舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2016 Hula on ASUKA II

2016-09-19 04:25:12 | おでかけ
しばらくイベントが続いていて書きそびれておりましたが、今年も客船「飛鳥II」で開催されるフラクルーズHula on ASUKA IIに参加して参りました
冒頭部分しか書けなかった昨年を反省して今年は全部書くぞ〜。


今年のフラオン飛鳥は、2年ぶりの横浜発着になりました。
神戸発着だとそれを口実に神戸食い倒れツアーをくっつけられるのが魅力的だけど、まあそりゃ近い方が楽だよね。
という事でスタジオを出発してから2時間かそこらで横浜中華街に降り立ちました。
たとえ神戸に行けなくたって食い倒れますよ。モチのロンで。


イベントなどで横浜に行く時は聘珍楼でランチするのが恒例化してます。
なぜ聘珍楼かというと、この中華料理店には私がウッカリすると我が子より愛でる勢いのあの愛しの両生類ちゃんを使った残虐メニューが無いからです。
料理が美味しいという事以上にこの事柄は重要なんだッ。無論、聘珍楼は味も素敵ですけどね。


今回は参加メンバーの中にご縁があり、そちらを頼って予約をお願いしたところ、




ちょ、なんか凄い所に案内されてしまったよ!?
もうだいぶ何度か来てるけど、こんな部屋に案内された事一度も無かったよ!?!?




な、な、なんだこの談合もとい接待にでも使いそうな部屋は。庭とか見えるぞ上階なのに




動揺し過ぎて、部屋を撮りたいが為に集合写真を撮ったのに、周りの景色を入れるのをすっかり失念してしまいました。
ああ、豚に真珠なる言葉の意味をこの時ほど痛感した事があったでしょうか。ヒンヒン。


私が豚化してしまうとリアル過ぎる事この上ないのでこのくらいにして、お食事を楽しみましょう。
もちろんお食事は普通のメニューです。普通でいいんだよ。私エビチリとか食べられたらもうそれで満足だよ。




子供にはこんな可愛らしいパンダまんがやってきました。パンダマンじゃないよ。パンダまんだよ。正義の味方ではなくて食べ物です。カタカナとひらがなでだいぶ意味が変わっちゃうね。
そ、それにしても、こ、こ、こんな瞳で見つめられたら食べられないよ。まあ食べましたが。




デザートまで美味しく頂いたところで横浜港に移動
おお、懐かしの飛鳥だ。5万トン台の船です。
5万トンって10万〜20万トン級がごろごろカリブ海をうろつくようになった今の時代には凄く小さく感じるけど、日本では最大であり、私はこのくらいのサイズがちょうど良いと思いますね。
というか、これ以上デカいと我々は船の中で迷子になる。確実に。




乗船手続が済んだら、早速船に乗り込みます。
恒例のウェルカムライヴも行われてました。
ただ今年はキナさんとカラニさんじゃなかった(泣)
代わりにハワイの方でナホクの新人賞を取ったらしいミュージシャンさんが演奏してました。





今年のウェルカムレイはこのすんごく懐かしい貝でした。12連くらいかな。
いやほんと、懐かしいよこの白い貝。しかもこの長さ、ホロクーかなんかでオールドファッションなフラを踊りたくなるねえ。イメージはひとつレナ・マシャードさんあたりでお願いします。
この貝、ウチも15年くらい前まではよく使ってたんですが、あまりにもポロポロ欠片が落ちて、舞台上で落ちると裸足で踏んだ時もう涙が出るほど痛いので、随分昔に使用をやめた貝です。
あ、でもこの時は靴履いてましたから安心です。

フラオン飛鳥は乗船時に必ずウェルカムレイを頂きます。
最初はククイナッツで、その色違いが何パターンかあって、貝とククイナッツのミックスだった年もありました。
リピーターの事を考えてか毎年違う物にしているのと、何とか造花だけは避けたいという心意気を感じます。
う〜む。造花を避けたい気持は非常に分るけど(←ステージ衣装で避けまくっている人w)、だったら毎回黒ククイでも良いのじゃないかね。ちょっと今年の白い貝のロングレイは、男性がしてると違和感満々だったわよ。




今年、飛鳥は25周年アニバーサリーという事で、至る所にそのデコレーションがありました。
エレベーターもこんな感じになってます。




荷物を置いてすぐ避難訓練です。
おお、横浜の海辺の景色は相変わらず美しい。




ちなみに我々の部屋にも窓は一応ついてますが、何せ一番安い部屋なので、救命ボートに遮られ景色は一切見えません(爆)。
安くたって良い部屋の人達と同じ食事やショーが享受できるんだから、文句言っちゃいけねえや(←なぜ江戸ッ子?それは祖母が月島の出身だからですたぶん)




避難訓練はそのまま出航パーティーに移行します。
ちなみに飛鳥では避難訓練の際にあの派手な救命ベストを着たりはしません。なのでそのままの格好でパーティーに参加できます。
デッキに出現するカウンターで、オレンジジュースまたはスパークリングワインを頂けます。
もちろん自主的にミモザる(=両方を混ぜ合わせてミモザというカクテルにする)事も出来ます。


たぶん、どこかでは生演奏も行われていたのだと思いますが、今年はキナさんとカラニさんもいらっしゃらないし、あまり混んでるエリアにいて去年みたいにいきなり割り込まれて恐ろしい思いをするのも嫌なので、混み過ぎてない所で至って平穏無事に出港シーンが見られて良かったです。
他のお客さん達が港に向かってテープ投げるのを見て、その都度歓声を上げたり、惜しいー!と叫んだりするのも楽しいです。
まあ今回は風が強すぎてテープ投げても船全体で2本くらいしか陸と繋げられなかったけどね。
あれ、意外と難しいんだよ。もちろん私も成功したためしが無いというか、片端を自分の方に残すのを忘れて全部アサッテの方にぶん投げたりしています。




初日はあまり大きなイベントがありません。
唯一イベントと言えるのはナニ先生達によるメレフラ・ライヴですね。




相変わらずNaniなナニ先生
ヘアスタイルも今様です。流石です。




ナニ先生だけでなくダンサーの皆さんもマナオラ・ルックで素敵です。
このミニワンピだと脚線美にハァハァ………ではなく、ナニ先生のステップのスタイルがよく見えて良いですね。
もちろんカホロクー時代から同じ路線なのですが、今はより華やかに、よりショー映えする踊り方に磨きがかかっています。
芯の部分は守りつつ、時代に合わせて柔軟に変わるべき所は変わってゆく…これぞフラの理想の在り方。最高に素晴らしいわ!!!




カネダンサーもなんだか今回は特にイケメン揃いですねぇ。
マナオラブランドのモデルさんとかも務めるから(少なくともゴールデンウィークのお台場ではダンサーさん達がモデルをやってらっしゃいました)、ヴィジュアル重視のキャスティングなのかしらん。




もっとも、フラ・ダンサーとしてのイケメンぶりで言ったらマナオラさんに勝る人はいません。
っていうかマナオラさんの進歩ヤバすぎる。「マナオラくんキタキタキターーー」と思った数年前(私ゃ当時お母様のナニ先生に「彼はまさしく踊るために生まれて来たんですね」と言ったものだよ)からめっきめっきと上達してゆく一方です。




まあとりあえずマナオラさんの踊っているときを切り取った画像をご覧くださいまし。
どこで切り取っても綺麗ざましょ(←どこのスネ夫ママだよ)。
これは本当に神経の行き届いた美しい踊り手だからこそなせるワザです。




加えて、豊かな表情にもご注目頂きたいと思います。
カメラで撮るとブレるほど速い曲を踊っていながら、表情はしっかり「語っている」。
いかにキャリアが長いと言えど、この若さのダンサーにはなかなか出来ない事ですよ。


さらに実際に踊っている所を見ると、かなり派手かつ速く動きつつも、身体の中心はピタリと動かない。これ、メッチャ重要&高難度です。


それともうひとつ、私がひしひし感じている事をバラしていいですか。
この方、絶対ロバート・カジメロ様から受けてる影響ハンパ無いよ。

まあここから先はあくまでも私の妄想(&母マミちゃんと盛り上がってる妄想トーク)なので話半分に聞いて欲しいんですがね。
ナニ先生がかつて率いていたナーレイ・オ・カホロクーと言えば女性のグループです(少なくともメリモとかで目立った活躍をしていたのは専ら女性ばかりです)。
ナニ先生は今年、ハーラウ・マナオラというご自身のグループをメリモに出場させましたが、それも女性だけでした(ちなみに、カヒコにはものすごくマナオラさんの匂いを感じましたが、アウアナは(敢えて?)カホロクー時代のスタイルを前面に打ち出しているように見えました)。

つまり、このグループにおけるカネのスタイルは、今まさにマナオラさんによって創られんとしている所なんじゃないでしょうか。
もちろんベースに在るのはナニ先生から受け継いだスタイルだと思います、しかし「このスタイルにおいてカネはこうあるべき・こうでなければならない」というモノは今のところ存在しない訳で、それがどういう形になっていくかは、完全にこの方にかかっているのです。

オラ、ワクワクしてきたぜ!!
いやもう、これをワクワクせずにいられましょうか、苦労して星柄の玉を7個も集めなくたって十分ワクワクできますよ。何が起きても気分はへのへのカッパだよ。

特にワクワクするのは、さっき言った元気玉…じゃなくて(いつまでドラゴン某ルネタを引きずるんだ)、ロバート様の影響をヒシヒシ感じる所です。
マナオラさん、たぶんロバート様のスタイルをそうとう研究してると思いますよ。でなきゃあんなにどんどん踊りが優雅に上品になっていきませんて。
優雅でありながら迫力もあり、紳士的でありながら色気もあって、ますます魅力的なカネ・ダンサーになってゆくマナオラさんに注目なのです。


つい長話をしてしまったので、初日の後半の話は巻きで行こうと思うの(←今更感!今更感!!)。






1回目のライヴの後はお食事タイムです。
今日は洋食の選択制ディナー。去年のメニューよりずっと美味しかったです。
というか、去年は神戸食い倒れの後で飛鳥に乗ったので、相対的に飛鳥の食事の評価が下がってしまったのかもしれん。すまんの。




メインは当然と言うべきか肉にしました。
コース料理なので、流石の私もこれくらいの量で良いです。




子供にはキッズディナーがあります。といっても大人用のを少しずつ入れた感じですね。




キッズディナーはパンが可愛いです。
ただ誰に似たのか(※気づけよ)食欲旺盛な5歳児は今バターロールにこれでもかとバターをつけて食すのがブームなため、ここでもヴィジュアル的な可愛さより実益を求めてバターロールを貪ってました。花より団子。




食後に再びライヴがありました。
ナニ先生のもう一人のお子さん、エイジアさんもソロで踊ってくださいました。
この方もますます上達する一方ですね。ナニ先生によると、向上心というか自覚が芽生えたのはかなり最近だそうですが、それにしてもここ数年でメキメキ魅力が増してます。
是非ともミスアロハフラに出場して頂きたいです。お兄さんの上達速度を考えたら余裕で間に合いますね。

クムのお子さんとして活躍している方は多くいらっしゃいますが、私は同属の端くれとして、彼/彼女らを見る目が必要以上に厳しいです(ついでに二世タレントや二世議員にも厳しいんですわ、T畑さん!?)。
そんな私が掛け値無しに尊敬してやまないのが、まさにこちらのご兄妹。
自分より遥かに若いけれど、この向上心・プロ意識は見習っていきたいと思っておりますわ。




そうそう、最後に毎度おなじみ(笑)Ka Uluwehi O Ke Kaiがありまして、そこでのマナオラさんも良かったです。
この曲はどうもねえ、三の線方向に行ってしまうダンサーが多いのだよ、それも上手さ故に笑いを取れるんじゃなくて、本人の意図しない所で面白くなってしまうという最悪のパターンね。
だからどうもメレフラでこれを踊るのも見るのも好きになれないんですが、マナオラさんはその悲劇(喜劇?)的な事実を知ってか知らずか、いつも以上に軽やかに上品に踊られるのです。

以前ナニ先生もこの曲をそういう感じでエレガントに踊っておられて、私はもう絶対メレフラじゃ気合い入れて踊らないぞ、軽くカッコ良く踊るんだい、と固く決意しました。
まあ昔からメレフラでは特にそう思って踊ってるんですけど、あのときから更に強くそう思うようになりましたね。

でも全身からドヤドヤと気合いをみなぎらせて自信たっぷりにメレフラ踊ってる方達がいらっしゃると色んな意味で引いてしまって出て行けなくなる私です。
そんな時は「あの自信は一体どこから来るのだろう」と答えの出ない事を考えながら舞台を見守っているうちにだんだん忘我の境地になりやがて宇宙が見えてきます。つい先日もそれで土星くらいまで到達しました。すいきんちかもくどてんかいめい。あ、もう冥王星は無いのか。プルートのためには残ってて欲しかったなあ。せつなさん。いやそっちのプルートじゃなくて。セーラー戦士じゃなくて犬の方ね。せつなさんも好きですが。




飛鳥のときは幸い宇宙へ行かずに済んだので、地に足をつけたまま夜食会場へ向かいました。
え?さっき食べたばかりの夕食はって??何の事でしょう思い出せない。


飛鳥クルーズは夜食が出ます。しかも毎晩内容が変わります。
これはさっき夕食を摂った事実を意図的に忘れてでもコンプしなければなりませぬ。
特にこの日はメッチャ美味しいピラフが出ました。2回はおかわりしました。


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