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変人バンザイ!!

不思議が好きで、立体写真を作ったり、星占いをアレンジしちゃったりする変人。

幸福の木

2007-12-23 12:15:40 | 自分ネタ
喫茶店の開店祝いに幸福の木を頂きました。
鉢植えで、入り口近くにずっと置いていました。
手入れは水と、たまにコーヒーの絞りかすだけです。

ある夜、白い花が咲きました。
ジャスミンのような小さな花で甘い香りを店内いっぱいに漂わせます。
朝になると一旦しぼんで、また夜になると咲き始めます。
夢は夜開く!
ナツメロでんがな。

花が枯れたあと、急に元気が無くなり葉がしおれてきました。
一回り大きな鉢に植え替えることにしました。
鉢にびっしりと細かい根がはり、ほとんど土がありませんでした。

土を足すと幸福の木は元気になり、また何年かして花が咲きました。
今度は分かっていたので花が散ったあと鉢がえをしました。
やっぱり土は、ほとんどなくなっていました。
まるで、土が木になり花となったようです。

植物は土の変形なんですね。
植物を栄養として生きている動物も、土の変形なんですね。
地球上に生きとし生けるもの全て、土の変形なんですね。
地球が葉を出し、手を出し、頭を出し、日々変形し、脈々と息づいているんですね。

2007-12-22 12:28:08 | 自分ネタ
彼女に嘘をつかれたからと言って別れた若者がいました。
嘘にも色々あるよ、相手のためにつく嘘だって、つかざるを得ない嘘だって。
諭してみるものの、「もう別れちゃったから」との返事のみでした。
どんな嘘だったか?聞かずに話しは終わりました。

そりゃ~、オレオレ詐欺みたいな悪質なものは別にして、言葉遊びと考えちゃえば良いのに。
楽~な気持ちで彼女の言葉を受け止めてあげれば良いのに。
なんて、もうとっくに青春時代とかけ離れたからこそ言える事なんでしょうね。

自分だって青春時代、自然消滅の恋愛をいくつか経験したくせに・・・。
嘘をつきたくないので、まずくなると沈黙を選んだくせに・・・。
言い訳を聞くより、電話することを止めたくせに・・・。

敏感肌

2007-12-18 12:13:53 | 自分ネタ
写真は、手作り立体写真の新作「8均豚」のミニサイズ交差法です。
ブックマークの裸眼立体視の世界からどうぞ。
本題に入ります。

すべてに敏感です。
心も体も敏感だからこそ、今まで医者要らず、薬要らずでこれました。
心の敏感は、体裁は悪いけど思いっきり泣いたり笑ったりすれば治ります。
でも、敏感肌だけは自分自身も周りの人にも迷惑かけます。

着るもののほとんどが綿100%です。
アクリルやナイロンが混じっていると、かゆくてたまりません。
綿100%でも、首の後ろのタグとか糸は化学繊維ですから、買ってすぐに取ってしまいます。
洗剤も化学製品ですからダメです。
真っ白でふわふわで、いい香りなんてCMを見ただけで、むずがゆくなります。
どんだけ~、強力な化学薬品が入っているかと想像するだけでゾ~っとします。
でも、洗濯してくれる人に悪いので、内緒です。
できるだけ我慢しますが、下着類だけは入浴のとき、自分で石鹸で手洗いしています。
白いシャツが、すぐに薄茶色になります。
お世辞にも綺麗とは言えませんが、私にとっては着心地満点です。

大多数の人が、真っ白ふわふわを選ぶので、そちらの方が着心地が良いのでしょう。
私の方が変わっているのでしょう。
少数派の負け惜しみですが、洗剤の質が良くなったのとアトピーが増えたのとの因果関係はなかったのでしょうか?
なんて、営業妨害ですよね。

せめて、服のタグぐらいは綿100%になりませんかね?
タグや糸も含めて100%なんですから。

ヒヨドリ

2007-12-17 12:20:18 | 自分ネタ
名前はいいが、ねずみ色。
見た目は悪いが、声はウグイス。
調子が悪いと、ひよこの鳴き声。
最近とみに増えてきた。
山から平地に降りて来た。
ヒヨドリの谷渡り。
変なことの代名詞。

ぼくが出かけるとき、見れば挨拶する。
いかした声で返事が返る。
近くをスーッと飛んでいく。
あんまり近くを飛ぶもんで、車の下に巻き込まれ、動かなくなっていた。
後続車を制止して、そっと手で包み上げ、草むらまで避難した。
仲間が数羽飛んで来て、仲間と一緒に飛んでった。
今では向こうから挨拶に、いかした声で飛んでくる。
全部違うヒヨドリだけど、どこへ行っても飛んでくる。

気恵ちゃん

2007-12-12 12:13:28 | 自分ネタ
あっぱれさんま学園の有O気恵ちゃん、皆さん覚えていますか?
「気恵ちゃんのおうちはネ~、三井さんちのとなりだよ。」
「その三井さんちゅ~のが、どこにあるか?だ~れも分かりゃせんがな?」
「三井さんちは、気恵ちゃんちのおとなりさんだよ!」
という軽妙な掛け合いを演じてくれた5歳ぐらいの女の子。
もうテレビに出ないのかな?
今、成人して何歳になるんだろう?
気恵ちゃん2世なんているのかな?
もし変人会があれば幹部候補になれるぐらい変わっていたのに、自分ではちっとも変だと思っていなかった子。
そこが変なんだけどね。
でも待てよ?!
世の中全体が変なんだから、気恵ちゃんのほうが正常なのかも?

気恵ちゃんのお母さんも立派だったな~。
満月の夜になると家の前の道路で、竹ぼうきをまたいで、お母さんと一緒に空を飛ぶ稽古をしたんだって。
「空、とべるんかい?」って聞くと、「お母さんは1回飛べただけなんだけど、気恵ちゃんはなんども飛んだよ!」だって。
楽しくなってくるよね。
そうそう、楽しくなると気恵ちゃんちでは、みんなで「ウォー!」って叫ぶんだって。
最初はお父さんも一緒だけど、知らないうちに新聞持ってトイレに消えちゃうんだそうだけどね。

素晴らしいね、光ってるね、魔女っ子気恵ちゃん、最高!

テレビの中でもいいから、会いたいな~。

名無しの旅人

2007-12-10 12:30:58 | 自分ネタ
旅人が飢饉の村を通りがかりました。
道に死にそうな人がごろごろ横たわっていました。
手持ちの水や食料を分け与えましたが、余計に飢えはつのるばかりです。
哀れに想い、何か自分に出来ることはないか考えました。
飢饉になったのは、川の水が枯れるのと洪水になることの繰り返しからだそうです。
少しでもいいから、川幅を広げ、その土で堤防を高くし、出来れば調整池を作ろうと決意しました。

最初、一人でコツコツ作業していたのですが、しだいに農民も加わり順調に工事は完成しました。
豊富な川の流れに、堤防には木々が茂り、池には魚が泳ぎ、豊かな実りをもたらしました。
人々に感謝された旅人ですが、大変なことが起きてしまいました。

川幅を広げたせいで、下流の村が洪水に襲われたのです。
何人もの村人が犠牲になりました。
良かれと思ってしたことが、下流の村には悪いことだったのです。
何が善で、何が悪か分からなくなりました。
旅人に出来ることは、自責の念で、下流へ下流へと川幅を広げることしかなくなりました。

一生を費やし、河口までたどり着いたとき、旅人はよぼよぼの老人になっていました。
どうしても、最初の村に行ってみたくなりました。
着くとそこは人々であふれかえり、馬やかごが行きかい、活気に満ちていました。
でも、目を移すと、横道で人々が輪になって博打に興じていました。
女たちは春を売る相手を捕まえるのに必死です。
子供がぶつかってきて倒れ込みましたが、一言も誤らず行ってしまいました。
老いた旅人にはもう、この状況をどうにかしようという気力もありません。

町外れで力尽き、うずくまりました。
自分の一生はなんだったのか?という疑問を持ちながら、静かに息をひきとったのです。

誰が立てたか、そこには木切れで作った墓がありました。
木切れには、「名無しの旅人の墓」と書いてあったそうです。

手の中の思い出

2007-11-24 12:09:48 | 自分ネタ
立体イラスト「手の中の思い出」です。
裸眼立体視の交差法で立体的に見えます。
意図的に極端に飛び出させました。
手で包むように見ると完成です。
普通サイズや平行法は、ホームページ「裸眼立体視の世界」の方にどうぞ。

学生時代の憧れの人です。
思い出話は悪いことばかりですから、人に聞かせるようなことはありません。
憧れの人がいるのに別の人と付き合ったなんて悪い奴だったんです。
正直に言えば、思い出だけで顔が描けませんでした。
そんなもんなんですね。
古いアルバムを引っ張り出して、それをデッサンしました。

手で包んで見るこのスタイル、結構気に入ってるんです。
思い出を手に入れたような、そうなるように祈っているようなスタイル。
一点を見ながら集中して、手を合わせて瞑想しているかたち。

結構、気に入っています。