いや~、宇都宮の「餃子像」が見事にバッキリいっちゃいましたね~
もともと駅東のあの場所を使うことが少ないのでじっくり見る機会もほとんどなく、見る度に「何だこの曖昧模糊とした物体は」と不思議に思ったものです。あれが餃子の像(しかもあの女性のイメージはヴィーナス)だと聞いたときはホントおどろきました。だからあんな微妙なポーズを....。
にしても、いくら風化により新調案が出ていたり西口に厄介ばら....いえ移転することになったりしたといっても、持ち上げ方が杜撰すぎやしませんか、業者の人。
普通こういうものをクレーンとかで持ち上げるときはパッキングしてからやるだろう。しかも上空5cmで滑り落とすなんて、作業工程に問題がありまくったとしか思えません。
無神経で鳴らした(←鳴らすな)私でさえ、もうちょっと慎重に作業しますぜ。
というわけで「もうちょっと慎重に作業し」て作ったのが、こちらのオリジナル名札です。
先日めでたくスタート一周年を迎えた宇都宮のハイブリッジは、もともと広いスタジオに比例して人数が多いうえ、途中から入ってきた生徒さんもかなりいらっしゃるので、なるべくお互いに名前を覚えたいよねという話になりました。
そこで各自が名札を持ち寄ってレッスン時に付けることになったのです。
なのに例によって無神経な私は二週連続で持っていくのをド忘れ。
こりゃいかんと思いつつも、脳内では密かにオリジナル名札製作の野望を膨らましていたのです。
既製の円形や四角の名札を得意の極彩色イラストで飾り立てることは簡単です。
しかしそれだけでは物足りない。今回はどうしてもダイカット名札にしたくなりました。
そこで、昔から「いつかは使ってみたい」と思い描いていたプラ板キットを入手して製作することにしました。
これはB6サイズの厚紙状の板に油性ペンや色鉛筆で好きな絵を描き、好きな形にカットして一定時間オーブンで温めると、縮んでキーホルダーなどにもなるしっかりしたプラ板が出来上がるという便利グッズです。
てか、普通は小学生の作る物です。
私は自分が小学生いえ幼稚園児のころから「既成のパーツを決まった順序で組み立てて分りきった物が出来上がるおもちゃ」では満足できず、好き勝手な材料で思いどおりの物・世界で唯一の物を作るのが好きです。
だから支給された布を裁ててエプロンを作れと言われ、なんとか他人と違う物を作ろうと苦心した挙句、布のナナメ遣いとかやってたなあ。懐かしいなあ。
そのぶん自分が始めたことを人に真似されるのは耐えられないんですよね。ここが生まれつきのトレンドセッターであった母マミちゃんとの最も大きな違いです。
あぁ、また話がずれちゃった。
えーと、そういう性癖のせいで今でも主に小学生向けの「好き勝手なものが作れる道具」には変に詳しいんですね。
未だに夏休みシーズンの自由研究コーナーを見て情報収集し、製本キットなどを見つけると買ってしまいます。
ああいったものの中には大人が作っても面白いものが作れる道具がけっこうありますよ。なにより、同じ道具を使っても決して人と同じものが出来上がらないところが良いです。
このプラ板もそんな道具の一つで、白紙に好きなものを描くところから始められます。
今回作るのは名札ですので、大幅に縮む性質を考えてかなり大きめに描きました。油性ペンで描いた枠をクーピーで塗りつぶします。
(ちなみに私はクーピーも大好きで、彩色に立体感を出せない私のような人間でも綺麗に色を塗るのに便利です)
形状はマミちゃんはトナカイ、私はカエル。まるっきり正体モロバレですね。
マミちゃんから「絶対に可愛く描け」とのお達しがあったので、クリスマスカタログを見ながら頑張りました。
描き終わったら好きな形に切ります。ちょっと固めの厚紙のような素材で、普通のハサミで難なく切れます。
特にマミちゃんの角の辺が脆くならないよう、大雑把なダイカットにしました。
ここでいよいよオーブンの登場です。クシャッとさせたアルミホイルの上にのせ、スイッチを入れて待つこと1分弱。
まずグニョ~~ンと不思議な形に歪んだ後、しゅるしゅると縮みながら再び綺麗な平らの状態に戻ります。
それにしてもすごい縮み方画像の後ろの白い紙に描いてあるのが実際の絵の下書きですから、そうとうなギャップがあります。
こりゃ最大限のサイズにしておいて良かった
とか感心してる場合ではありません。
冷めないうちにオーブンから取り出し、曲がった状態で固まらないよう平らで堅いものの間に挟んでプレスしなければならないのです。
平らで堅い物といえばマミちゃんのファッション誌(笑)。それも毎月のVOGUEやHarper's Bazaarではなく、年2度のメジャーな海外コレクション出展作を余すところなく網羅している全集です。これがオールカラーのくせに軽いタウンページなみの厚さなので異様に重いのです。
がっちりプレスしてまだ少し温かい段階で取り出してみると、おお、しっかりした厚いプラスチック板が出来上がっていました
縮んだ分が厚みになったのですね。ちょっとの刺激ではまったく曲がらず、今し方ハサミで切ったのが嘘みたいに丈夫な板になります。
冷めたところで一緒に買っておいた名札用クリップを後ろに貼り付けて完成です。
このプラ板はプリンタやコピー機をいっさい受け付けませんので、正真正銘世界に一つの一点ものしか作れないため大量生産には向きませんが、私みたいに絶対にオリジナル物しか作りたくない人間にはむしろピッタリの道具ですね。
もともと駅東のあの場所を使うことが少ないのでじっくり見る機会もほとんどなく、見る度に「何だこの曖昧模糊とした物体は」と不思議に思ったものです。あれが餃子の像(しかもあの女性のイメージはヴィーナス)だと聞いたときはホントおどろきました。だからあんな微妙なポーズを....。
にしても、いくら風化により新調案が出ていたり西口に厄介ばら....いえ移転することになったりしたといっても、持ち上げ方が杜撰すぎやしませんか、業者の人。
普通こういうものをクレーンとかで持ち上げるときはパッキングしてからやるだろう。しかも上空5cmで滑り落とすなんて、作業工程に問題がありまくったとしか思えません。
無神経で鳴らした(←鳴らすな)私でさえ、もうちょっと慎重に作業しますぜ。
というわけで「もうちょっと慎重に作業し」て作ったのが、こちらのオリジナル名札です。
先日めでたくスタート一周年を迎えた宇都宮のハイブリッジは、もともと広いスタジオに比例して人数が多いうえ、途中から入ってきた生徒さんもかなりいらっしゃるので、なるべくお互いに名前を覚えたいよねという話になりました。
そこで各自が名札を持ち寄ってレッスン時に付けることになったのです。
なのに例によって無神経な私は二週連続で持っていくのをド忘れ。
こりゃいかんと思いつつも、脳内では密かにオリジナル名札製作の野望を膨らましていたのです。
既製の円形や四角の名札を得意の極彩色イラストで飾り立てることは簡単です。
しかしそれだけでは物足りない。今回はどうしてもダイカット名札にしたくなりました。
そこで、昔から「いつかは使ってみたい」と思い描いていたプラ板キットを入手して製作することにしました。
これはB6サイズの厚紙状の板に油性ペンや色鉛筆で好きな絵を描き、好きな形にカットして一定時間オーブンで温めると、縮んでキーホルダーなどにもなるしっかりしたプラ板が出来上がるという便利グッズです。
てか、普通は小学生の作る物です。
私は自分が小学生いえ幼稚園児のころから「既成のパーツを決まった順序で組み立てて分りきった物が出来上がるおもちゃ」では満足できず、好き勝手な材料で思いどおりの物・世界で唯一の物を作るのが好きです。
だから支給された布を裁ててエプロンを作れと言われ、なんとか他人と違う物を作ろうと苦心した挙句、布のナナメ遣いとかやってたなあ。懐かしいなあ。
そのぶん自分が始めたことを人に真似されるのは耐えられないんですよね。ここが生まれつきのトレンドセッターであった母マミちゃんとの最も大きな違いです。
あぁ、また話がずれちゃった。
えーと、そういう性癖のせいで今でも主に小学生向けの「好き勝手なものが作れる道具」には変に詳しいんですね。
未だに夏休みシーズンの自由研究コーナーを見て情報収集し、製本キットなどを見つけると買ってしまいます。
ああいったものの中には大人が作っても面白いものが作れる道具がけっこうありますよ。なにより、同じ道具を使っても決して人と同じものが出来上がらないところが良いです。
このプラ板もそんな道具の一つで、白紙に好きなものを描くところから始められます。
今回作るのは名札ですので、大幅に縮む性質を考えてかなり大きめに描きました。油性ペンで描いた枠をクーピーで塗りつぶします。
(ちなみに私はクーピーも大好きで、彩色に立体感を出せない私のような人間でも綺麗に色を塗るのに便利です)
形状はマミちゃんはトナカイ、私はカエル。まるっきり正体モロバレですね。
マミちゃんから「絶対に可愛く描け」とのお達しがあったので、クリスマスカタログを見ながら頑張りました。
描き終わったら好きな形に切ります。ちょっと固めの厚紙のような素材で、普通のハサミで難なく切れます。
特にマミちゃんの角の辺が脆くならないよう、大雑把なダイカットにしました。
ここでいよいよオーブンの登場です。クシャッとさせたアルミホイルの上にのせ、スイッチを入れて待つこと1分弱。
まずグニョ~~ンと不思議な形に歪んだ後、しゅるしゅると縮みながら再び綺麗な平らの状態に戻ります。
それにしてもすごい縮み方画像の後ろの白い紙に描いてあるのが実際の絵の下書きですから、そうとうなギャップがあります。
こりゃ最大限のサイズにしておいて良かった
とか感心してる場合ではありません。
冷めないうちにオーブンから取り出し、曲がった状態で固まらないよう平らで堅いものの間に挟んでプレスしなければならないのです。
平らで堅い物といえばマミちゃんのファッション誌(笑)。それも毎月のVOGUEやHarper's Bazaarではなく、年2度のメジャーな海外コレクション出展作を余すところなく網羅している全集です。これがオールカラーのくせに軽いタウンページなみの厚さなので異様に重いのです。
がっちりプレスしてまだ少し温かい段階で取り出してみると、おお、しっかりした厚いプラスチック板が出来上がっていました
縮んだ分が厚みになったのですね。ちょっとの刺激ではまったく曲がらず、今し方ハサミで切ったのが嘘みたいに丈夫な板になります。
冷めたところで一緒に買っておいた名札用クリップを後ろに貼り付けて完成です。
このプラ板はプリンタやコピー機をいっさい受け付けませんので、正真正銘世界に一つの一点ものしか作れないため大量生産には向きませんが、私みたいに絶対にオリジナル物しか作りたくない人間にはむしろピッタリの道具ですね。