子供の自由研究から少し離れて、最近の出来事など。
プログレソから隣村まで行く道の向こうで火事があった。先週から雨季に突入したが、10日くらい前にはカラッカラに乾燥していて、多分刈った草を燃やしてたのが広がってしまったんだと思う。
現政権はエコ志向で、ゴミの野焼き禁止条例を作ったんだが、剪定ゴミも燃やしちゃダメになった。不便でたまらないし、手軽に燃やせない(日本でいう粗大ゴミ的な手間がかかる)ので、剪定自体することが減り、そうすると木が伸び放題になってゴミを捨てる輩も増える。その結果、手に負えなくなった地主が重機を入れて木も草もお構いなしにガーッと片付けるようになり、結局はエコどころかハゲ更地ができるという、本末転倒な条例である。
で、なんか煙たかったので「あれ?こんな昼間に誰か燃やしてるのか?(エコ警察が来るのに)」と思ったら、野焼きじゃなくて火事だった。いや、原因は多分野焼き。
この辺には消火栓などないので、消防タンクローリー(上の写真で赤く見える車)が一台来た。火を消しとめるというより、延焼防止で周りの草を湿らせる程度。何十メートルも離れてブロック造の家がある程度の過疎ぐあいなので、建物延焼のリスクは皆無、草さえ燃えなければ何の危険もない。
燃える危険はないが、煙で前が見えないので隣村まで行く道が通行止めになった。それで普段はひっそりしている小道に車が迂回してきて渋滞。うちの前の行き止まりの道にも入ってきて団子になってたので、出てって交通整理した。
昨年は国勢調査の年だったんだが調査中にユカタンにもコロナが来て、そういえばどうなったかな?と思って国立統計地理情報院のサイトを見に行ったら、ちゃんと統計が出ていた。うちは、プログレソから帰ってくる途中、ユニフォームを着た人を見かけて「ああ、今日調査票持ってくるんだな」と思ってたけど、今思えば来なかった。
上位5カ国なのか、その他大勢の数字が大きすぎて判断に迷うが、とにかく日本も入ってて、去年の時点でユカタン州には37人の日本人が住んでるそうです。何年か前に日本の外務省で把握している数字を調べたら60人ちょっといたんで、メキシコの統計には漏れがあると思われる。現に我々は入ってない(調査されてない)し。
あと、プログレソ市にはカナダ人がすごく多いと言われているが、ノイジーな数人の存在感が多いだけなのか、5カ国に入ってないのが不思議である。どうでもいいけど。
メキシコには先住民族の言語が60くらいあるそうで、我がユカタン州(yuc)のはマヤ語。田舎に行くと両親祖父母世代はマヤ語を話す家庭も多い。かじる程度だが、小学校でも教えている。この表は、貧困世帯の数ともある程度一致していて、メキシコの課題…的に語られることが多い。
こういう統計は見ていて面白い。ちなみに移住者がめちゃくちゃ増えている体感どおり、実際も増えていた。が、ユカタン州だけでなく全体的に増えている。危ないとかああとか言われるけど、やっぱりみんな暖かいところところに住みたいんだよ。
よくご覧ください。この先セントロ(中心部・歴史的地区)の標識の下に、バーガーキング。こういう私企業の看板?が結構ある。まあ、目印だと言われればそうだが、しょっちゅうつぶれたり引っ越したりするのに、無駄にならないんだろうか。ただでさえ走り慣れない道路なのに余計な情報が目に入ってくるもんだから、免許取り立ての頃は本当に閉口した。
大きいヤシの木をピンクに塗って目立つようにしている店で、ヤシの木なんでヤシの実が付いている。落ちてくるから真下に車止めるなという意味です。
メキシコでは水道水は飲めない。飲料水は、都会はデリバリーサービスが多いが、村ではみんな大きなボトルを持って買いに行く。来た当時はデリバリーだろうが何だろうが面倒だったが、もう慣れた。どっちかというと、うどんとか大量の水で茹でたいときにケチりたくなるのがたまにきず。
体の側面に発光する部分があって、目が光ってるように見える。コードギアスみたいでかっこいい。調べたら、ヒカリコメツキというらしい。確かに、猫に追いかけられてコメツキムシみたいに跳ねていた。