舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

東女Point of view

2008-04-25 03:37:14 | 徒然話
今日の読売レッスン前に、東武地下のお惣菜屋さん「オーベルジュ」で偶然東京女子大の先輩にお会いしました

私の方が先に気がついて「お久しぶりです!覚えてらっしゃいますか東京女子大の」と声をお掛けしたところ、「ああ!覚えていますよ」と(なぜかフラの振り付きで)おっしゃってくださいました。

続けて先輩がおっしゃったのは、「こないだグアムに行ったのだけど、ポリネシアの辺りって」
...と来ればポリネシアのダンスの話があとに続くものと、たいていの方は思うかもしれません。
しかし実際に展開されたのはこんな話:


先輩「ポリネシアの言語ってずいぶん日本語に近い音なのね、必ず母音がついているし」
ラ「そうなんですよ、日本語と語源が同じという説もあるくらいで」
先輩「ポリネシアは平和だから母音が多くて口を開けっ放しで話せる言語なのよね、これが砂漠の言語だと口に砂が入ったりするからそうもいかなくて子音が多いんだけれど」
ラ「そうですよね、アラビア語なんてd系の音だけで3つだかありますものね、しかも砂漠の中で数十m離れて喋ってもしっかり聞こえるらしいですよ」


うわあ、なんでしょうこの言語フェチ世界にドップリ浸かったマニアックなやりとりはッ。
これが出会って十秒後にいきなり始まったわけですから、現場に居合わせたオーベルジュのお姉さんも、この突然の展開にさぞ驚かれたことでしょう。

しかしこれも東京女子大学の同窓生であればさほど不思議ではない話です。
もう少し時間があれば私だってハワイ語は世界で3番目くらいに音の数が少ない言語であるとか、「ん」音がない分日本語より完璧に「母音+子音」だけであるとかお話ししたいことはいくらでもあったのですが、ここは同窓会の席上ではないので諦めました(※同窓会では実際にこういう会話があちこちで展開される。皆さん専門分野が違うので、傍で聞いているだけで面白い!)。

それどころか在学中も、ハワイ研修のために或る授業を2回ほどお休みして帰国してみたら、壇上で研修の成果を話す羽目になったことがありました。
そこでハワイ語とフラの関係などを話し、「Hawai'i」の本来あるべき発音(waはむしろヴァに近く、二つのiの間には声門閉鎖音がある)を実演したところ、(とりわけ先生に)いたく喜ばれました。
その時はいろいろ話しましたが最もウケが良かったのがこの発音で、はっきり言ってHawai'iの正しい発音がこんなに喜んでいただけるとは思いませんでした。

東京女子大の先生方や先輩と話していて「私は○○に興味があります/××に取り組んでます」と口走ろうものなら、かなり深いところまで(しかもかなり的を射た視点で)質問をされますので、すごく楽しいのですがプレッシャーもあります。生半可な知識で知ったかぶれないんですよ。
でもまあ仕方ない。逆の立場なら私もそうします。だって東京女子大生の端くれだもの。

自分自身を顧みても、どうもわれらが東京女子大生は新しい知識を得るのにいたく喜びを感じる性質らしいです。
自らの親しんでいる分野ならよりディープに知りたいし、知らない分野に対してもできる限り見聞を広めたい。
そういう思いは誰しもあると思いますが、東京女子大生は特にその傾向が強く、しかもどうせだったらガッツリ掘り下げたいという気持がことのほか強い気がします。

義務教育は住んでる地域で強制的に振り分けられるので個人の性格など何の関係もないけど、大学までいけば各々自分で選んで入るのですから、ある程度共通した性質があってもさほど不思議ではないですよね。
僭越ながら、私が純然たるインスピレーションでこの大学を選んだのは決して偶然ではなかったと、同窓生の方にお会いするたびに思います。

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