長袖も、綿シャツ一枚で過ごせる気温が好ましい。
そぞろ寒さを感じながら少しずつ確実に移ろうこの時期、過ぎ去ってゆくのが惜しまれます。
「惜しむ」、「愛し・おし」同義で愛着のあらわれなのだという。
消えゆくものを、消えゆくからこそ愛する。
「永遠の愛」ではなく「移ろう愛」を尊ぶ、のだそうな。
肌寒と言葉を交わせばこと足りぬ
賀茂川の西側に沿って加茂街道を北に走る。遠くの山並みは黒いシルエットと化し、灯りが見えるのは人の家だろうか。寂しさを覚える秋の夕暮れ。まだ午後五時過ぎ―、いっきに日は落ちてしまう。
植物園北門沿道には、ろうそくの炎の揺らぎとともに、暗闇の中、異様な顔が数知れず浮かび上がっている。
わびしげにさえ映るのを見ながら通り過ぎた。なんぞや、ハロウィンとは…。
「kei さんや」「来た来た」「お待ちかねやよ~」「来ないのかと思た」
「話があるんやて~」
三十分ほど遅れた私を迎えてくれた笑顔と言葉。
アルコールなしに温かな思いをいただいて…
大切にしていただいて…
惜しみなく愛を注ごう―なんて、言わせていただこう…
話がある?
沢山の宿題と明日の課題を抱えて…、ちょっぴりつらいけど、まあ、笑っておこう。
「笑う門には…」何かがやってくる、きっとこの時期!
(最近の姫)
そぞろ寒さを感じながら少しずつ確実に移ろうこの時期、過ぎ去ってゆくのが惜しまれます。
「惜しむ」、「愛し・おし」同義で愛着のあらわれなのだという。
消えゆくものを、消えゆくからこそ愛する。
「永遠の愛」ではなく「移ろう愛」を尊ぶ、のだそうな。
肌寒と言葉を交わせばこと足りぬ
賀茂川の西側に沿って加茂街道を北に走る。遠くの山並みは黒いシルエットと化し、灯りが見えるのは人の家だろうか。寂しさを覚える秋の夕暮れ。まだ午後五時過ぎ―、いっきに日は落ちてしまう。
植物園北門沿道には、ろうそくの炎の揺らぎとともに、暗闇の中、異様な顔が数知れず浮かび上がっている。
わびしげにさえ映るのを見ながら通り過ぎた。なんぞや、ハロウィンとは…。
「kei さんや」「来た来た」「お待ちかねやよ~」「来ないのかと思た」
「話があるんやて~」
三十分ほど遅れた私を迎えてくれた笑顔と言葉。
アルコールなしに温かな思いをいただいて…
大切にしていただいて…
惜しみなく愛を注ごう―なんて、言わせていただこう…
話がある?
沢山の宿題と明日の課題を抱えて…、ちょっぴりつらいけど、まあ、笑っておこう。
「笑う門には…」何かがやってくる、きっとこの時期!
(最近の姫)