「透き通った青になりたくて、クールな振りでうつむいてみたけど、水の中、映る思いは同じ、選べば選ぶ程にありふれたグレイ」
(篠原美也子『ありふれたグレイ』1994年 より引用)
昨日1月20日と同じ様な画像だが、夜明け時、曇り空が一瞬青く見えるので撮影していたら、この詞が頭を過ぎった。
透き通りはしない青が灰色通り越して、黒に映る空になっているが、鮮やかに冷静さ決め込んで、ある意味では「淡泊」とさえ言える「無関心」やら文字通り青くなる、「冷たく」なってみても、何時しか「付け焼き刃」な物は壊れ、「もとからあった」、よく解らない自分自身が滲みだしてくる。歌の中では、情熱的、熱血的になってみても、やはりどこかそれは自分の思う所ではない。と言う話になっている。青はその逆の対象として描かれている。 自分自身という存在がどの様なものか、どんな理想像に近づきたいのか、解らず全てがぼんやりしつつも、色を取り込みたいと願い掴もうとする度に成り切れず、くすむ。踏み込んではならない領域だが、気付いてしまったものは戻れない。
(篠原美也子『ありふれたグレイ』1994年 より引用)
昨日1月20日と同じ様な画像だが、夜明け時、曇り空が一瞬青く見えるので撮影していたら、この詞が頭を過ぎった。
透き通りはしない青が灰色通り越して、黒に映る空になっているが、鮮やかに冷静さ決め込んで、ある意味では「淡泊」とさえ言える「無関心」やら文字通り青くなる、「冷たく」なってみても、何時しか「付け焼き刃」な物は壊れ、「もとからあった」、よく解らない自分自身が滲みだしてくる。歌の中では、情熱的、熱血的になってみても、やはりどこかそれは自分の思う所ではない。と言う話になっている。青はその逆の対象として描かれている。 自分自身という存在がどの様なものか、どんな理想像に近づきたいのか、解らず全てがぼんやりしつつも、色を取り込みたいと願い掴もうとする度に成り切れず、くすむ。踏み込んではならない領域だが、気付いてしまったものは戻れない。