水仙のこぼれ話

         風に揺れる水仙の花から時折余談が零れ落ちてくる

祇園後祭3(黒主山)

2014-07-26 | 京の旅








黒主山は、謡曲「黒主」にちなみ、六歌仙の一人大伴黒主が桜を眺めながら歌を詠んでいる姿がご神体である。
宵山の会所で山の役員さんから詳しく説明を受けた。
黒主像は一木でできていて、全ての関節が曲がるように作られている。
黒主が反り返っているのは桜を見上げているから。
桜の歌を詠んでいるので、黒主の衣装は桜の花の模様で作られている。
黒主の来ているのは真綿入り。昔は旧暦で祇園祭の時期はそんなに暑くはなかったからだそうだ。
写真の前懸は今では美術館で保管されているものを、
今回珍しく借り出してきたそうだ。
巡行で見ると黒主は反り返って桜の木を見上げていた。


大路行く黒主山の龍飾