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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

市民狂言会

2008年03月11日 | 映画・観劇
しばらくご無沙汰だった知人に誘われ、市民狂言会に行く今日。
予報通りの好天で、朝からウキウキ。
午後3時に市美術館前で待ち合わせ、『日本女性の時代装束展』をまず覗くことにしていた。
襟元に数種の色を配する和装の姿を前にして、普段からもっと色の組み合わせを楽しもうと密かに思う。

観世会館は500人ほど収容できるらしいが、満席ではなかった。
正面の、舞台に近い席で鑑賞。若い狂言師の多方面での活躍もあるせいか、狂言人気も生じていて足を運ぶ若者も増えているという。
フランスにしばらく留学されていたという茂山逸平さんの姿もあった。

「東京の人は、きちんとしていてあまり笑わない。
京都では、チケット代が5000円だったとしたら、5000円分は笑ってくれる。
大阪の人はすごいですよ、笑わなければ損というほど。15000円分くらい笑ってくれます」
茂山千之丞さんがお話だった。

演題、「お茶の水」では狂言では珍しく、若い男女のデートシーンが。
また「腰祈 (こしいのり)」では祖父を演じる松本薫さんの所作にも笑いが生じる。
お祖父さんの曲がった腰を、祈って伸ばそうとする山伏。
祖父、山伏、太郎冠者とのセリフの掛け合いやら、“面白い”ものでした。
「セリフ劇」といわれても、舞と謡もあり、朗々としたセリフの言い回し、その掛け合い...、ミュージカルのようにも感じる。

うららかな一日を、大切な友の一人と近況報告し合ったり、またの約束をしたりして過ごした。

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