急行特急は行く…

雨は続く…と篠原美也子の『ひとり』を口ずさんでみるが、雨の夜を迎えている。
雨朝と始まり雨夜で締める。天候をネタに書くのも常套手段。何事もやりすぎないのが良い様で、同じ様な切り口はマズイようで。 マンネリ化なんて言葉、なけりゃ良いのになんて思う。昔、親しかった元友人が盛んにそんな事を口にしていたが、そんな友人から何かしらの改訂案が出て実行されたかは記憶に薄い。所詮、我が儘だったんだな、と今にして思うと、そう思えるが、その当時は、そんな事、微塵も思いはしなかった。
同じ様に、同じ様に続く事に、人は飽きを感じるのは、致し方無いが、刺激ばかり続けば、かなりそれはそれで疲れるんじゃないかとも思う。刺激は「新たな試み」だったり「異なる何か」だったりなので、意味はお解かりいただけよう。
結局、同じだけでも異なる事だらけでも、楽しい反面、疲れるだろう。思えば、「緊張」があの時は、互いの関係の中に必要で、弛緩した関係を、特に私が拒絶していた様にも思う。弛緩してしまえば、なにもかもがバレて嫌だったから。今もあまりそこいらへんは変わらないが、なかなか難しい。
定着なんて言葉は、何を意味するのか。刺激を定着させたらそれは、いつしか刺激では無くなるし、落ち着かないが、落ち着く必要はないのかとも思う。 日付が変わりそうなので、打ち切り。

ついに、という訳ではないが、雨朝を迎えた。昨日１月２１日も紙一重という感じであった。
毎朝毎朝、空の画像を出す訳にも行かず、アレコレ考えてもネタは出ずで、小槌振ったら話が出て来たら良いなぁ…と自力ではなく、他力にすがりたいと思ういつもの悪い癖は抜けきれてはいない。 人間なくて七癖、三つ子の魂１００までで、いくら白く塗り潰しても消えきれないものがあり、人間永久進化と言えど完全ではない。完全に人はなりえはしないのに、求められる完全。矛盾した話だよな、と思う。そんな話をすれば、村八分的に「異端者」扱いを受ける訳だが、「矛盾」はいくらでも粗探しすれば出て来るもの。どうも掟的に「臭い物には蓋をしろ」と言わんばかりに口をつぐむ。口をつぐんで良い事もあるが、それは自分にとって都合の悪い事ばかり。
気付いてはいけない禁断のドア。無視するが如くに気にせよ、という矛盾めいた話。こう感じ、こんな事しか書けぬ自分が誰より「矛盾」している事を忘れてはならない。