京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

秋を惜しみ・愛しみながら…

2008年10月25日 | 日々の暮らしの中で
長袖も、綿シャツ一枚で過ごせる気温が好ましい。
そぞろ寒さを感じながら少しずつ確実に移ろうこの時期、過ぎ去ってゆくのが惜しまれます。
「惜しむ」、「愛し・おし」同義で愛着のあらわれなのだという。
消えゆくものを、消えゆくからこそ愛する。
「永遠の愛」ではなく「移ろう愛」を尊ぶ、のだそうな。

 肌寒と言葉を交わせばこと足りぬ

賀茂川の西側に沿って加茂街道を北に走る。遠くの山並みは黒いシルエットと化し、灯りが見えるのは人の家だろうか。寂しさを覚える秋の夕暮れ。まだ午後五時過ぎ―、いっきに日は落ちてしまう。

植物園北門沿道には、ろうそくの炎の揺らぎとともに、暗闇の中、異様な顔が数知れず浮かび上がっている。
わびしげにさえ映るのを見ながら通り過ぎた。なんぞや、ハロウィンとは…。

「kei さんや」「来た来た」「お待ちかねやよ~」「来ないのかと思た」
「話があるんやて~」
三十分ほど遅れた私を迎えてくれた笑顔と言葉。
アルコールなしに温かな思いをいただいて…
大切にしていただいて…
惜しみなく愛を注ごう―なんて、言わせていただこう…

話がある?
沢山の宿題と明日の課題を抱えて…、ちょっぴりつらいけど、まあ、笑っておこう。
「笑う門には…」何かがやってくる、きっとこの時期!
  (最近の姫)
コメント (4)
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