舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ナーレイさんライヴ@宇都宮Aoyagi

2014-11-03 02:23:52 | ダンス話&スタジオM
10/24(金)、宇都宮市のフレンチレストランAoyagiさんにおいて開催された、ハワイアンバンド「ナーレイ」さんのディナーライヴに馳せ参じました


我々がAoyagiさんに伺うのは初めてです。
それもそのはず、このレストランは小学生未満お断りなんですね。
小学生ですらない四代目は、このような機会でもなければ入れて頂けないところです。非常に貴重な経験でした




素敵なのは建物ばかりでなく、内装も驚くほどゴージャス
こりゃ小学生未満ダメでも仕方ないっすわ~(笑)。
シェフのお父様の設計だそうで、美しいだけでなく、今回のようなコンサートにも対応出来るよう、音響にもこだわった作りとの事です。
そういえば壁に埋め込まれたスピーカーはボーズだったわ。
さらに床にも驚きのギミックが仕込まれているらしい…。見てみたいもんだ。




ちなみにこの椅子のお値段は10脚分で某超大物アーティストを召喚出来るとか出来ないとか……





素敵過ぎる内装にただただ驚いているうちにお食事がスタート。
本日のお食事はフレンチプレートです。いろんなモノがちょっとずつ。




食事というよりおつまみっぽい内容でワインにぴったり~。
運転担当の母マミちゃんの手前、酒は自粛していたのですが、一緒に観に来た生徒さんに恵んで頂いて遠慮なく頂戴しました(笑)。


堪能しているうちにショータイムになりました。
いよいよお待ちかねのナーレイの皆さんが登場です



うおおおお、私の位置ったらヴォーカルのアキさんのド正面!
思いっきりベスポジじゃないですかあああ!!!

(…興奮し過ぎて写真のピントがダメダメです、ホントすいません


ショーになると途端に暴れなくなる四代目と縦列に並び、鑑賞モードにチェンジ。
期待の中で1曲目がスタートしました。

おお、この曲は我々も大好きなMahina O Hokuではないですか!
しかもアキさんの発音、特に「hi」の音がめっちゃブラッシュアップされてる~~~(※感動のツボ謎)


日本人がハワイ語の曲を歌ったり、オリを詠ったりする時に非常に重要かつ深刻な問題なのが発音です。
私が思うに、なまじ日本語と近いのが逆に厄介なんじゃないですかね。
母音なんてa、e、i、o、uの5種類ですもの。
でもコレ、厳密にいうと「あ・え・い・お・う」とは全然違うんだよなぁ。
もちろん子音も日本語の音をそのまま持ってきて良いものはほとんどありません。
なのにどれもローマ字読みで何となく読めちゃう(いやほんとは全然「読めて」ないんですけどねそれ)のがハワイアンソングやオリを歌(詠)おうとする日本人というか日本語話者の悲劇だと、私ゃ思っているわけです。


で、hiという音は子音hと母音iの組合せからなるんですが、これがどちらも日本語の音とは違うんですね。
したがって、ローマ字読みしてしまうと思いっきり「ひ」となり、ハワイ語の音からはかけ離れてしまいます。
しかもこの音はlやwのように「日本語にはまったく存在しない音」ではない為、意識する人はかなり少なく、「ひ」と発音しているのにhiと発音できているような気になってしまう
そういう「発音出来ているような気になってしまう」音の集合体が、ネイティヴのハワイ語とはかけ離れた日本人独特の発音を形成しているのです。

かく言う私自身、この音の重要性に気づいたのは大学で音声学の授業を受けたからこそです。
先生が「日本語でハ行として一緒くたにされている『は・ひ・ふ・へ・ほ』には、実は3種類の子音がある」とおっしゃった時に開眼しました。

そのうちの「ふ」がハワイ語のhuと全くの別物である事は、ハワイアンソングやフラを嗜む方にはすでにおなじみだと思います。
しかし「ひ」と「hi」の違いに気づく人はなかなかいらっしゃいません。
だからこそアキさんのhiの発音に感動したのです。

アキさんの発音はその他にも、二重母音がきちんと二重になっていたり、オキナを意識して発音していらっしゃったりと、至る所で言語フェチの私をグッと来させてくださいました。
やっぱり音楽の才能と語学のセンスって共通しているのね~。いや、私自身は不幸な例外なんですけどね(笑)


そういえば、フラレア55号(今年1月に出たもの)にナーレイさんのインタビューが載ってまして、その中でアキさんがハワイ語の発音について「1年前くらいからハワイの人から習うようになって、最近やっと褒めてもらえるようになりました」とおっしゃっているのを拝読して以来、この耳で聴かせて頂くのを心待ちにしていたのです。

満を持して実際に拝聴出来て、もう"Ua la'i nō ho'i au"と歌い出したいほどの充足感でした。la'i言うと何だか充足の方向性が怪しい感じがするがそれは気にしない(爆)。


もちろんバンドとしてのナーレイさんの素晴らしさは今更私ごときが語るまでもありません。
日本がハワイに誇れるハワイアンバンドですよ,間違いなく。
私が思うに、こないだ書いたとおりメンバーの皆さんがそれぞれに異なる音楽のバックグラウンドをお持ちなのが良いスパイスになっているのではないでしょうか。
そもそも本元のハワイアンミュージックだって、様々な音楽の要素を巧みに取り込んで(ウクレレはまさにその象徴みたいなモノですね)ここまで発展して来たわけですから、ナーレイさんのジャズやレゲエの要素はむしろナーレイさんの音楽性における「ハワイらしさ」を引き立てているといえましょう。




しかも今回は演奏だけでなく、8月の東武イベントでもセクシーかつカッコいいタヒチアンを見せてくださったティアレ様の踊りも拝見する事が出来ましたなんと贅沢な!!

相変わらず美しいティアレ様思わずドアップで撮っとります。
そして相変わらずピントがズレるダメな私(笑)。私のいた席は暗くて、めっちゃピントが合わせにくかったのよ~。




ティアレ様のフラは、ワイキキのショーダンサーを彷彿とさせる華やかでフォトジェニックな踊りです。
ヴィジュアルの美しさも相まって、まことに眼福でございます




私の席からだと位置によっては死角になって見えなかったのが残念だった!
やっぱりステージはある程度の高さが無いと死角が出来て勿体ないですね。特に劇場型ではなく、レストランや結婚式などで観客がテーブルに向かって座っている場合、「みんなから見えるようにすること」はとても難しいけれど必要だなと思いました。




途中休憩の時にデザートをいただきました。まあプリンはほとんど四代目に喰われましたが(笑)。




休憩を挟んで第2部には、タヒチアンも披露して頂きました
最初はつい最近ゲットした某CDに入ってて素敵だね~と生徒さん達との間で話題になっていた曲に合わせてエレガントに、そこからドラムソロに繋がってパワフルに、一粒で二度美味しいドラマチックで素敵な演目でした
それにしてもナーレイさん、タヒチアンもお手の物とは素晴らしいの一言です。今後発売される新作には是非タヒチアンのナンバーも入れて頂きたいものです




もちろんタヒチアンとなればますますティアレ様の魅力も全開です。うおおお、麗しい~


ひたすらウットリしているうちにショーは終わりを迎えました
気づいたらもう10時過ぎ。あっという間だったなあ。
しかし9時10時は四代目のお昼寝タイムなので、タヒチアンが終わったところで寝てしまったのが気の毒でした(笑)。
本人も帰りの車の中で目覚めてしきりに残念がっていました。

今度ナーレイさんには是非オールナイトライヴを開催して頂きたいものです。
そしたらあの女児はたぶん最後まで起きてる。3時4時でも起きてる。間違いない。間違いであって欲しいが間違いない。



ともあれ、ナーレイさんの素敵な音楽とティアレ様の美しい踊りを心ゆくまで堪能出来た素晴らしいひと時でした。
今後も積極的にナーレイさんのストーキング……もといステージに馳せ参じたいと思います





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