オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

幸福と年収の関係

2024年01月08日 18時24分16秒 | 早期退職

今日も朝から、ほぼ一日中雨で、夕方になってやっと止みました。オーストラリアの気象庁のウエブサイトで降水量をみてみるとこの辺りにかこ24時間の雨量は49ミリで、1月に降る降水量としては、記録的な雨でした。

オーストラリアの降水量は場所によってかなりの差はあり、南極を除くと、最も乾燥した大陸だと言われています。メルボルンの年間降水量は600ミリか700ミリですから、東京の年間降水量は1500ミリと比べると、半分以下です。特に夏の間は雨量が少ないので、草は枯れ芝生や牧草地は茶色に変わります。

ただ、今夏は異常気象なのか雨が多く、以前にもここで書きましたが、家の牧場もまだ緑色で、いつまで緑色の牧場が続くのか、楽しみではあります。1月下旬か2月になれば、40度を超える日も出るでしょうから、、、そうなると、草は枯れてしまうと思います。

そうなると怖いのは、火事。ついこの間も、ハワイで大規模な火事があり、沢山の人が亡くなりましたが、雨の少ないオーストラリアでは、夏になると常にどこかで山火事が発生しています。草は枯れている時に気温が高く、風が吹くと火事になった場合に大変危険です。

この辺りの牧場では馬や牛、羊などの家畜に草を食べさせて、草の背丈が高くならないようにしています。そうすると、仮に火事になったとしても、あまり燃えません。

さて、今日はジョギングの日でしたが、、、雨の為、お休み。散歩にも行けませんでした。代わりに床体操を少ししましたが、、、。

今日は友達に勧められた映画、「プラダを着た悪魔」というハリウッドの映画をサブスクしているディズニープラスで観ました。アン・ハサウェイ扮する主人公アンディが、ファッションデザイナーの助手としてニューヨークのファッション雑誌の会社に就職する話ですが、上司の(メリル・ストリープ)のパワハラに耐えきれず、最後はその仕事を辞め、シェフの彼氏と仲直りして、新しい会社(新聞社)に就職するというストーリーです。

僕が若かりし頃、好きだった映画は、80年代に日本でヒットしたマイケル・J・フォックス主演の映画「摩天楼はバラ色に」や「ワーキングガール」など、ニューヨークの大企業が舞台となった映画で、下っ端だった新入社員が、企業の役員や役職に這い上がるというサクセスストーリー(成功物語)です。

こういう映画を見ると、自分でもアイデアと努力次第で経済的な勝者、つまり大金持ちになれるのでは?という一縷の希望を与えてくれることは確かです。僕もアメリカに留学した時は、アメリカなら成功出来るかも?と思ったことがありました。しかしフタを開けてみたら、数十年後には、、一介の教師で終わりましたが、、、。

ただ、こういう映画を観ると「高収入でお金持ちになる=幸福になれる」 と錯覚しがちですよね。でも、お金がなくても幸福な人は沢山いますし、大金持ちになっても不幸な人は沢山います。つまり、お金で幸福は買えそうに思えますが、現実は、お金持ちになっても、必ずしも幸福にはなれません。

例えば、世界一お金持ちだったビル・ゲイツやジェフ・ベゾスは、お金持ちになった後で夫婦仲が悪くなって、離婚してしまいましたよね。

しかし、お金が無くて、住む所がない、今日の食べ物もない、となると幸福どころか、生きるか死ぬかですから、人生を楽しむ以前の問題です。お金はないより、あった方がいいのは確かです。

アメリカでの幸福度と年収の研究によると、年収が上がるにつれて、幸福度が上がるが、ある一定の年収以上になると、それ以上は、あまり幸福度は上がらなくなるそうです。その一定の年収とは10万ドル、日本円では千五百万円ぐらいでしょうか。世帯年収なら2、3千万円くらいでしょうか。

確かに、それくらいの年収があれば、幸福に暮らせそうですよね。住宅ローンの返済に追われることもなく、家賃が払えるか心配することもなく、外食や旅行も躊躇なく出来て、子供の教育費を心配しなくても良いです。高級住宅地に住んで、高級車に乗れる。

でも、僕を含めて殆どの人は、その何分の一の収入ですが、、、或る程度、幸福に暮らしているのではないでしょうか。欲を言い出したら、キリがありませんし、、、。「足るを知る者は富む。」と言いますし、、、。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。


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