娘がゴールドコーストから帰省したのと先月の誕生日を祝おうと、娘が決めたタイ料理のお店へ家族で昼ご飯を食べに行って来ました。
息子の大学は午後2時からだったので、11時半頃に息子の運転で家を出発して、、、スプリングベールのアジア街にはお昼時に着きました。
タイ料理は、あまり食べた事がないのですが、ココナッツミルクやレモングラスやコリアンダなどは僕が苦手な食材ですから心配でした。それでも、最近、このブログで皆さんにご紹介して、僕の座右の銘となった「人生は居心地の良い場所の端から始まる。」の諺を実践してみようと、慣れない料理に挑戦してみることにしました。
娘がネットで見つけたタイ料理のお店に入ると、、、お昼時なのに閑散としていて、、、唯一のお客さんは白人のカップルが一組だけでした。
ここで僕の頭の中では「これは失敗したな、、、。」と警告のサイレンがビー、ビーと鳴り響いたのです。
昼時にお客さんがいないというのは、致命傷で、、、しかもタイ料理のレストランにタイ人がいないというのは、タイ人には嫌われた店ということなのでしょう。
しかし、、、娘がタイ料理が食べたいというので、、、仕方なく案内されたテーブルに着席しました。
娘が炒めたタイの幅広いうどんが美味しいというので、、、、僕もメニューを見ながら焼うどのページにある焼うどんっぽい料理を注文することにしました。
さて、テーブルを見回すと、日本のレストランのテーブルの上には見られないものがいくつかありました。まず目についたのはティッシュの箱。
もう一つは、手拭き用のアルコールもテーブルに置かれていて、、、これらがテーブルの上に置かれてあると、テーブルが不潔に思えてきました。
もう一つ、はテーブルの上に調味料の瓶が四つあって、それぞれ調味料と小匙が入っているのですが、その中の一つは、何と日本で発明された味の素が小匙と入っているのです。こちらのレストランでは塩や胡椒がテーブルにあるのは普通ですが、このレストランでは唐辛子の他に化学調味料の味の素があるのは初めて見ました。(下の写真では少しだけ味の素の瓶が見えます。)
さて、運ばれてきた料理なのですが、、、4人が別々の料理を注文したため、ウエイトレスは3分おきぐらいに順番に出来た料理を持って来て来てくれました。多分一人分づつ作っているのでしょう。
だれかが食べ終わる頃に僕の料理が運ばれて来るといった時間差の配膳でしたから、、、少し残念な状況でした。
さて、僕の注文した料理は、、、
上の写真が僕の注文した焼うどんで、、、メニューの写真通りで、日本の焼きそばに近い味だろうと思って注文したのですが、、、一口食べただけで、「ゲっ、何だこれ? こんなマズイ物は食えんな、、、。」と思った程、甘く、しかも酸っぱい味だったのです。
多分、砂糖と酢をいっぱい入れて味付けをしたのでしょうが、、、酢豚のような味でした。
しかも、麺は春雨でしたから、また残念でした。お腹が空いていたので、麺の量を超大盛にしてもらったのですが、、、とても不味くて、普段は絶対に食べ物を残さない僕ですが、、、今日ばかりは残さずにはいられませんでした。
子供達や妻の注文した料理の味は僕の注文した料理程は酷くはなかったのですが、、、それでも、半分を食べたあたりから脂っこ過ぎて気持ちが悪くなってきたようでした。
中華料理でもそうですが、中華鍋に油を沢山いれて炒め物をします。しかも油は菜種油やひまわり種の油など、安い油ですから体に悪いのです。我が家で料理に使う油は、体に良いとされるオリーブ油だけにしています。
上の写真ですが、デザートを食べた後に撮ったのですが、、、フォークの右のお皿に止まっているのは、蠅です。
日本ではレストランの中に蠅がいることなど考えられませんよね? 僕がこのレストランの経営者なら、蠅叩きで蠅を退治するまではお店を開けないと思うのですが、こちらではウエイトレスも別に気にしていない様子でした。
蠅がいるのを気にしないということは、G(ゴキブリ)やネズミなどもいるのかもと思ってしまうし、、、こちらの衛生観念は日本のレストランとかなり違いますね。
さて、気になるお値段ですが、、、各自が一皿の炒めた麺類と、デザートを2つ頼んで、4人で120ドル(1万2千円)と、踏んだり蹴ったりで、、、もう2度とタイ料理は食べないぞ、と誓った日となりました。
この様にオーストラリアでは残念なレストランが多いと思うのですが、、、こちらの人はそれ程残念だとは思っていないようで、、、つまり裏を返せば、日本のレストランはいかに美味しく、衛生観念が良くて、それが当たり前で育ってきた僕にとっては、こちらの外食は残念な事が多いのです。
と言う事で、、、、今日は残念なタイ料理のレストランの話でした。
それでは明日も、このブログでお会いしましょう。