京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 黒くて長いもの…

2011年06月02日 | JESSICAの日本滞在記
                  
出かけた? それとも中止?
先日は親子での植物園遠足が延期となってしまった。今朝もどんよりした空の下、小雨が混じり出す中での登園で、果たして予定された梅小路蒸気機関車館への社会見学らしきものがどうなったのか…・

わが国唯一の蒸気機関車専門博物館。日本を代表する蒸気機関車17形式19車両を保存し、7両は動態保存されているのだそうで、C57形やC56は「SLやまぐち号」として臨時運転すると入館記念券に記載されてあった。館内でD51形の「SLスチーム号」に乗ったらしい。
「黒くて長い…、なんだっけ?」「車両?」「そうそう、電車見たいな蒸気機関車に乗った」とJessie。

午後からは久しぶりに晴れ間が出た。雨上がりとあって蒸すが、帰宅後、以前「蝉の皮(殻)とったところ」に行ってみることにした。食パンを袋に入れて。お腹がすいたのか自分でもかじり、鯉や亀に向かって投げ入れてやる。
一周2キロほどのコースを、脚力の健在振りを見せ付け走る走る!  アメンボを喜び、虫取り網を振り回し…、
  5歳児は疲れ知らずのフル活動だ。       It's show time!

このうえまだ夕食後にかくれんぼのお付き合いが待っていようとは…。   ( 今日も孫話、恐縮です~。)

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 「六月無礼」

2011年06月01日 | 日々の暮らしの中で
                    

「六月無礼」-「ろくがつぶれい」
「盛夏の六月には、服装などの無礼があってもかまわない」といった意味の語で、ノーネクタイのエコルックの起源はずいぶんと昔にさかのぼれることだと、岡田芳朗氏が長門本「平家物語」の出典を挙げて説かれている。旧暦六月といえば夏も最後の月で、暑さ厳しき折だ。

昨今の「クールビズ」、政府の音頭で始まった一見ルーズにも感じられるスタイルだが、今朝は環境省職員がアロハシャツで仕事に就く姿を新聞紙上で目にした。違和感もある。ハワイでもあるまいし…、へんな感じだ。せめてポロシャツの類にしたらとも思ったりしてしまう。

節電対策が求められるこの夏を、どう乗り越えよう。
「暑いとじっとしてられへんな」と娘は言う。確かに、汗をかいて動くほうが気分も紛れる。体力の省エネとばかりにデンと怠けていても返って辛いことはありそうだ。さて、どんな工夫が生まれるだろうか。

      鼻先にぱつと点灯冷蔵庫    阿波野青畝

冷蔵庫を開ける回数がなんとも多い。かつて、自ら椅子を引っ張ってくる知恵を働かせてみせた3歳児も、今や何度も何度も開け閉めして、上手におねだりのあとは「ありがとございます」と笑ってみせる。
ちっとも節電になりません。6月だけ…、許すとしよう。
                                  (写真 小林良正さんのほほ笑み地蔵)

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