KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

狩人ときこり。

2018年12月28日 | 社長のことば
幼いころ私の枕もとで
母がイソップ物語を
読み聞かせてくれた。

だから私はいまでも
イソップ寓話が好きだ。

アリとキリギリス。
王様の耳はロバの耳。
金の斧。
ガチョウと金の卵。
北風と太陽。


どれもよく憶えている。

イソップは
楽しい話だけでなく
教訓を含んだ話も多い。

狩人ときこり
と言う物語がある。

狩人がライオンの跡を
追いかけていた。

森の中をすすんだ狩人は
きこりに出会った。

狩人は問う。

ライオンの
足跡を見なかったか?

そのきこりは応えた。

いまライオンのいる所へ
連れていってやろう。

狩人は震えながら言う。

いや。いいよ。

私が追っているのは
「ライオン」ではなく

「ライオンの足跡」だから。


イソップのなかで
この話はそれほど
ポピュラーではないが

なぜか私は皮肉を含む

この話が好きだった。kyokukenzo

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