オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

僕がオーストラリアに移住した理由

2022年12月08日 17時54分26秒 | 海外移住

過去9回に渡って、オーストラリアに移住して良かったことと、良くなかったことについて、僕の経験したこと、思ったことをあれこれと書いてきました。このシリーズを書き始めて、ブログの訪問者数と閲覧数が、普段の2倍から3倍になっていて、オーストラリアへの移住の関心の高さが伺えました。

あなたが、海外移住に興味があるのは、外国への憧れでしょうか。それとも今の仕事や生活の不満からの逃避でしょうか?僕がオーストラリアに移住しようと思った理由は、

1.日本の労働環境に耐えられなかったこと。

地方の私立大学の文系卒で、専門技能もなく、就職したところは中小企業の今でいうブラック企業でした。毎晩9時、10時まで働いて、家には寝に帰るだけの生活とはおさらばしたかったからです。ただ、これは、僕の就職した会社に限ったことではなく、当時は日本国内、会社の規模に関わらず、どこでも似たような労働環境だったのです。この労働環境、社畜の生活から逃げる為には、日本国内ではダメで、海外就職しかないと思ったのです。もし、働いていた会社から毎日夕方6時頃家に帰ることができたら、海外移住は考えなかったと思います。

2.英語に自信があったこと。

留学前から英語はある程度話せたし、一年の交換留学で、ほぼ日本語で話すように思ったことが英語でいえました。新卒で入った会社を1年4か月で辞めてから、更に4年のアメリカ留学を経て、英語には自信があったことが、海外移住に挑戦する動機になりました。

3.十分な貯金があったこと

子供の頃から、お小遣いやお年玉は殆ど貯金していて、学生時代のアルバイト料や会社の給料なども使ったのは英字新聞代と洋画代で、その他はほぼすべて貯金していました。2度目の留学前には銀行口座に400万円近くあり、4年のアメリカ留学と2年のオーストラリア留学は親に頼ることなく、自分で賄えました。

4.日本にいることは泥船に乗っているようなものだと当時から思っていたこと。

理由は1990年代に、株と土地は暴落し、バブルが崩壊した頃で、丁度、少子高齢化社会の到来がメディアで話題になり始めた頃でした。以降、日本経済が衰えていくことは、既に誰の目にも明らかだったのです。「泥船に乗っていていずれ沈んでしまう。そうなる前に、新しくて丈夫な船に乗り換えよう。」と、当時、僕は泥船から飛び降りるネズミの様な心境でした。オーストラリアに移住してからは僕が予期した通り、日本経済は緩やかな下降線をたどり、高齢化は予想通りのスピードで、少子化は予想を上回る深刻な状態です。これから30年後、団j塊ジュニア世代が後期高齢者になる頃には、今までの30年の落ち込みより、更に悲惨な状況になるのではと、予測するのは僕だけでしょうか。

5.兼業農家の後継ぎとして、田舎に住み続ける自信が無かったこと。

田舎の冠婚葬祭などの近所付き合いが自分の性に合っていないと思ったので、どこか、別の場所に住みたいと思っていたのです。それに、当時は3高(高身長、高学歴、高収入)が女性にモテる必須条件でしたが、僕はそのどれにも入っていなかったのと、長男だったので、兼業農家の後継ぎとして、親と同居して、農業を継ぐことは、結婚市場において、圧倒的に不利だと感じていたからです。

農家に嫁ぐと泥まみれになって農作業を手伝わされるだけでなく、義理の両親との同居、地域の付き合いなど、お嫁さんにとっては想像を絶するストレスだと思います。普通に考えたら、誰がそんな苦労をしにわざわざ田舎に嫁に行くのでしょうか。普通の農家は娘を他の農家に嫁がせるのを嫌がるくらいですから、都会から嫁が来るはずはないのです。田舎では結婚できない中年の独身男性が多いそうですが、残念ながら、仕方がないと思います。

6.海外では、日本では感じたことのない自由を感じたこと。

留学していた時は、周りの人の目を気にすることなく、思ったことが言えたり、行動したり出来ました。それで、日本はいつも人の目を気にしなけばならず窮屈だと感じたのです。それは例えて言うと、自分が鳥籠から解き放たれた小鳥の様に、又は、金魚鉢から池に飛び込んだ金魚の様に自由に飛んだり泳いだりする自由な感覚を感じたのです。

この様に、僕がオーストラリアに移住した理由は沢山あります。移住せず、毎日、夜遅くまでサービス残業をして、両親と日本の田舎に住んでいたら、あまり、楽しい人生を送れたとは思えません。送れたかも知れませんが、その可能性はかなり低かったのではないかと思います。

では、明日も、このブログでお会いしましょう。

 


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