変人バンザイ!!

不思議が好きで、立体写真を作ったり、星占いをアレンジしちゃったりする変人。

12-1はてしない物語を咀嚼した記事の色付け

2019-01-24 11:20:02 | はてしない物語の色付け
久しぶりに、はてしない物語の色付けにチャレンジです。
12のテーマは、幼ごころの君に会いに行くでした。
この前書いた散文調の詩がぴったりです。
それを曲にできそうな形に変えてみます。


戻れたら


もしもどこかに戻れたら JR勝川駅にする
恋愛の素人が やっちまった場所だから

ケータイなんてしゃれたもの 若いころには無かったので
初めて公衆で ドキドキしながら電話した

彼女の家の電話のベルが 数回鳴ってガチャっていう
心配したとおりに 父親が出ちまった

二度と電話をかけてくるなと 怒鳴られ寸切りされちゃった
こっちから願い下げだ 若気の至りでカッカした


やっとの思いで電話して なんで怒鳴られなきゃならん
それからしばらくは モヤモヤが続いてた

怒りがおさまるようにつれ 無性に彼女に会いたくなる
連絡方法は 何もないのに気が付いた

意地でも電話はかけられない 電話帳で住所を見る
勝川駅に行き あたりを探してみたくなる

今なら立派なストーカー 恋焦がれるのとどう違う
表札を頼りに 探したけれど見つからない


ものすごく好きなのに まだ手も握ってない
ギターを弾いてフォークソングを 一緒に唄っただけ
プライド高いオイラには 恋愛は不向きかも
へりくだって鯛釣り船を お願いできるくらいじゃなきゃね



もしもどこかに戻れたら JR勝川駅にする
探すのをあきらめて 帰ろうとした場所だから

その駅前に彼女が 立っているのに気が付いた
そのあとの行動は われながら情けない

他の誰かを待っているんだと 瞬間思いこんじゃった
気づかないふりをして 横をすり抜け駅の中

一言声をかけるだけで ただそれだけで良かったんだ 
なんでそう できなかった ヤーとだけでも良かったのに


結果は変わらなくても 悔いは残らなかった
恋愛の素人と 自信を無くすこともなかった
JR勝川駅の出来事が トラウマになっていた
へりくだって鯛釣り船を お願いできるくらいにならなきゃ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 近況 | トップ | 12-2はてしない物語を咀... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

はてしない物語の色付け」カテゴリの最新記事