吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

古都金沢のアートと食で広がる健友の輪・和・話 その5

2023年12月04日 | 紀行
11月15日 楽しい旅もいよいよ最終日となりました。
一路、長町武家屋敷跡へ
大通りから一本入っただけなのに、
タイムスリップしたかのよう。

土塀に挟まれた路地が藩政時代を彷彿とさせます。
かつての加賀藩士の屋敷が立ち並ぶ長町(ながまち)界隈は
今も住居として使われている建物群のそこここに
資料館やお店になっているところを
見つけることができます。
伝統と現代感覚が融合した
丁寧な街づくり。
金沢びとの心意気が感じ取れる散策スポットです。


長町研修塾
開門前だったので通り過ぎてしまいましたが、
Journal vol.3を見返したら、
邸内が撮影ポイントになっていたのに気づく。
中に入って撮影すればよかった~



路地での撮影ポイントみっけ!


健太郎くんがアイス抹茶を飲んでいたお店はお休みでした。



お隣のホットドッグ屋さんで聞いたら
不定期営業なのだそうです。


九谷焼を展示販売する
金沢九谷ミュウジアム



珪藻土で作られたさまざまなアイデアグッズを販売する
Soil flagship shop
珪藻土は壁塗り左官に使われる材質で
吸湿性・速乾性に優れた性質を利用して
バスマット、コースター、お皿など
さまざまな商品が作られています。
外観も内装もとってもおしゃれで
グッズもセンスのよいものばかり。
健太郎くんも製作チームのスタッフさんも
「仕事忘れて買い物した」って書いてありましたが
その気持ちわかります。

お店のスタッフさんに健太郎くんご一行様がいらしたときのことを
お聞きしました。
ご本人は水筒を逆さに立てて乾かすボードを購入されたのだそうです。


私は脱臭効果のあるこちらの雪だるま的置物を購入。
一つ一つ表情が違ってかわいい。
靴箱と玄関、トイレに置きます。

午後からは2020年に東京から金沢に移転された国立工芸館で行われている
「皇室と石川 ー麗しき美の煌めきー」を鑑賞しました。
https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/554
華美になりすぎず品格のある蒔絵に彩られた調度品の数々に
日本の伝統芸術の水準の高さに改めて感じ入りました。


伝統と芸術と食のパワーをたっぷり浴びて
しかも健友さんの輪・和・話 が広がって
エナジーチャージ満タンになった旅でした。
お付き合いいただいた健友さんたち
誕生日祝いまでしてくださって、ありがとうございました!
ほな、また!!
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古都金沢のアートと食で広がる健友の輪・和・話 その3

2023年11月28日 | 紀行
11月14日お昼は、近江町市場近くのお寿司屋さん
大國鮨(だいくにすし)さんへ。
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17002412/


なんと、ここの女将さんも健ラバさんなのです。
Yさんが『冬薔薇』を見に行った映画館でお知り合いになったご縁で
今回お邪魔させていただきました。
東京と奈良から押しかけた我らを大歓迎してくださって
感謝感激です。

本格的なお寿司屋さんで、もう「おいしい」しか言葉が出ない。


カウンターだけのお店なので
行かれる際はぜひ予約されてくださいね。

大将の確かな腕と、女将さんのホスピタリティに
すっかり気分よくお腹も満たされました。
本当にお世話になりました。

お店をあとにし、Yさんはご用事で中座。
午後からはすぐ近くの21世紀美術館へ。

Journal Vol.3のコピーを片手に
撮影ポイント特定に気合が入ります。


Journal真似てがんばってみた。

21世紀美術館は現代美術の作品を紹介する美術館。
現代美術には難解というイメージがつきまといますが
企画展示では親しみやすく触ったり体験できたりする作品も
多くあります。
折しも行われていた企画展はこちら
Digital Transformation Planet
https://www.kanazawa21.jp/exhibition.php


ボールのプールに入って子どものように戯れる


友禅柄の壁やっと見つけた~!

この後、夜の部その4へつづく
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古都金沢のアートと食で広がる健友の輪・和・話 その2

2023年11月24日 | 紀行
11月14日(火)金沢旅の2日目
まずは、初代加賀藩主の前田利家公と
その正室おまつの方が祀られた
尾山神社を見学。
こちらにはもともと歴代藩主の別邸・金谷御殿がありましたが
明治6(1873)年に神社として造りなおされました。
2023年は鎮座150年となります。
異国情緒漂う神門が印象的です。


つづいて兼六園で金沢在住の健友さんYさんと待ち合わせ。
Yさんは3月の舞台『背信者』を見に東京にいらしていたときに
下北沢の駅前でGOLONDRINASエコバッグに目が行って
私がナンパ…もとい、お声かけしてつながらせていただいたのです。
今回、金沢に行く旨お伝えしたら、
お時間つくってお付き合いくださいました。
兼六園の中をそぞろ歩きながら
見所を案内してくださるのですが、
感心するほど詳しく的を得たご説明に、
なぜそんなにお詳しいのか?とお聞きしてみると
兼六園と金沢城公園の
ボランティア・ガイドをされているのだそうです。
どおりで!!

Journal Vol.3の撮影ポイントや
DVDの中で健太郎くんがクルクル回っていた場所まで教えてくださって
例のごとく、まねっこ撮影大会。
同じ場所でクルクル回ってみた


とても私たち初心者では特定が難しかったであろうスポットを
まさに「庭」のごとく熟知した方にガイドしてもらえて
本当になんてありがたいことでしょう!

さすが日本三大庭園の一つ。
普通に観光で訪れたとしても
大いに目の保養となる絶景がそこここに。
その一部をお裾分け。



兼六園では、樹木の枝が雪の重みで折れないように縄で支える「雪吊り」が有名ですが
折しも冬の到来に向けて、順次作業が進められているところでした。
作業の光景が見られるのは珍しいことだそう。
またまたラッキー!!





庭園の中心部にある霞ヶ池に浮かぶ蓬莱島の端に屹立する岩は
ある動物の形に見えるとのこと
それぞれの目から見ると……

私=温泉に浸かるニホンザル
同行の健友さん=サケを狙っている熊

正解は……
亀の頭

島全体が亀の甲羅の形に似ていて岩の部分は頭なのだそうです。
池の向かい側にある松の枝ぶりが
鶴が羽を広げた形に似ていて
一対となって長寿やおめでたさを表しているとのこと。

温泉サルや熊もなかなかにイカしてると思いますが……
見る人によって違う風に見えるのも面白いところです。
皆さんの目にはどう見えますか?


ひととおり兼六園を堪能したあと
隣接する金沢城公園も見学。
部分的に再建された建造物から
敵が攻めてきても直進できないように壁が立ちはだかっていたり

防護壁の小さな穴から鉄砲で敵を狙い撃ちできるように作られていたりと

金沢城の守りの堅さを示す痕跡を確認できました。

そしてこの石垣が圧巻。

色紙短冊積み(しきしたんざくづみ)石垣と呼ばれる
縦長の長方形の石が組み込まれた石垣
こんなの見たことなかったです。

Yさんのおかげで
金沢を代表する歴史的スポットについて
より深く知ることができて感謝感激です。

かれこれ3時間そぞろ歩き続けてお腹もすいたところで
さあ、お昼へ。

その3へつづく
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古都金沢のアートと食で広がる健友の輪・和・話 その1

2023年11月20日 | 紀行
推し活話です。
11月13日~15日
わが推しの俳優、伊藤健太郎のファンクラブ会報誌
GOLONDRINAS Journal vol.3に掲載された聖地巡りの旅に行ってきました。

初日の13日
東京出発組3名、金沢駅で奈良からの健友さん1名と合流。
総勢4名の珍道中が始まりました。
ホテルに荷物を預け、まずは近江町市場へ。

月曜日なのに、すごい人出。
人気のスポットなのですね。
ジャーナルには出ていないのに
「石丸食品」
という看板を見つけて爆上がりするGOLONDRINAS脳。


今の旬はカニ。


健太郎くんが、お顔サイズの岩牡蠣を食べていたお店も発見。
夏が旬の岩牡蠣は今の季節には当然なく、
生牡蠣はありましたが店先で食べる場所の用意はありませんでした。

ジャーナルに出ていた自販機がこれ。


ウナギ串はふわっふわでおいしかったです。



ランチの場所を探そうとするも、
どこも混んでいてお値段もなかなかにお高いので
以前に金沢を数回訪れたときに発見していた穴場スポットへ。
これほんとは教えたくないけど……
困ったらココ、まじおススメ!!
市場館(いちばかん)地下のお惣菜屋さん『夢屋』
お寿司のほかにもいろんなおかずが庶民的なお値段で充実してるんです。
イートインコーナーに席を確保して
いろんな種類のお寿司を4人でシェアして大満足!!


お腹が満たされたところで、徒歩で大樋(おおひ)美術館へ。

Journal Vol.3に掲載された、建築家で陶芸作家の奈良祐希さんと健太郎くんの対談は
ここで行われました。

大樋美術館は江戸時代初期から11代にわたって続く
加賀藩御用達の茶道具を制作する大樋焼窯元の
歴代の作品や加賀藩ゆかりの茶道具が展示されている美術館。
奈良祐希さんのお父様第11代・大樋長左衛門(年雄)さんが
館長を務めておられます。
詳しくはこちらをご参照のほど。
http://www.ohimuseum.com/index.html

中庭にさりげなく置かれた壺も素敵


美術館の館内は撮影禁止でしたが
どの作品も気品と風格に満ちていながら
黒味の強い渋い色合いに野趣が感じられる茶人好みの作風。
不勉強な私は今までその存在すら知りませんでしたが、
今回、健太郎くんがJournalで取り上げてくれたおかげで
こうして間近に触れることができました。
また一つ世界が広がっていきます。

見学後、ギャラリー(隈研吾氏の設計)で販売されている作品のお値段に驚いていると、
隣のスペースで第11代・大樋長左衛門さんと
お得意様と思しき方数名がお話されているのに気づきました。
ちょうどお話が終わってお客様をお見送りしたところで、
第11代様の方から、「こんにちは」と声をかけていただいたので
この機会を逃してなるものかと、ジャーナルのコピーをやおら取り出し
「これを見て東京から来ました!」
と来訪の趣旨をお伝えできました。
「これまで不勉強で大樋焼の存在も知らずに来た人生でしたが
これを機会に素晴らしい作品の数々に出合えて感激です!」と
お伝えしました。
すると長左衛門さんがコピーの写真を指さして
「ああ、彼何度か来ているよね。えっと名前は……」
「伊藤健太郎さんです!」
という短いやりとりのあと、
お忙しい第11代に代わり奥様が対応してくださいました。
スペースではお抹茶の提供もあります。
せっかくなので、健太郎くんと祐希さんが対談されていたテーブルでいただくことに。
なんと、歴代大樋焼のお茶碗の中から好みのお茶碗を選べるのです。
最も古いものは江戸時代の作品です。
なんて贅沢な! 手が震える(って嘘)
私が選ばせていただいたのはこちら。

お抹茶の緑とのコントラストが見事。
第〇代作とご紹介いただいたのに、失念しちゃいました。
悪しからず。

上品な和菓子とお抹茶の豊かなコクと香りを楽しみました。

対談で健太郎くんが座っていた席で



上質な時間にしばし癒されました。

夜は繁華街の片町方面へ。
金沢おでんの人気店を狙っていましたが
雨にもかかわらず、すごい行列。
あきらめて近くの居酒屋さんに入り
地酒の「ガツンと辛口」呑み比べセット行っちゃいました

初日からアートと食そしてお酒と
充実の旅です。
その2へつづく。
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信楽の旅

2023年07月05日 | 紀行
5月1日
たぬきの置物が有名な陶芸の街、信楽(しがらき)へ。
なぜ信楽かというと、
我が推しの伊藤健太郎くんが2019年後期のNHK朝ドラ「スカーレット」で
主人公の息子・川原武志役を演じた舞台となった地だからです。
もともと陶芸に興味があったということもあり、
この機会にぜひと訪れました。

JR草津線貴生川(きぶかわ)駅から信楽高原鉄道に乗り換え。
一度乗ってみたかったのです。
車体は忍者のデザイン。
信楽町のある甲賀(こうか)市は甲賀忍者の郷としても知られています。


風を感じながら森を抜けて行く
♬高原列車はラララララ 行くよ~
という歌を思い出します。

おりしも藤の花盛りで、新緑に映える紫のかたまりが美しい


終点の信楽駅ではたぬきさんがお出迎え


駅前ではちょうど陶器市が開かれていました。

忍者のたぬきさんもいる


信楽伝統産業会館で信楽の陶芸の歴史を学ぶ展示を見てから

今回の最大の目的である旧信楽伝統産業会館で開催中の
特別展「テレビドラマの世界」~スカーレットの舞台 甲賀市信楽~
を見学しました。
(撮影許可いただきました)
かわはら工房だ~!
ここで武志が、おかあちゃんが作業してたんだな~
水のお皿も



喜美子の穴窯


出演者のサインの入ったたぬきさん

サニーだ

あかまつだ~! 呑みに行きたい!!(そこかよ!)


武志の衣装を見ただけで、涙が……


主要登場人物大団円の「みんなの陶芸展」
ジョージ藤川先生のインパクトよ


ドラマの世界にしばし浸ったあとは
すぐ近くの新宮(しんぐう)神社へ

ドラマ前半で陶器業界の守護・繁栄を祈る火祭が行われる聖地として登場しました。

そこから「ろくろ坂」を上ります。
ROKUROと書かれたプレートが舗装路に埋め込まれているのもおしゃれ。


町じゅうに製陶所や陶器販売所、道端には陶製の置物



坂を上り切ると、大窯Ogamaと表示された登り窯が見えてきます。

すごい迫力。内部も覗ける

ここは『スカーレット』の DVD Vol.3の
特典映像「伊藤健太郎の信楽探訪」に登場したところ。
展示用に保存されている登り窯ですが、現在は稼働していません。
穴窯の焼成室が一つなのに対して、
登り窯は幾つもの焼成室を階段状に連ねて
斜面に作られています。
火と熱が高い所に登って行く性質を利用して
大量に製品を焼き上げることができます。
ガス窯が主流となった現在は
稼働している登り窯自体少ないそうです。
焚口はこんなふうになっているんですね。


ギャラリーも併設されています。


窯場の坂

最終回で武志と真奈ちゃんが歩いていた坂道。うるうる。


山文製陶所 ドラマで「丸熊陶業」として登場しました。

海鼠釉(なまこゆう)の深い青が特徴の火鉢が野積みされています。

火鉢は江戸時代から使われる暖房器具。
大物陶器を得意とする信楽では、古くから主力商品でしたが
特に戦後は一般家庭での需要が高まり、
信楽で生産されたものが全国の80%以上を占めるほどになったそうです。

火鉢の典型的な仕上げには海鼠釉(なまこゆう)が施されています。
深い青地に白い斑点が浮かび上がる様子が
海の生き物の海鼠に似ていることからきた呼び名だそうです。

その製法を明治時代の初期に開発・公開し、
信楽の窯業の発展に貢献したのが
陶芸家の谷井直方(たにいなおかた)です。
山文製陶所の奥にある谷寛(たにかん)窯ギャラリー・陶ほうざんは、
谷井直方氏の心意気を引き継いだ谷井眞方(しんぽう)氏が
昭和初期に創設した窯元。

明治時代の師範学校の講堂を移築した歴史的建造物の中に
工房とギャラリーがあります。
現在は3代目の谷井芳山(ほうざん)氏が受け継ぎ、
伝統を守りつつ若手陶芸家の育成にも力を入れているとのこと。
ここのギャラリーがとても魅力的。

登り窯以降に使用されオイルショックで使われなくなった重油窯も展示されていて
その内部も見られます。


芳山氏が海鼠釉を改良したシリーズ「源」の
深い青の美しさに強く心惹かれました。

まるで器の中に宇宙が見えるよう。
すっかり気に入ってしまい、ぐい飲みを購入しました。
晩酌が楽しみになります。

陶芸の街をそぞろ歩き
「スカーレット」の世界と信楽の歴史、
陶芸の奥深さを垣間見た旅。

ずっと来たかっただけに大満足でした。
7月19日には健太郎くんのファンクラブ主催の
イベント関西編が信楽で開かれます。
どんな会になるか興味津々です。
当選された方々楽しんでくださいませ。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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初のファンミーティング参加 その3

2023年07月03日 | 紀行

休憩を挟んで第二部の冒頭は
会報誌のGOLONDRINAS Journal Vol. 3の紹介から。
今回はアートをテーマに美術館を背景にたたずむ健太郎くんが表紙。
お気に入りページをチラ見せしてくれましたが、
ステージ上からでは遠くてよくわからず
「見えない~!」の声に
さらに後ずさるという、いたずらっ子健太郎発動。
ちなみにP20です。

続いて、後方のステージへ移動し、
昨年の誕生日以降1年間の振り返りエピソードトーク。
2022年夏、THREE1989(スリー)さんの楽曲「イチグラム」MV撮影。
日の出狙いで、薄暗いうちから何回も走った思い出が。
スリーさんとは、その後も連絡とってるとのこと。

8~9月 DMMTVオリジナル作品「インシデンツ」撮影。
最初はコメディ・パートだけの出演の予定だったところ、
出番が増えて、コント・パートにもたくさん出させていただいて
芸人さんたちとの間合いが、すごく勉強になったそう。
キョ―トー紅蓮會事務所のシーンは
空調もない倉庫の中にセットを作って窓閉めきって
酷暑に耐えながらの撮影だったそう。

11月 映画『ザギンでシース―』撮影
銀座はあまり縁のない場所だったけど
粋なお姉さま方を見てかっこいいなと思ったそう。
共演のベテラン俳優さんたちがなかなかに自由で
撮影本番になっても構わずおしゃべりされてて
スタッフさんも制御不能。
スタッフさんの眼差しを察して健太郎くんが会話に加わりつつ
タイミングみて「そろそろ行きましょうか」と
場の空気が悪くならないようにお仕事モードに
誘導していたそう。
20代でそんな高等コミュニケーションができるなんて
ほんとすごいと思います。

12月~1月 映画『静かなるドン』撮影
アクションあり任侠の所作あり
すごくやってみたかった世界感で嬉しかったとのこと。
「特に譲れないシーンは?」
と司会の人にふられると
まだ見ていない人のために敢えて説明はせず
そのシーンの動きを実演
「見た人はわかりますね」
ネタバレ厳禁、ご想像ください。
ヒントはユウスケです。

クランクアップはソープ店でお客さんのスーツを借りる場面💕
お店の営業が終った午前4時とか5時とかに撮影したそうで、
その後一旦帰宅して仮眠後、
その日のうちに舞台『背信者』の稽古に入ったのは
さすがにキツかったそう。
初日はセリフがまだ7~8割しか入っていない状態で
(それだけ入ってりゃ十分と思うのは素人考え?)
座長の重圧もあって初共演の方たちと親しく会話する余裕を持てなかったところ
三四郎の相田周二さんが場を和ませてくれて助かったと言っていました。

ここは僭越ながら解説させてくださいませ。
脚本・演出の小御門優一郎先生の舞台に出演経験のある相田さんは、
現時点の脚本はあくまで仮で、
セリフはこれから変わっていくことをご存じだったので、
敢えて覚える必要なしというスタンスで余裕がおありだったんです。
健太郎くんは小御門作品お初だったので、
律義にセリフ全部覚えて行こうと必死だったんですね。
舞台のアフタートークで、そうおっしゃってました。

そんな感じで手探りスタートだった背信者ですが、
稽古が進むにつれ出演者全員一致団結して、
千秋楽にはすべてやりきった達成感に満ちていたそうです。

で、ここからは新情報。
折しも6月30日13時に解禁になったほやほや情報を取って出し!!
大手の松竹さん配給の映画
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』
に出演が決定したというニュースです。
健太郎くんの役どころは
水上恒司さん演じる主役の特攻隊員・彰の親友、石丸。
いつも明るくふるまって周りを和ませるムードメーカーです。
健太郎くんそのものじゃないですか。
健太郎くん自身特攻隊には強い興味があり、
いつか演じることができたらと思っていたそう。
というのは自分の先祖に特攻隊員だった人がいて、
お母さまの実家に帰るとその人の遺影があるのだそう。

「国のために命を捧げた方々のおかげで
今の僕たちがいることを忘れてはならないと思う。
このお話を受けて、特攻隊の歴史を知るために
靖国神社に併設された資料館に行ったりと
いろいろ勉強させてもらいました」
と話してくれました。

ということでシークレットだった髪型は坊主頭。
界隈で予想していた中に正解がありましたね。
物語を支える重要な役どころのようで、期待もふくらみます。
12月8日公開予定。
奇しくも太平洋戦争が開戦したとされる日です。
それまでに私も戦争の歴史を勉強しておきたいと思います。


続いて、参加者からの質問に答えるコーナー。
ツアーの最初に質問用紙が配布されて
各自質問を記入して回収してあります。
封筒の中に入っている用紙の中から
健太郎くんが一枚引いて読み上げ、答えました。
5問くらい?

身長は180センチになりましたか?
の質問には
「俺が一番気にしていることを!」
とすねる様子に大爆笑でした。

役作りで体重を増減した最大値は?
プラスは7キロくらい。
マイナスは10キロ超。
スカーレットの武志役で、病気のために痩せるので
運動ではなく、食べる量と内容を調整したとのこと。

役者さんは大変だな~。
とてもじゃないけど、そんなに強い意志を持って体重コントロールでけまへん!

幸せを感じるのはどんなとき?
月並みながら出演した作品を見た方から拍手をもらったり
「よかった」という感想をいただいたときは
本当に幸せに感じるとのこと。

ほかの質問は失念。悪しからず!!

さて、楽しかったファンミーティングもそろそろ終わり。
健太郎くんの締めの言葉。
ファンの皆さんに支えられて今の自分があります。
感謝するはもちろんですが、
ファン同士のつながりが広がっている様子が伝わってくるのが嬉しいです。
今日もサービスエリアで「お久しぶり」と再会を喜ぶ場面も見られました。
これからもっと勉強して皆さんの期待に応えられるような
説得力のある俳優になっていきたいです。
と締めくくってくれました。

最後は出口で待っている健太郎くんのお見送りで
一人一人にグータッチ!!
ありがたや、ありがたや
もう手洗えません(笑)

おみやげは山梨のぶどうジュースと
GOLONDRINASエコバッグ
なんと健太郎くんのサイン入りです。
一枚一枚手書きしてくれたのですね。
そしてスタッフさんがビニール袋に再包装してくださったんでしょう。

初めての試みで至らない点もたくさんあるかと思いますが
温かい目で見守ってくださいと
健太郎くんが言っていましたが
なんのなんの、
本当に心のこもった思いやりにあふれたファンミーティング。
健太郎くんはじめ、社長さん、マネージャーさん、事務所の皆さんの
ファンを楽しませようとするお気持ちが伝わってきて
たくさん感動をいただきました。

最後はホテルの前でバスに手を振って
出発を見送ってくれました。
これからもお身体に気を付けて
素敵な作品づくりに邁進してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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初のファンミーティング参加その2

2023年07月02日 | 紀行
目的地の甲府祈念日ホテルに到着。

宴会場にA~Qまで(だったと思う)の丸テーブルが配置され
指定席に着席。
私はAテーブルで最前列左端。
比較的ステージに近いぞ!!
まず、昼食のほうとう御膳をいただく。

食事が済んだころに健太郎くんが登場して
トークショー第一部のはじまり。

まずは誕生日お祝い。
ファンクラブ会報誌GOLONDRINAS Journal vol. 3の
表紙デザインがプリントされている
おしゃれなケーキがワゴンに乗って登場。

皆でBirthday Songを歌ってお祝いしました。
その後、ケーキとともに健太郎くんが会場のいろんな場所に移動して撮影タイム。
唯一撮影が許可された時間でした。
撮れ高はこちら


その後はテーブル対抗クイズ大会
健太郎くん出演映画の過去作から5択問題を10問出題。
テーブルごとにチームを組んで話し合い
渡された1~5の札を掲げて解答します。
お題となったのは『デメキン』『悪の華』『コーヒーが冷めないうちに』
『劇場版今日から俺は』『弱虫ペダル』『十二単衣を着た悪魔』など
ファンの健太郎愛を測るため
スタッフの皆さんが全力でひねり出してくれた良問ぞろいで
簡単なのから難問までバランスよく出題されました。

1問正解するごとに健太郎くんのアクスタを1個
スタッフさんがテーブルの上に置いてくれます。
それで正解数をカウントする仕組み
(アクスタはお持ち帰りOKで皆さんで平和的に分けました)

決勝戦は9問正解したつわもの3チームに加えて
敗者復活ジャンケンで残った1チームを加えた合計4チームで行われました。
Aチームは残念ながら脱落。

映画から4問、最後の1問は健太郎くんからの出題。
「今日、僕が履いているパンツの色は何でしょう?」
自分でその場でチラ見して確認してから
1白 2青 3黒 4ピンク 5紫(順番間違ってたらゴメンナサイ)
正解は黒でした!
なんと全チーム正解。
何だろ、こういうのも健太郎くんだと全然下品にならないんだよな~。

全問終了しても決着つかずで、即興でさらに1問追加。
健太郎くんが、参加者の中に小学生男子を見つけて歩み寄り
なにやらひそひそ話。
その子の好きな食べ物をお題にしてその場で5択を出題。
1焼肉 2さくらんぼ  3パイナップル 4牛丼 5焼き鳥
正解はパイナップルでした!
こういう機転の利く仕切りもさすが!!
男の子、近くで話せて嬉しかっただろうな~

ところが、全チーム不正解!
結局、代表者のジャンケンで決着をつけました。
優勝チームは健太郎くんと一緒に記念撮影。

会場中の羨望のまなざしを一身に受けて
生きた心地がしなかったのでは?(笑)
ここで一旦休憩。
第二部に続きます。
休憩中はバースデーケーキを撮影できる時間でした。

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初のファンミーティング参加その1

2023年07月01日 | 紀行
2023年6月30日
伊藤健太郎ファンミーティング関東編
ROOM GOLONDRINAS 26th ANNIVERSARY TOUR in 甲府
に激戦をくぐり抜けて幸運にも当選したありがたさをかみしめて
参加してきました。
人生初のファンミーティングなるものへの参加
しかも健太郎くんのお誕生日当日
スペシャル中のスペシャルな体験です。

会場の山梨県甲府市まで3台のバスで移動というファンクラブ初の試み。
新宿から甲府に向かうまでのバスは健太郎くんが同乗してくれるという大サービス。
出発前に全号車に挨拶しに来てくれたあとで、1号車に乗車。
1つ目のサービスエリアで2号車へ、2つ目で3号車へと乗り換えてくれました。
私が乗っていたのは2号車。

健太郎くんが乗り込んでくると車内は一気に活気づき
「2号車へようこそ!」
「お誕生日おめでとうございます!」
元気な声に迎えられて
爽やかな風を連れてきた健太郎くんとの楽しいひと時が始まりました。

最初に健太郎くんが、自分が生まれたときのことを
ご両親から聞いた話をもとに語ってくれました。
26年前の今日、朝の7時台におぎゃあと生まれ、出生時体重なんと4,800g。
自然分娩の予定が、あまりに長時間にわたったので
結局帝王切開になったそうです。
お母さま大変だったのですね!!
ますます感謝の気持ちが募ります。
他の赤ちゃんは〇〇ちゃんと呼ばれるところを
健太郎くんだけは看護師さんに「いとうさん」と呼ばれていたそうです。
最近生まれたお姉さんのお子さん(甥っ子)の話になり、
健太郎くんの小さいころにそっくりすぎて
「本人が二人いるみたい」とお姉さんに言われるほどだそうです。
こりゃ将来、イケメン街道まっしぐらだな

今回バスツアーを企画した理由は
健太郎くん自身バスツアーに思い出があるからだそう。
「チマタの噺」という番組でも登場した
幼稚園でお世話になった先生が引率する
キャンプやスキーのバスツアーがあって
それに卒園後もお手伝いで参加して
チビッコたちにスノボを教えたりしてたと。
バスの中で先生が皆にお話していたのがとっても楽しかった記憶があって、
そういう体験をファンの皆さんにしてもらいたかったからだそうです。
ホント、ファン思い。

続いて質問タイム。
矢継ぎ早に投げかけられる質問に、テンポよく答えてくれました。
私は「朝ごはんはお米派、パン派?」と質問。
子どものころはパン派だったけど
大人になってからは断然お米派だそう。
ご飯、味噌汁、焼き魚の王道日本の朝食が好き。
特に出汁にはこだわりがあると。
ラジオでも話した、ろく助の塩を愛用してるから、
CM来ないかな~?って言ってました。

お酒は何が好き?という質問には、焼酎の緑茶割。
実は昨夜(今朝?)親友のご存じリクトくんらのサプライズで、
一緒に飲んでたとのこと。
「でも、大丈夫!ぼく二日酔いしないんで!」
さすが若いな~。

何をきっかけに自分のことを知ってくれた?
と健太郎くんからの逆質問で
『アシガール』『今日から俺は』が圧倒的に多い中、
私が『LIFEの助さん格さん』と答えると、
「ずいぶんマニアックな入り口ですね。嬉しいです」
と反応していただけました。
それだけで大満足!

デビュー作の『昼顔』からのファンもいらして、
思い出を語ってくれました。
健太郎くんには世の中に会うと緊張する人が2人いるそうで
そのうちの一人が『昼顔』の西谷監督。
すべて見透かされている気がすると。
木下役は8回にわたるオーディションで決まったそうで
後で聞いたことだけど
西谷監督は最初から健太郎くんに決めていたそう。
(このあたり記憶があいまいですがニュアンスとして)
オーディションの課題を通して
健太郎くんがどんなふうに成長していくか見ていたとのこと。
役者の道を歩むきっかけをくれた恩人で
今も感謝しているそうです。

で、もう一人の緊張する人は木村拓哉パイセンです。

「バディものやってください」との声に
最近、北村拓海くんに会ったときに
「俺、お前とバディ刑事ものやりたい」
と言ってもらって、うれしかったという話も出ました。
みんな、ぜひ実現してほしいと檄を飛ばしていました。

健太郎くんが立っていた位置は2列目のあたり。
後方の席からはバスの前面から入って来る逆光で
健太郎くんの顔がよく見えなかったのです。
トンネルに入るとよく見えるようになるので
そのたびに皆がキャーキャー言うので
不思議に思った健太郎くんが
「どうしたの?」
「あ、そういうこと」ってわかった直後に長めのトンネルが来て
皆がさらにキャー!
すると突然、健太郎くんが下を向いて肩を震わせているので何事?
照れてる?
もしやわざと顔見せないようにイジワルしてるのか?
と思って後で前方に座っていた知り合いの健友さんに聞いたら
マジ受けして爆笑してたのだそうです。
かわいい!
イジワルを疑ってごめんなさい。

すっかり場がほぐれてきて、みんなの要求もエスカレート
「歌って!」「やっだね~!」
「バスガイドやって」「今やってんじゃん!」
なんていうやりとりもあって、大爆笑の連続!
次のサービスエリアまでの、なごやかな時間はあっと言う間でした。

つづく。
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近江八幡の旅 その2

2023年06月28日 | 紀行
その1からつづく。
八幡山のロープウェイを降りたところで
午前中に資料館で見た「長命寺参詣曼荼羅」の記憶がふとよぎりました。
長命寺(ちょうめいじ)は、西国31番札所でかの聖徳太子が命名したとされる名刹。
その名のとおり、参拝すると長生きするという言い伝えがあるそう。
戦国時代に荒廃した寺社が、平和な江戸時代になると札所の巡礼が人気となり、
各お寺が復興を目当てに観光案内図的な曼荼羅を制作し、
それを携えて各地を回って参詣や寄付を呼び掛けていたそうです。
展示されていた「長命寺参詣曼荼羅」に描かれた
参詣する人々の様子がとても生き生きして楽しそうだったので
強く印象に残っていたのです。

はて、ここから行けるのか?
と思い立ち、近くのバス停の時刻表を見るとなんと
ちょうどいい具合に「長命寺行」
があるではないですか。
これは「行けぃ!!」というお告げだな
なんて勝手に解釈して、バスに乗ってみました。

といってもよく調べもせずに出来心で乗ったバス。
標高330mほどの長命山の中腹に建てられた伽藍まで
808段の石段を登らなければならないということは、
バスの中で検索してわかったことでした。
何と言う行き当たりばったり旅(笑)
終点は琵琶湖のほとり。
なんと気持ち良いことか。


到着した時点ですでに16時40分くらい。
入り口の看板には17時閉門と書かれている。
あちゃ~、甘かった!
どう考えても20分以内に808段の石段を登り切るのは無理。
でも、ここまで来たからには行けるところまで行ってみるか
と石段を登り始める。
といっても一段の高さが通常よりかなりあるうえに
段の面がデコボコで、滑りにくそうなところを選びながらの
思った以上の難所。


それでも150段くらいは登ったでしょうか?
ちょっとした踊り場に着いたところで休憩。
今回はここで諦めて降りる踏ん切りをつけました。
しばし踊り場で森の音に耳を澄ますと、
鶯の声、風にざわめく葉擦れ。
自然の音と空気に身体の芯から洗われる思いでした。
その体験だけでも来た価値があったと思います。

下りは滑らないように気を付けながら
一段一段降りて行くと
だんだん膝ががくがくに……

てなわけで長命寺詣では次回のおあずけとなりました。
この石段を登り切るのは熱中症リスク高いので、
真夏はやめておいたほうがよさそう。
秋以降タイミング見てだな。

帰りのバスを待つ間、琵琶湖にそった道を少し歩き
湖岸からの眺めを楽しむ。
夕陽に映えるシラサギが美しい。
波の音にも癒される。
やはり来てよかった。


バス停に着くと
出発待機中の運転手さんが
ベンチでタバコを吸っていました。

「もうすぐ出発しますんで、乗って待っとってくださいね」
とバリバリの関西弁で親し気に声をかけてくれます。
その気さくさに誘われて、こちらもつい
「いや~下調べもせずにここまで来ちゃって、
結局途中で諦めて帰って来たんですよ~。
でも琵琶湖が近くで見れてよかったです」

というやりとりを皮切りに、なんか初対面とは思えないほど、
会話がはずんでしまって
最前列座席にご案内され、
出発してからもずっと楽しい会話が続きます。
次のバス停で買い物カートを押したおばあさんが待っているのが見えると
「ちょっと待っとってな。おばあが乗るの手伝うけな」
と言って運転席から乗り口へ行き、お婆さんが乗り込むのを手伝う。
常連客のようです。
「おばあ、どこまで行くんか?」と行先を聞いて、
まるで乗り合いタクシー。

運転手さんがノリテツだってこととか
奥さんがディズニー好きだからよく東京には自家用車で出かけてるとか
いろんな場所を旅した話とか
私が山口県出身だと話すと、「ガードレールがオレンジ色なのはなんでなん?」
とさすが目の付け所が運転手さんって質問が飛んできたりと、
途切れることなく、ずっと楽しいおしゃべり。
途中で下校時の高校生集団が乗車してきたけど
きっちり仕事しながら、うまいこと雰囲気を壊さない会話術。
いや~プロやな~と思いました。

2週間ほどまえに、伊勢でチャーターした観光タクシーの運転手さんも
さすがだったけど、今回は路線バスで予期せぬ出会い。
ここのところ運転手さん運がついてますな。

駅前でバスを降りてから、運転手さんに教えてもらった
有名な和洋菓子の「たねや」さんの本店まで
歩いて4~5分だったので行ってみて、商品を物色。
コインロッカーに預けた荷物を回収してホテルに向かっていると
ちょうど車庫から出てきたバスとすれ違った瞬間
そのバスが止まって「お~い」との声。
先ほどの運転手さんだ。
こんな偶然ある?
最近、面白い偶然が重なることが多くて
ちょっと怖くなるほどでした。

夜は「ひさご寿し」で。
地元酒蔵の純米吟醸「権座」と「ちらし膳」を。
琵琶ます、赤こんにゃく、丁字麩など地元の食材を使った品々が
酒の肴にぴったり、かつリーズナブルで大満足でした。

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近江八幡の旅 その1

2023年06月26日 | 紀行
少々前のことになりますが、
ゴールデンウイークに羽を伸ばした思い出をつづります。

5月3日に富田ジャズストリートと高槻ジャズストリートに出演するので
せっかくなら行きたかった近隣の土地を訪れようってことで
4月30日のことですが、まずは滋賀県近江八幡市にやって来ました。

近江八幡は琵琶湖とつながる水運の要ゆえ
古くから栄えた近江商人の街として知られています。
江戸時代の風情を残す有名な八幡堀は
たびたび時代劇の撮影地となっています。
わが推しの伊藤健太郎くんがゲスト出演した
必殺仕事人2019でも登場しました。
てなわけで、ロケ地巡礼も兼ねての旅でございます。

早朝、東京を出発して10時ごろに到着。
まずこの街の歴史を知ろうと路線バスで市立資料館へ。

第一印象、道が真っ直ぐ!!
資料館のある新町通りは歴史的景観が保存されていて、
さながらタイムスリップしたよう。
このような景観を保存するにも相当なご苦労があることと思います。



ざっくりとした街の歴史はこう。

1582年、本能寺の変で命を落とした織田信長の居城だった安土城が
信長の死後ほどなくして焼失し、
時の天下人、豊臣秀吉が、
安土城からすぐ近くのこの地に城を築くよう甥の豊臣秀次に命じ、
1585年築城とともに城下町が開かれました。
その後、秀次は不運にも秀吉から疎まれ自害することになりますが、
秀次亡き後は水運の要衝である立地条件を生かして
商業都市として発展しました。

ということを今回初めて知った、遅れて来た歴史かじり虫です。
道が真っ直ぐなのも、城下町として開かれた際に
碁盤の目状に道路が整備されたからなのですね。

八幡堀を掘削した際に出た残土は、
もともと湿地であった街の西側の埋め立てに使われたことや、
飲むのに適した水が手に入らなかった西側に水を供給するために、
地下に竹筒が埋め込まれた「古式水道」が整備されていたことなど、
とても興味深い展示を見ることができました。


資料館の中庭にあるカフェでランチ。
地元食材を使った煮込みハンバーグ。
美味でした。


食後は徒歩で八幡堀へ。


かつて近江商人の物資輸送を支えた堀は全長約5Kmに及び、
堀端には江戸時代かと錯覚する景観が広がっています。
ドラマでは、健太郎くん演じる実直な商人の弥吉さんが
悪徳商人の上総屋清右ヱ門(西田敏行さん)にそそのかされて豹変。
武家の娘との結婚を勧められ、
将来を誓い合ったおたねちゃん(飯豊まりえさん)を
亡き者にしようとする場面で登場します。

事前確認不足で
ドラマに使われたのがどこのスポットか特定はできませんでした。
それでも、堀沿いに散策するだけで
日頃の垢を落としたような気分。
すっかり癒されました。

散策のあとは、八幡堀から近い日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)に参拝。
近江八幡の地名の由来ともなり、2世紀に創建された由緒ある神社だそう。
毎年3月に行われる華やかな左義長祭(さぎちょうまつり)が有名で、
織田信長も自ら参加したという記録があるそうです。


日牟禮八幡宮の背後にそびえる八幡山を上るロープウェイで山頂へ。
ロープウェイからは街が一望できて壮観。
やっぱり道が真っ直ぐなのがよくわかります。


頂上に到着すると、反対側に琵琶湖を臨めます。


琵琶湖の名前の由来は楽器の琵琶に形が似ているからとも、
さざ波の音が琵琶の音色に似ているからとも言われます。
八幡山頂上からの目視では、そこまではっきり形がわかるとも言い切れない?
でも航空写真もGPSもない昔むかしに、
きっとどこか高い所から見た人がいたんだろうな?
なんて想像も膨らみます。

これは西の湖

ネコもいる


戦国時代には山頂に豊臣秀次(秀吉の甥)が築城した八幡山城がありました。

眼下の美しい風景を堪能しながら
ロープウェイで下山しました。
続きはのちほど。
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ツバメの伊勢おかげ参り その3

2023年04月25日 | 紀行
4月20日
旅の最終日、ホテルをチェックアウトして伊勢市駅前で荷物を預け、バスで勢田町へ。
目指すはぎゅーとらラブリー藤里店。
Jornal Vol. 2で紹介されている健太郎くんおススメの「ミンチ串」がお目当てです。
ぎゅーとらは三重県を中心に展開する有力スーパー。
勢田町のバス停を降りて歩いて向かう途中に一昨日訪れたBar Recipeの看板を発見。

そういえば、マスターは今の店に移転する前は勢田町の近くで営業していたと言っていたのを思い出しました。
それがここのことか?と思いながらぎゅーとらへ向かうと

ん? 見たことのある人が、ぎゅーとらの出口から現れました。
何と、Bar Recipeのマスター!!
なんという偶然!!
思わず「Recipeのマスター!」と声をかけると先方もびっくりした様子。
「一昨日伺ったものです。また行きます!」
とご挨拶して別れた。
不意を突かれてびっくりされたことと思います。
こんなことってあるんですね。
これも、お伊勢さんのお導きでしょうか?

ぎゅーとらの店内へ入ると、品ぞろえ豊富で安いので、つい買い物したくなる主婦の性をこらえて、お目当てのミンチ串を探してお惣菜コーナーへ。
あ、健太郎くんの写真が!!


買い物済ませて予約したタクシーを待って駐車場で待機していると、駐車場に止まった車のアンテナの先でじっと羽を休めている子ツバメに遭遇。
人に慣れているみたいで、近寄っても逃げようとはしないのです。

こんなに間近でじっくり燕を観察したのは初めてでした。

予約していたタクシーが到着し、映画『弱虫ペダル』のロケ地となった伊勢志摩e-Power Road(旧伊勢志摩スカイライン)へいざ出発。
観光タクシーとはいえ、運転手さんの、あまりのお話上手にびっくり!
何を質問しても打てば響くように的確な答えが返ってきて、しかも詳しい。
カーブの多いe-Power Roadを手慣れた様子で運転しながら、
地理・歴史・地域事情、次々と興味深いお話を繰り出します。
相当勉強されているに違いないし、そのうえお話しぶりが噺家さんかと思うほど流暢でよどみないのです。
中央構造線を境に北は伊勢湾内のなだらかな海岸、南は鳥羽・英虞湾のリアス式海岸に分かれていて、リアス式ゆえに栄養豊富で真珠や牡蠣の養殖に向いている環境が生まれたって、
予備校の講師でもできるんじゃないかってくらいにわかりやすいお話に、
地形マニアの私としてはツボにはまりまくりました。

ロケ地スポットで止めてほしいというこちらのリクエストにも快く応じてくださって、
写真まで撮ってくださり、いやはや大当たりですわ。
まずは一年生ウェルカムレースでリタイアした坂道くんが山頂からの景色を見る場面となった一宇田展望台。


次に朝熊(あさま)山頂の休憩所へ。
ここの朝熊茶屋で弱ペダ出演者が「志摩うどん」と「天空ソフトクリーム」を食べたそう。

私もあやかって志摩うどんと先ほどぎゅーとらで購入したミンチ串をいただく。

ここは天空のポストが有名です。
前日、おかげ横丁で見つけた素敵なデザインの絵ハガキに切手を貼って自分あてに投函しました。
無事に届くか実証実験(投函から4日後に無事に届きました)


続いて同じく一年生ウェルカムレースの山頂のゴールシーンを撮影した第四駐車場へ。
ここではメイキングのオフショットで健太郎くんと廉くんが仰向けになって太陽の光を浴びながら「根が生えそうだね。光合成できるね」と会話していました。
御本家はこちら(公式ツイッターより)

私目が代表で光合成いたしました。(事件ではありません)

山頂からの景色も素晴らしかったです。


予定通り鳥羽駅でタクシーを下車。
運転手さん、いろいろな要望に応えてくださって、ありがとうございました。

鳥羽駅近くのマルシェで地元の野菜や魚、お土産物などを見て私はニンニクとフノリを購入。
近鉄線で伊勢市へもどり特急の出発時間までお土産など物色し、預けていた荷物を受け取って帰路につきました。

今回の旅は出会いと驚きの連続で、最高に幸せをいただけましたが、特に感じたのは人と自然との共生です。分けても燕の伸び伸びとした様子。
幼いころから伊勢で長い時間を過ごし、燕と一緒の暮らしに慣れ親しんできた健太郎くんにとって、燕は特別な意味のある生き物なのだなと改めて感じて、スペイン語で燕という意味のGOLONDRINAS(ゴロンドリーナス)というファンクラブの名前にますます愛着が湧いてきました。
昨年の平泉での義経公東下り行列でも燕が健太郎くんの頭上を舞っていたのが思い出されて、健太郎くんと燕は切っても切り離せない関係なのだなと思います。
そんなこんなで感謝感激にあふれたツバメの伊勢おかげ参りとなりました。

ちなみに次の式年遷宮は10年後の2033年。
その準備は来年2024年から始まります。
山から材木を切り出すところから始まり、さまざまな手順・神事を経て完成に至るそうです。
そのプロセスを見守るのも興味深いので、どこかのタイミングで再訪したいと思っています。
とりあえず二軒茶屋角屋さんのお醤油を使い切ったら?
割とすぐになってしまいますね(笑)

長々とお付き合いいただいて、ありがとうございました。
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ツバメの伊勢おかげ参り その2

2023年04月24日 | 紀行
4月19日(水)
2日目の朝はまず、宿泊するホテルから徒歩10分くらいのところにある二軒茶屋餅角屋本店へ。
ここは海路でお伊勢参りにやってきた旅人をもてなした天正年間(1575)創業の由緒ある茶屋。

川のほとりに船着き場があり、側に大きな木が茂っています。
なんか登りたくなる形状。


お店に入ってお茶と名物の二軒茶屋餅をいただく。

朝ごはん食べたばかりで入るのか?との心配はただの杞憂。
ほどよい甘みの餡と柔らかく上品なお餅に絡まるきな粉の加減が好みにぴったりで、今まで食べた中で一番おいしいかもと思ったほど。
ぺろりといただきました。
健太郎くんのファンであることを伝えるとお店のおねえさんの表情がぱっと明るくなり、健太郎くんが来店してジャーナルの撮影をしたときのことを興奮気味に話し初めてくださいました。
2度目の来店だった撮影時、本当に謙虚で好青年で、応援したい気持ちが自然と湧いてきたと。
奥でお餅づくりの作業をしていた年配の女性(ご店主さん?)をわざわざ呼んでくださって、そのときの思い出話が始まります。
隣に座って写真を撮ったときはもう嬉しくて嬉しくて腕でも組もうかと思ったそう。その気持ちわかります~💕
みんな目がハートになっちゃいますよね。
お二人の女性は少女のように顔を輝かせて、もはや健太郎くんにメロメロのご様子。
いろんなところで愛されてるのがわかって、ファンとしては嬉しさ全開でした。

健太郎くんおばあちゃんおススメのお醤油と、健太郎くんお気に入りの赤白合わせ味噌を購入。
かなり重くはなりますが、ここでしか手に入らない貴重なもの。絶対買おうと決めていたので、大満足でした。

一旦ホテルに戻って荷物を置くために、勢田川に沿ってそぞろ歩き。


江戸時代の伊勢への交通と物流を支えた「川の駅」や米問屋、蔵など往時の面影を残す建物も保存されていて、かつて行き交う旅人で賑わった風景にしばし思いを馳せました。

さて身軽になって内宮へ、いざ出立いたす!
内宮は伊勢の中心といえるお社で、全国民の総氏神のように崇められる天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする皇大神宮(こうたいじんぐう)の通称です。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡るとそこからは神域と言われるだけあって明らかに空気が引き締まります。

自然のパワーを浴び、神の鎮座まします尊い森の懐に抱かれて、細胞から入れ替わるような感覚を味わいました。
これは言葉にならないありがたさです。
やはり日本人なんだな。理屈を超えた細胞レベルの話です。
まずは古くからの参拝者にならって、五十鈴川のほとり御手洗で手を清める。
神様の鎮座される場所では物見遊山はご法度と意識を高く持ちながらも、厳選したジャーナルの撮影ポイントでは、静かにご迷惑にならないようにちゃっかり撮影。


約1時間半かけてひととおりの社を巡り終えて宇治橋を渡る。

この旅を計画していたとき、地図上に内宮の向かい側に「大水神社クスノキ」と書かれているスポットを見つけ興味を引かれていて、時間があったら寄りたいと思っていたのですが、うってつけにランチの予約の時間まで少し余裕があるので寄ってみることにしました。
なにしろ「クスノキ」は舞台『背信者』で健太郎くんが演じた役の名前だし、伊勢内宮の向かい側に大きなクスノキがあるというだけで神秘的な縁を感じたのです。
タクシーの駐車場の奥に石段と鳥居を発見。なかなか人目につかない位置に社がありました。
石段を登って行くと清掃係の女性が「どうぞお参りください」と声をかけてくれました。
ここは内宮の摂社で大水(おおみず)神社。

小さなお社を参拝したあと、女性にクスノキの位置を尋ねると、内宮に向かって右側少し高くなっているところに石垣に食い込むようにそびえる立派なクスノキを発見。なんと樹齢600年だそう。

女性は問わずともこの地の歴史について語ってくれました。
石垣の上はかつて神職を要請する学びの場があったこと。
宇治橋を延長した先にあるお社は饗土橋姫(あえどはしひめ)神社と言い橋をお守りする神様であり、式年遷宮で橋を架けかえる際に一万回お参りしてお札を授かりそのお札を宇治橋の外側から2番目の擬宝珠(ぎぼし)の中に収めるという風習があるそう。
今ではそれが転じて当該の擬宝珠を触るとまた参拝に来ることができるという言い伝えになっている。これは尾ひれの方で、大切なのは宇治橋は饗土橋姫(あえどはしひめ)に見守られていることに感謝する気持ちなのだと。
このように後の世の拡大解釈も含めて、本来の趣旨から遠ざかったり、いつの間にかついた尾ひれが広く浸透し信じられるようになってしまうこともあると、ただそれを嘆くだけではなく、しっかり勉強して物事の真偽を見極める力をつけなくてはならないと。

まさに舞台背信者で扱っていたテーマではないですか。
定かでない情報が独り歩きし、いつのまにか真実から遠ざかってしまう。
「(下世話なことに食いつき噂話の好きな)民衆はバカ。でもシビア。いつまでもあると思うな可処分時間」byイザクラ編集長。
人はようやく削り出した自由時間を面白くなさそうなことには使いたがらない。
皆、定評のあるテーマパークや写真映えスポットへ押しかけ、その上澄みをさらいたがる。

来る前はクスノキの大木の写真を撮りにちょっと寄ってみよう程度に思っていたところが、非常に重要なお社だったことがわかったうえに、心に響くお話を伺えて予想をはるかに超えた有意義な体験となりました。

もっとお話を聞きたかったですが、ランチの予約の時間が迫ってきたので大水神社を後にし、五十鈴川縁に建つ由緒ある食事処の「とうふや」へ。自家製の豆腐とアナゴ料理が名物です。
とうふや御膳を注文。豆乳の味が濃く、味わい深い。寄せ豆腐も何もつけなくても美味しく食べられる。アナゴ天は一本丸々。アナゴ叩きずしはご飯がつぶれるくらいに押されているのが特徴。どれもよいお味で五十鈴川を臨む景色とともに大満足でした。

お腹が満たされたあとは、おはらい町とおかげ横丁を散策。
一旦おはらい町の内宮から一番遠い端まで行ってから戻って来ながら気になる店先を覗いていきました。
ちなみに「おはらい町」は伊勢神宮内宮の宇治橋前から猿田彦神社方面へ真っすぐ続く参道で、その中ほどにある赤福本店前あたりにつくられた商業エリアが「おかげ横丁」。江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町の町並みを再現した観光地で1993年に完成したそうです。

お昼が充実していたので、なかなかお腹がこなれないものの、何としても赤福本店では伊勢名物として一番有名な赤福餅をいただかねばと半ば使命感で来訪。
店先に「つばめの巣づくりにご協力ください」と表示があって、街全体で燕の営みを優しく見守っているのだなと実感。
おはらい町を歩く間中、ずっと燕が頭すれすれくらいに低く飛んでいて、それぞれの店の軒先に作られた巣で待つ子ツバメにひっきりなしにえさを運んで来る姿がほほえましかったです。


赤福本店の店頭で注文して番号が呼ばれるのを待ち、小上がりの席に通されました。
健太郎くんがJornal vol.2に掲載された写真で座っていたのは川を臨む縁側のようだったので、それとは別の席でしたが内宮お膝元の本店で赤福をいただけて満足。


ひととおりお土産物などを物色したので、おはらい町を端まで抜けた先にある猿田彦(さるたひこ)神社へ。
猿田彦大神は人々を良い方に導き世の中の行方を開く哲行(みちひらき)の神として知られることから、芸能人も多く足を運ぶと言います。うちの近所にもあり、親近感。
健太郎くんが弱虫ペダルのロケで、近くの伊勢志摩スカイラインに来ていたとき、撮影の合間に永瀬廉くんと坂東龍汰くんを案内して来たそうです。
ここでもJornalを真似て撮影会。

バスで伊勢市駅へ戻り、有名な「ぎょうざの美鈴」へ。

店の外までにんにくのよい香りが漂う。入店まで外で10分ほど待ったでしょうか、カウンターだけの店内に最初は3人と2人が離れた場所に着席。しばらくして席が空いたら、5人並べるように移動してもらえました。そのあたりのさばきも流石だなと思いました。
とにかく安くておいしくてボリューム満点。三重の地酒「鉾杉」も美味しくてコップで2杯飲んでしまった。健太郎くんのファンだと言うとお店の人が喜んでお話してくれました。
おばあちゃんも行きつけで、とにかく健太郎くんのお母さんの美しさが衝撃的だったとお話されました。お店を切り盛りするお姉さんもかなりの美人と思いましたが…。二軒茶屋でも思いましたが伊勢は美人が多いのでしょうかね。
壁には多くの有名人のサイン。もちろん健太郎くんのも見つけました。

歴史も食も深い考察も目一杯楽しんだ伊勢旅2日目でした。
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ツバメの伊勢おかげ参り その1

2023年04月23日 | 紀行
このブログでは自分のライブスケジュールを主に掲載しているのですが、
今回は、人生初推しである俳優・伊藤健太郎くんにまつわる旅の話をお届します。

彼は東京都出身ですが、お母さまの実家が伊勢にあり、幼少期から長期の休みは伊勢のおばあちゃん(よりちゃんと呼ばれている)のお家で過ごしていたとのこと。
それもあって、ファンクラブの会報誌『GOLONDORINAS Jornal vol.2』(2022年6月発行)では、自分を育んでくれた伊勢への感謝の気持ちを表す旅のレポートが掲載されています。
昨年2022年5月3日に岩手県平泉町で開催された「春の藤原まつり 義経公東下り行列」に健太郎くんが義経役で登場するというので押しかけた大勢のファンのうち、現地で意気投合したグループ5名で、「会報誌に紹介された場所を訪ね歩く旅をしたいね」とかねがね話していたのです。
今回、その願いがかなって伊勢旅行が実現したので、レポートを兼ねて幸せの時間をお裾分けしたいと思います。

4月18日(火)東京から新幹線で名古屋経由、快速みえで伊勢市まで。
伊勢市駅に降りた瞬間から、ツバメが飛び交うのが目に入る。
駅構内に営巣し子ツバメにエサを運ぶ親ツバメが飛び回る姿が微笑ましい。


古くからお伊勢さんへの参拝客を迎え入れて来た風土からだろうか?
おおらかにすべてを温かく包み込む空気とゆったりと流れる時間。
これが伊勢の第一印象。
そんな豊かな風土が健太郎くんの伸び伸びとした真っ直ぐな人柄を育んだのだろうと想像します。

伊勢市駅で荷物を預けて参宮線に乗って二見浦(ふたみがうら)へ。
二見浦は、古くからお伊勢参りの前に身体を清めるために参拝客が最初に訪れていた場所ということで私たちも最初の訪問地としました。
と、その前に腹ごしらえ。なにせ東京駅を朝早く出発したのですでに腹ペコ。

二見浦駅からほど近い「お食事処」の幟が立つ魚介類卸専門店が併設する「ホリグチ生さざえ」へ。
1階が売り場、2階が食事処になっていて家族経営のまさにお宅にお邪魔したような気分。
しょっぱなから、他では味わえないような雰囲気を味わえてワクワク感いっぱいの旅が始まりました。

我々だけの貸し切り状態で心置きなくひと盛り上がりした後、徒歩で二見興玉(ふたみおきたま)神社へ。

ここは古来から伊勢神宮に詣でる前に禊を行っていた場所として知られ、神社の目の前の海岸に「夫婦岩(めおといわ)」と呼ばれる大小二つの岩が寄り添うように顔を出し注連縄で結ばれています。縁結びの象徴ともされますが、二つの岩の間から登る太陽を崇め、沖合に沈む興玉神石(おきたましんせき)と呼ばれる岩を拝する鳥居の役目を果たしているという聖地です。
聖地らしく霊験あらたかな空気。
二つの岩を結ぶ大注連縄は年に3回締めかえるとのことですが、その現場を見てみたいとも思いました。

いたるところにカエルの石像があるのは、海の安全の守り神とされる興玉神石にちなんで旅人や船が「無事かえる」ようにとの願いを現しているそうです。


次に、神社からほど近い海沿いに建つ賓日館(ひんじつかん)へ。
明治20年、伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として建設され、皇族の宿泊場所として利用されました。
当時の西洋建築の粋を集めた格調高い様式で美しい佇まい。

残念ながら火曜休館のため中は見学できませんでしたが、だからこそできたことが!
Jornal Vol.2に掲載された写真では健太郎くんが閉じられた門の前でポーズをとっています。健太郎くんと同じポーズをとって、順繰りに撮影会。
一人がモデル、一人がカメラ、もう一人が「もうちょっと体を右に向けて」などとディレクション。
これも休館日だったからこそ、そしてグループだからこそできたこと。
皆にわかモデルとしてポーズをまねて見るものの、妙にぎこちないところがかわいかったです。
恥ずかしながらモデルの真似事の成果をご覧あれ。

健太郎くんと同じ場所に立てただけで幸せです。

賓日館の目の前の海岸をそぞろ歩き。
波打ち際まで行って海水にちょっと触ると、冷たくも温かくもない温度。
きれいな水、おだやかな波の音に癒されました。
人間は月に一度は海を見ないとあかんな~と思いました。

そぞろ歩きのあとは、歴史ある木造建築の旅館や店が立ち並ぶ。二見興玉(ふたみおきたま)神社の表参道を駅方向へ戻ります。
表参道といっても平日は人もまばらで閑散とした道。
廃業したと思われる旅館もちらほら。

急にツバメが飛んできて、和菓子屋さんの店内に入って行ったのが見えました。
「五十鈴勢語庵」という老舗の和菓子屋さん。

導かれるように店内へ吸い込まれ見てみると、
なんと、店の天井に燕がいくつも巣を作り、子どもにエサを取ってきては何度も運んで出入りしているものもいれば、今まさに巣を建設中で材料となる小枝などを運んで来てはくっつけているものもいます。

お店の人としばし会話。毎年やってくるツバメに天井を提供しているとか。
なんと大らかな。
グループで押しかけてお騒がせして申し訳ないのもあり、「天戸の塩ようかん」おいしそうだったので購入。
天戸の塩は二見浦の海水から作られた塩で貴重な一品なのだとあとでわかりました。


二見浦駅から参宮線で伊勢市駅へ戻り、伊勢神宮 外宮(げくう)を目指します。

伊勢神宮は正式には「神宮」と言って内宮(ないくう)外宮(げくう)はじめ、125のお社から成り立っています。
お伊勢参りとは、一つのお社をお参りするのではなく、全部とは言わないまでも外宮から内宮の順番で主たるお社を参拝して回ることなのですね。
私は日本人としてずいぶん長く生きてきたのにもかかわらず、全国の神社の総元締めともいえるお伊勢さんのお参りの作法をこれまで知らずにいました。
今回の旅を企画するにあたって調べてはじめてわかったことがたくさんで、恥ずかしいと同時に、学びの機会を与えられてありがたい気持ちになりました。

ご興味のある方はぜひ、伊勢神宮のサイトをご参照のほど
https://www.isejingu.or.jp/


「外宮」とは衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りする豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の通称。


お伊勢さんはお願い事をする場所ではなく、感謝の気持ちを伝える場所だそうです。
お願い事がある人は外宮・内宮とも中心となる「正宮(しょうぐう)」ではなく付随する別宮(べつぐう)でするのがよいそうです。
なので私は正宮では
「これまで健康に過ごさせていただいてありがとうございます。
伊藤健太郎くんの存在に気づかせてくださってありがとうございます」
とお伝えしました。

広い境内を巡り、別宮では家族の健康と健太郎くんの活躍をお祈りしました。
会報誌の写真が撮影されたスポットを見つけると、他の参拝客の迷惑にならないように気を付けながら構図を真似てお互いに撮影。
精霊かと見まごう透明感の健太郎くんのようにはいきませんが、なかなかいい感じに撮れたのでは?

外宮をひととおり巡った後に、閉館前の滑り込みで「せんぐう館」を見学。
20年に一度の式年遷宮や供物などの製作にどれだけの技術・労力がかけられて来ているかの資料を目にすることができ感激。もっとゆっくり見て味わいたかったです。

伊勢市駅前に戻り夕食のあと、会報誌で紹介されているBar Recipeへ。


古民家を改装した落ち着いた雰囲気のバーで、襖で仕切られた座敷の8畳くらいの個室に通してもらって5人で気兼ねなくおしゃべりできました。
マスターに来訪の目的を告げると、健太郎くんにまつわることたくさんお話してくださいました。
健太郎くんのお母さんとマスターの奥さんが同級生ということで、健太郎くんが小さかったころから、よくお店に来てくれていたとのこと。
以前は別の場所にあったお店をこちらに移転してからも何度も訪れているそう。
昔からとてもかわいくて、見た目も中味もきれいなピュアな子だとおっしゃっていました。
ジンの銘柄は選べるとのことでおすすめのタンカレーでジントニックを注文。
帰り際にカウンターに座って写真撮らせてもらいました。

同じように写真撮って行く女性のお客さんが何組も来ているとおっしゃっていたので、すでに健ラバさんたちが足を運んでいらっしゃるのですね。
マスターも女性客が増えて嬉しそうでした。
ホントに素敵な落ち着くバーなので、機会があればまた訪れたいです。

初日から気分の上がる体験ばかりで、歩数計は2万歩超えの強行軍ながら、
むしろ鋭気みなぎる充実感の初日でした。

その2につづく
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アシガール ロケ地探訪in深谷その2

2023年02月24日 | 紀行
その1から続きます。
電動じゃない普通の自転車(変速機能なし)を借りたので
ペダル踏み込むのがなかなかの力要るぞ。
まあよい運動じゃ!!

駅の南側のスポットへ向かって出立いたす!!


まずは東京成徳大学深谷中学校・高等学校へ
ここは唯の通う「黒羽市立黒羽東高校」として登場します。
スポーツが盛んな学校みたいで、遠征用のバスが何台も待機していました。





若君が校門の前で待っててくれるなんて、たまらんですね。
もちろんこのレンガ塀に寄りかかったことは言うまでもありません。

続いて浅間(せんげん)神社
3話で唯がトレーニングがてら若君の無事を祈りに通う神社として登場します。
比較的アップダウンの少ないこの地域において、唯一こんもりと盛り上がった小山のほぼ頂上に祀られています。






社まで上って降りて来るのは、なかなかの運動です。
唯はこの階段で鍛えていたのですね。
さすがアシガール!! 
創建年代は不詳ながら、南北朝時代(14世紀)にはすでに存在していた記録がある由緒ある神社です。
『背信者』と『静かなるドン』の大成功を祈願してきました。


さて残すはあと一か所。
余裕があったらと最後に取っておいたスポットへ、いざ出立!


深谷駅から北に約5キロ離れた小暮医院
ドラマでは唯の自宅兼母の営む「速川クリニック」として登場します。


もしここから先述の東京成徳大学高校まで自転車通学してるとしたら、かなりの距離を往復することになります。
まあ若いし足に自信のある唯のことだから無理ではないか。

深谷ネギが栽培されている田園地帯を抜け川を二つ渡りと
自転車では遥かなる旅。
それもまた楽しいサイクリングタイムでした。


私のような物好きで途中経過を楽しむタイプの人間にとっては快適でしたが、
車の交通量が決して少なくはなく自転車が走る仕様になっていない箇所もあるので
不安な方にはおススメしません。
自家用車、タクシー、レンタカー、バスなどを利用される方が賢明かと思います。
近くに渋沢栄一記念館があるので、
時間に余裕があればそちらとセットでもよいかも。

これにて、アシガール ロケ地探訪in深谷はおしまい。
完全なる私の趣味におつきあいいただきありがとうございました。

最後にこぼれ話ですが
浅間神社へ向かう途中に見つけた八幡宮に寄ってみると
境内に生える二股に分かれた杉にしめ縄がかけられ祀られていました。
夫婦杉? まるで唯と若君のようでほほえましく
思わず手を合わせました。

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アシガール ロケ地探訪in深谷その1

2023年02月23日 | 紀行
2月22日
確定申告も無事終わり、気持ちが解放されて迎えたオフの日。
念願の『アシガール』ロケ地探訪で埼玉県深谷市に日帰りで行ってきました。
NHKドラマ『アシガール』(初回放送2017年9月~12月 スペシャル2018年12月)では、
深谷市内のいくつかのスポットがロケ地になっています。
東京から電車で1時間強という距離。
今までは「いつでも行けると思うと逆に行かない現象」を引きずっていたわけですが、
ちょうど仕事もひと段落で「しゃ~!」と思い立ち行ってきたのでありました。

深谷駅に降り立ってまず、駅舎のレトロな佇まいにびっくり。

東京駅が深谷産のレンガを使って建てられていることにちなんで、
1996年に東京駅を模したデザインで改築されたそうです。

さて、ざっくりと下調べした情報を頼りに探検のはじまり!


まずは駅から徒歩12~3分ほどの深谷城址公園へ。
地元の保育園から園児と保育士さんがお散歩に来ていたりと、
市民の憩いの場になっています。
ドラマでは黒羽城公園として登場します。
黒羽城は主人公の女子高生・速川唯(はやかわゆい 演:黒島結菜)が
弟・尊(たける 演:下田翔大)の作ったタイムマシンで
戦国時代にタイムスリップした先で出会う麗しの若君こと
羽木九八郎忠清(はぎくはちろうただきよ 演:伊藤健太郎)が
世継ぎである羽木家の居城。
もちろん架空です。

一旦現代に戻った唯が、
若君と羽木一族が間もなく滅びたと郷土史資料に書かれていると
日本史の木村先生から聞き、
「若君を助けるために戦国時代に行かなくては」
と決意する場面。


矢傷を受け瀕死の若君を助けるため唯は若君をタイムマシンで現代に送る。
若君はそこで羽木家の末路を知る。
黒羽城の城跡で若君が見つめていた石垣。



羽木一族の運命を唯の弟尊から聞く若君。
私も若君みたいに石垣にもたれかかりたかったけど
コーンが置いてあってどけるのがはばかられました。

スペシャルで二人用タイムマシンで唯と一緒に若君も現代へ。
制服デート中に唯が壁ドンをおねだり。
若君が手をついたであろう壁を発見。
もちろん一人で「静かにドン」しました。


「ついて参れ」二人で戦国時代に戻ることを決意して唯の両親にお許しをいただくため急ぐ!
自転車が馬替わり。

この時点でかなり満足ながら、さて次なるポイントへ。

駅近くの木村歯科前の路地
6話で若君と尊が城跡を見に行く途中で
日本史の木村先生がひったくりに襲われているところを目撃し助ける場面。
木村歯科の近くで木村先生を助けるのも何かのご縁?
若君、超かっこよかった。
女子高生たちが群がるのも納得!!




若君が木村先生救出に活躍した尊をねぎらって「大事ないか」と声をかける。
尊が「はじめてけんかしたんで」と言うと
「幸せなことじゃ。争いを知らず生きることができる」と若君。
今日明日命を落とすかもしれない戦乱の世を生き抜く若君にとって
はじめて人と対峙して震える尊を見て、新たな視点から
戦いで物事を解決しようとする世とは何なのだろうと
問い直すきっかけとなる重要なシーンです。
この場所で若君が、尊が、木村先生が……
と感じただけでもう、
地面にキスしたくなりましたがやめました。

次はこの現場からすぐの
レンタサイクルスポット「ふかっちゃん横丁」で自転車を借りて
3つ目の目的地へ。
田所町交差点
3話で唯が若君を助けるために自らを鍛錬しようと
おばあさんを負ぶって横断歩道を渡ったり
おじいさんの荷物を持ってあげたりする現場です。

何の変哲もない交差点ですが、特別な場所になるんですね~!
なかなか濃いロケ地探訪その1はここまで。
その2に続く。
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