舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

フラ・ダンサーonステージ!<外見編>

2014-09-19 05:45:42 | ダンス話&スタジオM
夏休みや先週末の敬老の日イベントなどで、フラのステージをご覧になった方や、ご自分が出演された方もいらっしゃる事と思います。
もちろん我々も出演・観覧ともに幾つもの機会がありました。

そこで本日は、それらのイベントの記憶が消えないうちに、人様を見たり自分を省みたりして思った「ステージ出演において気をつけるべき事」についてお話ししたいと思います。


もちろんフラの場合、系統や個々の先生によってかなり見解の異なるものが沢山ありますので、そういう種類のものは各教室の方針を重んじるべきだと思います。
本日申し上げますのは、系統などが一切関係ない普遍的な事柄についてのお話。
すなわち、 最低限の見た目には気を遣う事。これに尽きます。


今回我々が出た&見たイベントの中には、ステージと客席がものすごく近いところもありまして、そう言う場所の場合、ダンサーの見た目はかなり細かいところまで良く見えます。
そういう舞台のほか、舞台照明による誤魔化しのきかない蛍光灯の下などで踊る場合は、普段以上に外見に気を遣う必要があります。

外見って、元の顔の作りがどうとかは一切関係ありませんよ。
あくまでも「人為的に綺麗に作ること」が大切なのです。


分りやすい例で言うと、見出し画像左側のような装いで踊るのはかなりキツいものがあります(笑)。
というか、実はこのイラストの左側に書いてある悪い例の数々は同じ人達の話なんですよね……(ちなみに地元のグループではありません念のため)。

まず第一に衣装がシワッシワ
シワになりやすい素材なのか、それとも本番前のアイロン掛けを怠ったのかは分りませんが、とにかく全員(8人でした)がまるで揃えたかのように仲良くシワッシワ。
着替えて出て来てもこれまたシワッシワ。

これを避ける為には、やはり前もってアイロンをかける事は必須ですね。
もちろん,シワになりにくくアイロンの要らない衣装であれば必要ありませんし、少しならシワ取りスプレーだけで対応出来る場合もあります。
いずれにしても舞台に出た時ドレスにシワ(グチャグチャのシワでも畳んだ跡でも)があるとお客様が興醒めしてしまうんですよね。

せっかくアイロンをかけたのにシワになりやすい素材の場合、やはりガーメントバッグなどに入れて持ち歩くしかありません。スプレーを持ち歩く手もありますね。


次に、まるで近所のスーパーに買い物に来たかのようなナチュラルメイク
確かにフラ界にはナチュラルメイクで舞台に立つお教室もありますし、カヒコなんか真っ赤な口紅で踊ったら完全におかしいんですが、だったら何も作らなくていいかと言ったら、決してそんな事はありません。

「ナチュラルメイクは本当のナチュラルではなくナチュラル『に見える』メイクです。
たとえば眉毛に全くタッチしないと、ボサボサ無法地帯(濃すぎ)か恐怖のマロ顔(薄すぎ)になってしまっていずれも避けたい事態です。
もし自分の眉が理想的な形だったとしても、しっかりなぞって描いておかないと、どんな表情をしても印象がぼやけてしまいます。
眉毛は、よほど人工的な形状にしない限り、描いただけで厚化粧に見える心配はありません。
ぜひフラにおいて特に重要な「感情表現」を伝える為にも、眉毛はハッキリさせておきたいところです。

口紅やチーク、アイシャドウに関しても、色を使わずブラウンやグレイ,ベージュ系で薄く付けるようにすれば、ナチュラルに見せる方法はいくらでもあります。
ファンデーションも、何も厚塗りしなくてもシミやくすみを隠す程度には塗った方が良いでしょう。

「いやいやウチはあまり化粧しない方針だから」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。ハワイにもそういうお教室があります。
が、残念ながら日本人の素顔はネイティヴ・ハワイアンのそれとは全く異なります。ハワイの人がノーメイクだからといって日本人がノーメイクでフラの衣装を着けても、決してハワイの人と同じ状態にはなりえないという事は、非ハワイ人として認識しておくべきだと思います。

なお、小学生以下のいわゆるケイキの場合も、個人的には小学生以上になったらダンサーとして最低限のステージメイクは必要だと思います。
どれほど素肌素顔が綺麗であろうとも、それってあまりステージの上では関係ないんだよなぁ。
ただし、大人と同じ要領で青いアイシャドウをボッテリと乗せる,どぎつい色の口紅を塗るなどしてしまうと、大人が同じ事をやるよりも下品で悪趣味に見えてしまうのが難しいところです。


第三に「髪型」です。
フラは髪のをきっちりまとめて踊る踊りです。というか、きっちりしてないとレイポオやココがついた時に似合わないんですよね。
アホ毛はもちろんマズいです(笑)ハワイのお教室には、その為に本番前3日くらいシャンプーしてはいけない事になっているところもあると聞いた事があります。
髪をおろして踊るのが一般的なカヒコでさえ、おでこや顔の前に髪の毛が無造作にかかって来ないようにした方が綺麗です。最近日本人の若い子の間で流行っている触角とかもってのほか(笑)。

そうそう、おろしたヘアスタイルと言えば、髪をおろして踊る場合、是非とも髪のお手入れは念入りに行いましょう。
特にタヒチアンダンサーなどで日焼けしている方は髪が傷みやすいので注意が必要です。
髪質が弱かったりして長く伸ばそうとすると傷んでしまう場合は、無理せず綺麗な状態が保てる程度の長さにしておいた方がいいと個人的には思います。



見出し画像のイラストは敢えて明らかに素敵じゃない服装をさせてみましたが(笑)、こんな格好でも、出来る限り綺麗に繕えばかなり出来映えが変わってきます。
まして綺麗なドレスを身にまとった場合であればなおさら、メイクや髪型もそれに相応しいものにして初めてそのドレスの魅力をフルに引き出す事が出来るのです。


実はこの話、続きがあるんですが眠くてもうダメなので次回以降に譲ります(笑)。







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