オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

ブリッジングビザで働くAさん

2024年06月20日 18時15分40秒 | 海外移住

今日は木曜日でしたから、、、いつもの様に、元と職場へアルバイトで行って来ました。そして、、、帰り道にオーダーしておいた米40キロを取りに、日本食材店へ行きました。

その日本語食材店の事務所はまるで日本の会社そのままの雰囲気で、日本人ばかりが働いているようでした。接客をしてくれた若い日本人女性のが、倉庫から台車に載せた20キロの米を2袋、駐車場に持って来てくれました。日本語で対応してくれたので、少しお喋り。こちらに住んでいると、日本人に会う機会は非常に限られているので、日本人の事務員さんと話すことも、非常に貴重で有難く感じられるのです。

この事務所でどのくらいの日本人が働いているのか尋ねてみると、何と20人程もいるとのことでした。そして、お互い、どのくらいこちらに住んでいるのか、尋ねあったのですが、Aさんは、こちらに来てからまだ1年くらいとのことで、ブリッジング・ビザで滞在されているとのこと、ブリッジング・ビザというのは次のビザに移行中(ブリッジ=橋渡し)のビザで、次のビザというのは配偶者ビザだと思われます。オーストラリア人の旦那さんはこちらでコンピューターのお仕事をされているそうです。

こちらの労働環境は素晴らしいですよね?とAさんに言ったこころ、驚いたことにこの日本の会社ではそれ程良くないとのこと。社長以下日本人ばかりですから、まるで日本の中小企業の様にブラックなのだとか、、、。詳しくは聞きませんでしたが、時間通りに帰れず、日本の会社にありがちのサービス残業まであるようで、こちらの労働基準法に完全に違反していると思います。身バレするのを恐れて誰も密告しないのかも知れません。

Aさんはそれ程忙しくなかったのか、直ぐに事務所には戻られなかったので、結局5分くらいお喋りに付き合ってくれました。短い間でしたが、Aさんと日本語でお喋り出来たことは非常にラッキーだったと思いました。というのは、、、これまで何度かこの日本食材店に行ったことはありますが、今日のAさんの様に僕のお喋りに付き合ってくれた人は一人もおらず、大抵の事務員さんは商品を引き渡したら、「ハイ、また宜しくお願いします。」といって、そそくさと事務所に戻るのが普通だったからです。

メルボルンのあるビクトリア州とタスマニア州、そして南オーストラリア州を統括しているメルボルン領事館のデータによると、この3州にすんでいる日本人の合計は約5千人程らしく、その内の大部分がここメルボルンに住んでおられると思われます。日本の会社のメルボルン支店などで働いているなら他の日本人と繋がることも簡単でしょうが、僕の様に日本とは関係のない職場で働いていたり、既にリタイヤしている人は日本人との繋がりは少ないと思います。日本人会などに属せば繋がれるでしょうが、日本人社会に入ると、年功序列、こちらに長くいる人が威張っていたり、その他、独特のしがらみがありますから、入る気にはなれません。

こちらに住んでいる日本人の友達をもっと沢山作りたいとは思いますが、、、あまり接点がないので、なかなか上手くいきません。幸いに既に7、8人くらい日本人の友達がいますから、ある程度満足はしています。

こちらに住んでいる日本人の中で残念だと思うのが、折角こちらに住んでいるのに、こちらの人とはあまり付き合わず、こちらで小さな日本人社会を形成して、日本人とだけ付き合っている人達がいるようです。そうなってしまうと、こちらに住んでいる意味がないというか、、、日本に住んでいた方がいいんじゃないの?とさえ思えてきます。

折角こちらに住んでいるのだから、半分またはそれ以上の友達はオーストラリア人か、又は他の外国人なのが理想だと思うのですが、どうでしょうか。勿論、そうする為には、英語が自由に話せることが必須です。英語が上手く話せないから、仕方がなく日本人のコミュニティの中に入らざるを得ないのという人は多いと思います。でも、そうすると何時まで経っても英語は上手になりませんから、悪循環ですよね。

英語と日本語が話せれば、2つの社会に属すことができて、世界が2倍、或いはそれ以上に広がります。こちらに住んでいるのなら、暫くは日本語を忘れるくらいに英語に専念すれば、新しい世界が広がっていきます。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。


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