二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

海紅句会・7月

2017年08月04日 | 俳句
ここ数日、私の住む千葉では涼しい日が続いています

とは言え、今年は猛暑とのこと

まだ8月に入ったばかり

滋養のあるものを食べてご自愛くださいね




大変遅くなってしまいましたが

今月の海紅句会のご報告です



まずは主宰の特選句より  



てのひらを走る静脈熱帯夜       妙子

(「熱帯夜」の季語がいい)



髪洗う恋してなくてもしていても    モニカ

(「恋していてもいなくても」と添削。関係ないのに関係あるようになる)



天の川藁屋にひかり零しおり      典子

(「藁屋」・・・柔らかい句になる)



今回、私が一番注目した句は

髪減りつづけ炎天の舟下り

という句です

破顔一笑というのでしょうか・・・

「頭頂部がやばいのに、炎天下に何を暢気に遊んでんのよ!

よりによって舟下りとは、やけに風流じゃねぇか!」

と、心の中で激しく突込みましたよ

このインパクト!

特選にしようかと思いましたが

なんとなく(本当になんとなくですよ)

そのご容姿のイメージから

作者は主宰だろうと(なんとなく)見当がついてしまい

並選とさせていただきました・・・




主宰がよく「インパクトは大事」と云ってますが

うむ、確かに

そう感じる一瞬でした



今回、私の句に特選をいただきましたが

自分では没にしたい句なのです

女性なら共通してわかる感覚で、特に目新しさがないのに

まるで自分の発見のように云っている・・・ああ、やだ

シャンプーのコピーならいいかもしれないけれど

主宰は「髪」に関してはアレなのでアレなんですが・・・

映画「昼下がりの情事」でも

髪をやたらに洗うようになった娘(ヘプバーン)の様子を見て

探偵の父親は

娘が恋をしていると察するというシーンもありましたしね






今月の主宰の言葉より

「俳句は言葉でなく心」

・原因と結果にならないように

・がんばって作らないといけないが、表向きはがんばらないように作る

・自然にさりげなく

・俳句は体言

・俳句で「うれし」「かなし」は云わない

・「うれしさ」はささやかな方がいい

・「~のあり」解説

・「い」「ら」抜き言葉に注意!俳句ではきちんと書く



「俳句は言葉でなく心」

思いを込めて、だけど言葉は少なく・・・ということでしょうか

寡黙な健さんのような文芸なのですね