えー、ルイス・バラガンはメキシコの誇る建築家です。学生時代に学んだ「世界の建築家とその代表作」みたいのに出ていて、将来メキシコに住むなどとは思いもよらなかった当時、好みだな❤️と思ったのを覚えている。こういうの。
こっちに来てみたら家はみんな真四角、どれも似たり寄ったりで、ああ、安藤忠雄の住吉の長屋同様「もともとその土地にある建築物をちょっとオサレにした感じ」だったんだと納得…というか、別に大してクリエイティブでもなかったのかと少々ガッカリしたものだった。
我々の引っ越しと時を同じくして、お隣さんもお向かいさんも家の改修に取り組み始めたんが、双方とも泥棒防止のアレコレと水周りはだいたい完成させた。で、この週末、お向かいさんは外壁に取り組み、本日(日曜)ペンキを塗っている。
紫である! サイケである!
我々は朝ごはんを食べていて、塗り始めたのを見て「あの色、下地じゃなさそうだよね、ペンキだよね」などと面白がっていた。
写真をよく見てもらうとわかるんだが、お向かいさんのそのまた向こうに建ってる家(お向かいさんの右奥に少し見える)の外壁は水色。ここらへんは住所表記が曖昧な田舎で、「何々小道を入ったところ」くらいで話が済んでしまうんだが、水色の家でみんな「ああ、あれか」とわかる。お向かいさんも紫の家になるから便利でいいんじゃないなどと話していた。
が、ほぼ塗り終わった現在見ると、これがなんともカワイイのである。ルイス・バラガン降臨!
さらに、メキシコはやたら世界遺産が多いんだが、その一つにグアナフアトという町があり、ああ、そういうことだったのかと納得した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます