つはぶきはだんまりの花嫌ひな花
三橋鷹女がそう詠んだ石蕗の花が咲きだしている。
妙に暗いコンクリート塀近くだが、鮮やかな黄でぽっと明るさが増した思いがしている。「石蕗」は冬の季語、本来なら寒さがつのる中で、懸命に背筋を伸ばして耐えているふうにも見て取れるのだろうが、季節的にはひと月も早いかと思われる開花だ。比叡おろしが吹くのにだってまだ少し間がある。
鷹女は嫌った「だんまり」だが、石蕗に感じ取れる寡黙な芯の強さは私には潔いと思える。毎日茎の先端が少しづつほころび大きくなっていくのを楽しんできた。そこに咲いていてくれるだけで嬉しい。
低く雲が垂れた山向こうから朝日が差しかけてきていた。雨上がりの朝の冷気が肌に心地よく、我に返る思いで思わず深呼吸になった。よいことありそうな予感。楽しい日々を気ままに過ごし虚脱や放心と言うほどではないが、、それでも時には人生の類まれな美しいものを見せられたような衝撃を得ることもある。人生の装飾品、宝石にも増さる財産にして、そろそろ目覚めよと今朝の空気が。
深まりゆく秋をもうしばらく楽しまなくては。気分一新、でも、ポチポチに日常に戻ろう。ちょっと支離滅裂…??
すくっと、先端に花をいくつもつけて、揺らぐこともありません。
なかなか印象深く心にも焼きつきます。
お好きな花なのですね。
朝の散歩を日課とされるマーヤンさんですが、この深呼吸、効果抜群!?ですね。冷え込みの厳しい朝でした。
いくつもの出会いを重ねながら、財産を増やしていきたいです。
気付くか気付かないか…、感覚は柔らかに保てたらいいですよね。
これからは布団の中からますます出にくくなりそうですね。
手や膝はだいぶ回復されましたでしょうか。
春先に出たばかりの葉や茎を煮て食べるようですよ。
風味もあってこれぞホンマのきゃらぶきだ、って。
この花の黄色、不思議な鮮やかさで目に心に焼きつくようです。
行事や展示会、秋の風情… 楽しみたいですね。
熊野の記念としてなので特別な気持ちで見ていますが、
たった1本の茎しか伸びていないのですが、花が咲いてなんやらとても嬉しいです。
清々しい空気を吸って身の引き締まる思いが。
それこそいろいろなことを心の肥やしに、深まる秋も心弾ませながら… 過ごしたいです。
そんな事するのと思ったものです。
今年も深む秋を心に印して。
日毎に増す寒さに向かって、寡黙に花開く様は、まさにそこに咲いていてくれるだけで存在感があります。
冷気を含んだ朝日に思わず我に帰る深呼吸。
身体の中を真新しい風が通り抜けるような心地よさを・・・。
深まりゆく秋。また新たな紅葉の艶やかさを楽しみに、心膨らませて、少しずつ・・・。
まさにポチポチ、ゆっくりと・・・。