テロップで台風情報を見ようとテレビをつけっぱなしにしていた。そのおかげで、全国高校野球も中止となりNHKでは別番組が組まれていて、思いがけない幸運を得た。
「大人を魅了する“児童文学”~作家・上橋菜穂子の世界」を見ることができたのだった。上橋菜穂子さん「国際アンデルセン賞」受賞を新聞が報じたことは記憶している。児童文学のノーベル賞とも言われ、日本人で二人目になることも伝えた本当に小さな記事だった。私自身は作家も作品も知らないことばかりだったので、魅力ある番組だった。
「他の人たちの文化が間違っているなんて思う必要なんかない。批判なんかしたくない。みんな同じ地球に生きているんだから」(アボリジニの女性の話)「私はよその国の神話だからといって、頭から否定するほどバカじゃない」(作品より引用)「この人とは合わない、ではなく、この人は別のことを考えている、ととらえる」
物事を、人間を一面だけから、一つの視点だけから見て価値観を固定化することの怖さ。実際は万華鏡のように多面であって、この世には多様な価値観が存在すると話される。
単なるファンタジー、作り話では終わらない作品の世界はロジカルで、架空の物語だが自分の人生を重ねられるリアリティがあると紹介されていた。
世界には多様な考え方、価値観がある。そう想像し合って、平和な世界にならないものかしら…。
よい物語をたくさん読んで、生き方を模索していく。柔軟に生き抜いていける力を与えられることもあるだろう。魅力ある言葉がちりばめられた作品に、Jessieの誕生日プレゼントは決まり!っと思った。…のは一瞬で、少し早いかもしれないと思いなおした。『精霊の守り人』シリーズは世界7カ国語に翻訳されて出版されているそうだ。いつか薦めて見る機会があるだろうか。
外出予定もない一日。雨に閉じ込められて予期せぬ儲けもんがありました。。。
上橋菜穂子さんの児童文学~まだ覗いたことが
ありません。
早速、検索してみたのですが、絵は多分見たことが
あるようです。今度本屋さんで見てみたいです。
Jessieちゃんには少し難しいですか?
こうしたジャンルは私には馴染みの薄いものでしたが、
ちょっとだけ関心を持ちました。
Jessieにはまだ早そうでした。