孫娘Jessieと街を歩いていて、繰り返し「何が欲しい?」「これはどう?」と尋ねてくれていた。けれど、正直なところ私には何も欲しいものがなくって、かえって困り顔をつくらせてしまう。
暖かそうなセーター。お金が貯まりそうな?財布。私にはそれ相応に暖かく着ているセーターもあるし、身辺、必要なものは不自由なく揃っている。だから…。でも、気持ちを無にするのもさびしい。困った。で、ふっと思いついた。
「Jessie、欲しかった本があるのよ。それをプレゼントしてくれない?」
14歳でパリに向かう一人旅の列車内で出会ったイタリア人の老人。家出娘かと思い、身を案じてくれていた彼との出会いが、イタリア暮らしのきっかけとなり、より深い縁を結んでいくことになったという漫画家のヤマザキマリさん。
漫画家としての作品は知らないが、日曜美術館や他のテレビ番組で著者の言葉に触れ、書評を見て関心を持っていた一冊だった。
だから私の ブックサンタさんになってもらうことにした。(『扉の向こう側』ヤマザキマリ)
「完全な偶然の中で知り合う他人というのもまた、見知らぬ土地への旅と同じく、自分の人生観や生き方を変えるかもしれない要素を持った、未知の壮大な世界そのものなのだということを、自分の人生を振り返ると痛感させられる」
パラパラと繰ったページの末文に記してあった。
「無理に開こうとしなくても、何気ない小さな変化からでも、自然に開く扉がある」
じっくり築いた関係もあれば、一期一会の出会いもあって、「扉の向こうに広がるのは人のお話」、と。
大学進学後の専攻分野を尋ねてみれば、履修の課程で知るところを話してくれる。社会人としての道を見据えた4年間であってほしいと願っている。
憧れや夢を失わず、いつも希望を道づれに - 木津川計さんが言われていたな…。
本当なら本人さんにも読んでみてほしいが、日本語での読書はイマイチ。いえ、イマイチどころか、ダメみたいなのが残念。
大事に取っておくのもよいが、娘に回そうかな?
暖かそうなセーター。お金が貯まりそうな?財布。私にはそれ相応に暖かく着ているセーターもあるし、身辺、必要なものは不自由なく揃っている。だから…。でも、気持ちを無にするのもさびしい。困った。で、ふっと思いついた。
「Jessie、欲しかった本があるのよ。それをプレゼントしてくれない?」
14歳でパリに向かう一人旅の列車内で出会ったイタリア人の老人。家出娘かと思い、身を案じてくれていた彼との出会いが、イタリア暮らしのきっかけとなり、より深い縁を結んでいくことになったという漫画家のヤマザキマリさん。
漫画家としての作品は知らないが、日曜美術館や他のテレビ番組で著者の言葉に触れ、書評を見て関心を持っていた一冊だった。
だから私の ブックサンタさんになってもらうことにした。(『扉の向こう側』ヤマザキマリ)
「完全な偶然の中で知り合う他人というのもまた、見知らぬ土地への旅と同じく、自分の人生観や生き方を変えるかもしれない要素を持った、未知の壮大な世界そのものなのだということを、自分の人生を振り返ると痛感させられる」
パラパラと繰ったページの末文に記してあった。
「無理に開こうとしなくても、何気ない小さな変化からでも、自然に開く扉がある」
じっくり築いた関係もあれば、一期一会の出会いもあって、「扉の向こうに広がるのは人のお話」、と。
大学進学後の専攻分野を尋ねてみれば、履修の課程で知るところを話してくれる。社会人としての道を見据えた4年間であってほしいと願っている。
憧れや夢を失わず、いつも希望を道づれに - 木津川計さんが言われていたな…。
本当なら本人さんにも読んでみてほしいが、日本語での読書はイマイチ。いえ、イマイチどころか、ダメみたいなのが残念。
大事に取っておくのもよいが、娘に回そうかな?