ユカタン発祥のスイーツに、マルケシータというものがある。ここんとこ他州在住の人が Twitter に書いているのを何度か目にした。他州に進出したユカタン料理の1つなわけだが、もちろんあちらではオシャレ度は高い。
メリダのアイスクリーム屋が、冬場の売上減少を乗り切るために、コーンにアイスじゃなくてチーズを入れたのが始まりだという。冬だって暑いんだから、こっちはいつでもアイスを食べたいが、商売となるとやっぱり売上が落ちるのか。
アイスクリームのコーンなので、クレープやワッフルより硬くて、中身もいろいろバラエティーがある。定番は、ここではケソ・デ・ボラ(ボールのチーズ)と呼ばれているエダムチーズで、あとはクリームとかジャムとかチョコとかヌテラとかお好みで。
遊びに来た人を連れてメリダに行くときくらいしか食べなかったんだが、Twitter で見て食べたくなり、村にもあるのか調べてみた。いかにもホリデーシーズンにメリダから来て儲けてるという屋台が二軒と、村人に絶大な人気を誇る一軒。人気の方は当然、村の住人がやってる屋台である。要は他の住民と同じく、自分とこの台所で作るご飯を他人にも売るってな規模。
この人気店のメニューは基本のチーズとヌテラ(の偽物)とその両方の3種類だけだが、フルーツジャムを入れたり、生クリームとかでデコレーションする店だと巻いてからさらにてっぺんに足す。
説明すると、食感はスカスカじゃない方のアイスのコーン。味も当然コーンの味。あまりコーンに集中してアイスを食べたことがないので分かんないんだが、ちょっと味が濃い気がする。えーと、ほのかに甘い瓦煎餅みたいな味です。
村人が褒めちぎるのも当然で、確かに美味しかった。他の店と比べて、チーズとのバランスがいいというか。シンプルなものだから違いが出るんだが、あれもこれもとトッピングを足すと、この違いは分からないかも。
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ペロ(ホットドッグ)屋をやっている友達は昼間は漁に出ていて、たまたま獲り立てのタコがあるというので買ってきた。なんたる幸運。
さっそく下茹でをしたんだが、その状態で、ここで売ってる下茹で済みタコと味も食感も全く違う。一体どうやって茹でてるんだ?
もちろん自分でやったものは美味しい。というか、あまりの美味しさに涙が出るほどであった。海辺に住んでいるからと言って海産物に恵まれているかというとそうではなくて、生食をしない村人による処理だと日本人にはちょっとつらいレベルである。下手すると都市部で売ってる輸入物のほうがいいんではなかろうか…というくらい。
自分たちで釣ればいいんだが、桟橋があるとこまで行くのが面倒でなかなか上達しない。
それはともかく、あまりに美味しかったので思わずコメを炊き、握ってしまった。我々は江戸前握りにはうるさい人間で、日本人板前でも「海外に住みたい、寿司でも…」ってな、日本で修行を積んでない人の握りなんか食べる気はしない。他の寿司ならいいのでメキシコ寿司は好きだし海苔巻きや五目寿司なんかはうちでもよく作るが、握りとなると話は別である。あれは芸術だ、プロが作るものだ。
大根がわりによく使っている、ヒカマという野菜があって、それと。
メキシコ湾には2種類のタコがいる。1つは真蛸で、1週間以上かけてずっと沖合に出て獲ってくる。そういう船に乗ることを、viaje(旅)に出るという。村では独身の青年が行くらしい。まあ出稼ぎである。
もう1つは村の漁師が近くで獲る。イイダコよりすごく大きいが、色と形はそんな感じ。調べたらアミダコってのも似てるけど、イイダコの方が近いと思う。
うちの近くのビーチはただのビーチだが、村の中心部に近いところにはこうして漁師が船を泊めている。ビーチ自体は同じ。比較的遠くまで行く漁師は、海とは逆側のラグーンから出る。沖合まで出るのは、おそらくプログレソから。
タコには禁漁期があるので、別の時には別のものを獲るし、普段も獲れたら魚も獲る。タコ漁は、竹の竿を使った伝統漁法。今度連れってってもらおうかと思っている(大人の社会科見学)。
「メキシコの娘 がんばれ」とのメッセージが来ました。
併せて、GYAOで、国高の弓道場で、木村拓哉が弓道に挑戦する番組を観ましょうと連絡あり(笑)
ちなみに「木村さーん」という番組で#166&#167。
#166は、小山弓具でのロケの模様。
新しい(といってももう20年くらい?)道場は一回しか行ったことない。
佃によろしくって!
見たよ。早掛にびっくりした。小山、懐かしかった。お孫さんかね?
早掛か!早気だと思ってた。
早掛て、こんなにイラっとするものかと思った(笑)