当然である)、当時はクール便の値段が幾らくらいかまったく知らなかったのです。
クール便の値段は今もあんまり知らないけどさ(笑)。まあしかし、豆腐一丁が100円前後で買えることを思ったら、どんな値段だって高いわな。

そういえば私は豆腐に対して理性がぶっ飛ぶ傾向があり、大学の下宿時代にも地元では見たこともないような高級豆腐を発見して発作的に買い求め(←またかよ)、あろうことか絹ごし豆腐を麻婆豆腐にぶち込んでしまいました
.................私が早々に自炊をやめたのは賢明だったやもしれぬ。


あああ、自虐ネタはもういい。自分で書いてて清水の舞台から飛び下りるべきか本気で悩んでしまいそうです。
今日は京都物産展の話でしたね。


今回ハマったのは「とり松」のばらずしです
四角い箱一杯にかまぼこや椎茸、錦糸卵などがちらし寿司のように彩り良く散らしてあるのですが、その色彩がすばらしく上品なのです。
同じかまぼこや紅生姜でも色がまったく違うのですね。なんとも雅やかな色合いで、それだけでも食欲をそそります。

それに加え、このお寿司には鯖のおぼろが挟まっているというのに、魚嫌いの私にも魚っぽさがいっさい感じられません。
これは本当に凄いことです。何せ私は魚が苦手で、鮭や鮪などの比較的好きな魚でさえよほど鮮度が高いものを注意深く調理していなければ臭いが鼻についてしまって食べられません。鯖などの青い魚などもってのほかです。
こんな私が美味しくいただけるのですから、ひとえに味付けの妙技といえるでしょう。

あまりの美味しさに今回は立て続けに食べています(笑)。
1人前は色だけでなく量もとてもお上品なので、いつも1.5人前にしようかどうしようか悩みつつ、ついついその勇気が出ません。
でも明日は最終日だし、思いきって買っちゃおうかしらん。

ほかのものはいつもと同じですね。
絶対に外してはいけないのが生ういろうです。
いろんな種類が出ているけれど、オーソドックスな白ういろうの上にうぐいすや小豆などの豆が乗っているものが一番好きですね。
京都の生ういろうは普通のういろうより軽くてプルンとしている食感が好きです

あと、さつま揚げも好んで買ってます。
こちらも非常に軽い食感で、こないだ初めてトースターで焼かずに冷蔵庫から出したままを食べてみたところ、冷たくても新鮮な美味しさでした。
ただ好きな種類が早々と売り切れてしまうことがあるのが問題ですね。
明日も我々のお気に入りの品は少ししか出さないと聞いたので、今日のうちに予約しておきました。

まるっきり食べ物しか見えてないかと思いきや、そうではありません。
今回マミちゃんはついに前々から欲しいと思っていた和柄のお裁縫箱をゲットしました
マミちゃんの和柄の好みはほとんど白人のそれなので、彼女の好きな柄と出会うのに苦労しました。

ちなみにマミちゃんは和柄だけでなくあらゆる好みが白人女性っぽいらしいです。だからハワイとか歩いてるとしょっちゅう白人のレディに呼び止められ、「とても素敵なドレスだわ」「そのバッグどこで買ったの?」などと言われます。
日本人でもハワイ人でもなく白人なのは、いったいどうしたことなのでしょうね。不思議でなりません。

ついでに彼女は白檀の細かな木片も少しだけ買い求めました。燻してお香にするものではなく、小さな袋に入れて持ち歩くためのものです。
マミちゃんは白檀の薫りが大好きで、扇子も持っていたりします。このへんが匂いを「いい匂い」「悪い臭い」「ハワイの匂い」の3種(←どんな区分だ)にしか分けない私との大きな違いですね。


なんだか私ばかり食い意地に走っていて、マミちゃんは風雅を理解する人間みたいになっちゃったな(笑)。
私の場合、京都の物にはカエルグッズが無いという深刻な問題があるため、食い意地方面ばかりに走らざるを得なかったという哀しい事情もあるのですが...。
京都物産展でカエルを見かけた方はどうぞご一報ください

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