昨日、立木観音参拝の帰り道、石山寺で車を止めて如意輪観音のご利益にもすがってきた。
紫式部が『源氏物語』を書き始めたという伝説のある石山寺は、西国第十三番札所だ。
東大門の左右には運慶快慶作の仁王が立っている。
物語中、光源氏がお礼詣で石山寺を訪れてもいるが、かつては私も物語のいくつかの舞台を訪ね歩いたりして来た。京都以外にも須磨や明石、宇治、初瀬、石山…と。
遠いはるか昔のこと、記憶は薄れてしまっていて、寺域の広さに改めて驚いた。京に住む伯母と二人で真冬の瀬田川沿いを歩きながら、餡まんをほおばることで暖をとっていたようなことを思い出す。昔、瀬田のシジミは琥珀色だったとか。
平安の王朝の女性たちは、任地へ行く夫や親に同行したりしない限りほとんど京の外へ出ることもなかったという。ただ物詣と称して、京の外にある神社仏閣に参拝することだけが旅をする機会だった。
初瀬詣での長谷寺・石山詣でなど、その代表格だ。
朝早く牛車を連ねて出発、粟田道を通り逢坂山を越えて昼頃に大津に着く。そして夕方には石山寺に到着、おおよそ二泊三日の滞在だったようだ。平穏であるだけに狭い体験しかない生活の息抜きをし、癒され、観音さまを心の拠り所とする女たちだった。
すがりつつも祓える邪気は自ら払って、無病息災を心がけるとしよう。「魔を滅する」に通じるという小豆も用意してある。さっそくに、小豆の「おかいさん」は十五日の風習だ。
気持ちの拠り所を求めながら、実は平安王朝の頃の貴族を思い浮かべる琵琶湖路の古刹めぐり。
楽しかったでしょうね。
数々の写真の見事さにお気持ちがあふれている気がします。
とってもいい厄除け祈願をなさいましたね。
700段の上り下り、足のケアーもお忘れなく(笑)
その昔は憧れの思いすら抱いて訪れた場所です。そんなときもあったなあ~、と…。
東大門の構えの見事さ。舞台造りの本堂の趣き、刻まれてきた歴史、女人の思い…
立木観音と石山詣での月参りをしようかなと、ふと思いました。
深々と冷え込む寒さでした。
居ながらにして京都の神社仏閣をkeiさんの解説つきで、見られるのは本当に幸せです。
「源氏物語」の舞台を全部まわるなんてとても望めませんが、いつかはと思いながら、まだ行ったことのない石山寺にはお参りしたいし、今知った運慶・快慶の仁王様も是非拝見したいものです。
頼んでいた雪下ろしを明日やってもらうことになりました。業者は引っ張りだこで大変なようです。
シロナガスクジラも太る一方で…
明日は屋根から陸に、それも砕けて…ですね。
秋田県のチームが今年も最初に京都へ入って調整を進めているようです。あさって、女子駅伝の日です。
matsuさんと同じようなことを、やはり雪のために練習にも支障は生じるでしょうね。
奥の細道をたどって歩いてみたい、酒田・象潟とあこがれる地は私にもあります。
いつか、と思いますね~。
人がほとんどいなくて、堪能して帰りました。
上に芭蕉庵がありました。ここへは良く来ていたそうで、お墓のある義仲寺も近くです。
三井寺もそばです。
琵琶湖の中の竹生島へも近くから舟で(笑)
思い切って、ぜひゆっくりお過ごしになって下さい。