舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

中東は黒装束で

2009-01-21 01:08:59 | おでかけ
ようやく先日の中東訪問の写真を現像することができました。もう、ほとぼり冷めまくっちゃって写真見てもどれがどこだかあやふやな状態です。
それでもおぼろげながら懐かしさを感じる写真の中から何枚かをご紹介して参りたいと存じます。


まずはこちらから...。
って誰だこの不審人物は。
私です。

何を隠そう(いや、我々を知る人ならおおかた想像の範囲内だと思いますが)今回の中東行きに当たり、我々はがっつり中東コスプレを持参いたしました。
母マミちゃんは素敵な場所に行く場合、「自分自身の服装と今いる空間がマッチしてないのは耐えられない」のだそうで、どこに行くにしても「どんな格好がベストか」ってとこから入る人間です(※一般的にいうTPOとは微妙に論点が異なります)。
ですから当然の如く中東に行く際は中東の民族衣装が必須アイテムなわけで、今回はアバヤ(黒ガウン)を各自2着用意いたしました。

1着は6年前のドバイ訪問の際にゲットしたもので、袖に刺繍が施され、お揃いの刺繍のスカーフもセットです。
こちらは既製品なのでマミちゃんのは微妙に異なり、彼女のは先端に房のついたフードがあるガウンです。

そしてもう1着がこちらの写真でも着ている代物で、こちらは日本で作って持って行きました。二人とも同じものを持っています。
とても大きくて深いフードがついていて、目深に被れば日除けにもなります。


日除けだけでなく、これを中東で着ることにはさらに有益な点がありました。
つまりモスクに顔パス(装束パス?)で入れるのです。

モスクはイスラムの施設ですから、観光客に開放している所であっても女性はスカーフなどで髪を隠すことを求められ、場合によっては貸与されるアバヤを着なければならないモスクもあります。
しかしこのMYアバヤさえあれば無問題。入り口で訪問者の服装をチェックしている人たちも至極フレンドリーに通してくれました。

いえ、それだけではありません。
バーレーンでアラビア半島最古のモスクを訪ねたときのことでした。
このモスクは今でも地元の人々が礼拝に使用しているため、観光客の立ち入りは禁じられているにも関わらず、我々は門番のお兄さんに「どうぞ」とか促されたのです...!!!

イスラムに激しく傾倒していた若かりし頃の私ならこれ幸いと入ってしまったにちがいありませんが、さすがにこの歳になればそのへんの分別もつき(?)、異教徒として入るのはマナー違反と思い諦めました。
いつかムスリムとして生まれ変わるか(←そもそもイスラムの考え方として生まれかわりってどうなのよ)、今生のうちに改宗する機会があれば是非とも入れていただきたいものです。

ともあれ、中東を旅する方はイメージの一致のためだけではなく、実用面においてもアバヤを一着持ってゆくと物凄く役立つことは確かです。
深めのフードならスカーフの被り方に苦労しなくて楽だけれど、どうせなら地元の美しい女性たちのトレンディな被り方を研究して試してみるのも一興です(※もちろん濃~い化粧でね)。
私もそのへん研究しました。どうやら中の土台(=髪の毛)からきちんとこしらえないとならないようです。
せっかく研究したことだし、今後は日本でも私服でアバヤを着ようかな(笑)。

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