吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

ステージの魔物

2014年03月30日 | ライブ情報
3月もあと少し。新年度もすぐそこですね。
気持ちも新たに、4月のライブをお届けしたいと思います。
どうぞ遊びにいらしてくださいませ。

●4月3日(木) 松戸 コルコバード 戸
Live start 20:00~2回ステージ 
チャージ:2000円(入れ替えなしで全ステージご覧になれます)
出演:フォッサマグナ 清水貴和子(p,vo) 吉村京花(vo)
場所:コルコバード
松戸市松戸1281-12 2F TEL:047-363-9090
http://www7b.biglobe.ne.jp/jazz-bossa-corcovado/index.html
松戸駅西口より徒歩2~3分、
アコースティックな音色が映えるステキな空間コルコバードでのライブも定着してきました。
ぜひ遊びに来てください!

●4月17日(木)ライブ&セッション 大塚 エスペトブラジル
Live Start 19:30 (2ステージ)
チャージ:1,500円(入れ替えなしで全ステージご覧になれます)
出演:フォッサマグナ 清水貴和子(P,Vo) 吉村京花(Vo)
場所:エスペト・ブラジル
東京都豊島区南大塚3-29-5 光生ビルB1 
TEL: 03-5979-4433
http://www.espetobrasil.jp/
ブラジル料理とブラジルのお酒を楽しみながら、盛り上がりましょう!
セッション参加ご希望の方は、楽器や楽譜を持ってお越しください。

●4月23日(水)Bossa Nova & Jazz セッション at大塚エスペト・ブラジル
Live start 19:30~ライブ 20:45~セッション 
チャージ:1500円(入れ替えなし)
出演:吉村京花(Vo.) 大野裕之(Fl) ケン タカハシ(G)
場所:エスペト・ブラジル
東京都豊島区南大塚3-29-5 光生ビルB1 TEL: 03-5979-4433
http://www.espetobrasil.jp/
毎月エスペト・ブラジルで行われるお客様参加型ヴォーカル・セッションで
ホストとしてミニライブで歌います。
譜面を持ってご参加くださいませ。


さて、3月24日(月)は六本木サテンドールに出演しました。
お忙しい中お越しくださったお客様、ありがとうございました。
おかげさまで大盛況。
4人のヴォーカリストがそれぞれの個性を放ち
すばらしい演奏陣のサポートでゴージャズな一夜となりました。

タイトルの「ステージの魔物」
気になりますよね~。

いたんです。ステージに魔物が・・・・
オリンピックや甲子園に出張するとのうわさですが
今回は六本木に出張してきました。

1回目のステージで私の前に歌われた歌手が
1コーラス歌い終わって立ち位置をちょっと移動しようとしたとき
マイクのコードか何かにひっかかったんでしょう
バランスを崩すと、運悪くPAモニターが足元にあり、
その上を乗り越える形で転倒してしまったんです。

怪我はないかと心配になりましたが、立ち上がって無事な姿を見せてくれ
曲はそのまま進行して、次のコーラスから立派に歌いきりました。
さすがベテラン。
そのあとも落ち着いてうまくMCでフォローしていらっしゃいました。
これで逆に緊張がほぐれて会場もなごやかな雰囲気に。

みんなびっくりしましたが、ご本人が一番びっくりしたのではないでしょうか?
アクシデントもいい方に転換できる、すばらしいステージパフォーマンスでした。

次いでバトンタッチした私、
転倒の一件にまったく触れないのも不自然なので
「ステージに魔物がいるみたいですね~」
あまり深く考えたわけでもないですが、そんなセリフが口をついて出てきました。

前の出演者の方のいい雰囲気を引き継いで、
バンドとお客様との一体感に浸りながら
I didn't know what time it was
It might as well be spring
Spring can really hang you up the most
と歌い、ラストに突入。
There will never be another you
のピアノによるイントロが軽快に流れ、
最初のフレーズを歌いだすと、ん????

えらい高い
ムムム、キーが違う。
このまま続けるべきか止めてやりなおすべきか????
ほんの1.5秒ぐらいの間に
ぐるぐる~っと考えがめぐり・・・

するとピアニストさんが演奏を止めて
「すみません、キーを間違えました!」
と元気よくお客様に向って謝ってくださったんです。

どうやら魔物さんがいたずらしたようです。

こんなアクシデントもまた楽しいですね。

おかげさまで(魔物さんのおかげかどうかはわかりませんが)
お客様との距離もさらに縮まり、楽しい時間が流れていきました。

ライブはやっぱり何が起こるかわからないから
楽しいのです。
現場でしか感じられないことだらけです。

4月も楽しいステージをお届けできるように
自分を磨いていきたいと思います。
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昼も夜も楽しんでます

2014年03月13日 | 音楽雑記
きのう3月12日はとても忙しい一日でした。
昼は英語講師、夜はボサノヴァ、サンバ歌手の顔

まずは、午前中に近所の区民ひろば清和第二で毎月定例で行っている
「えいごでえほん」。

今回もたくさんの親子連れがお越しくださいました。
水曜日の午前中なので、入園前の子たちが中心。
特に0~1歳のお子さん連れが多くて
春の日差しを浴びてはいはいする姿に思わず目が細くなります。

まずは、恒例の「ごあいさつのうた」
“Hello, Hello, Everybody”をみんなで歌います。
私のオリジナルですが、音源をお家で聴いてくださって覚えてくださっている参加者もたくさん。
お家でこの曲のCDをかけるとお子さんがうれしそうに反応してくれるのだそうです。
そんなお声を聴くととってもうれしいです!

小さなおててをぱちぱちと合わせてリズムを取る姿。
かわいくってたまりません。
こんなかわいい子たちに会えるだけでも
毎月行っている甲斐もあります。

毎回どんな絵本を読もうか・・・・・
とあれこれ考えています。
子どもたちに少しでも英語にふれる機会を
というママたちに思いにこたえたいし
ただ見る聞くだけでなく、その場で参加しながら一緒に楽しめるものを
そんな目で絵本を選んで、アクティビティも追加したりします。
私も新しい絵本と出会うことができて、とても勉強になっています。

終了後、区民ひろばの職員の方とお話ししました。
今、利用者の方へのアンケートをまとめている時期で
今年一年間の事業でよかったものは何ですか?という質問に
記述式で「えいごでえほん」との意見が出ていたとのこと。
そういうご意見も本当にうれしいです。
今年度はおしまいですが、来年度もひきつづきがんばって行こうと思います。
4月は年度初めということもあり、少し趣向を変えてみようかな????
詳細は考え中です。お楽しみに!

そして午後は自宅のこども英語塾でレッスン3本。
小学生の1年目、年中さん、小学生の3年目クラスでした。
それぞれの段階に応じてレッスンを組み立てるのは実はとっても大変ですが、
それがまた面白いです。
同じようなことでも、一人一人反応が違うし、その反応に合わせて軌道修正していきます。
小学生3年目クラスでは、映像で見たストーリーの台本を役をふって読んでみました。
何と、期待以上に上手に読めている!
ふだんやんちゃなHくんも、このときとなると
「俺エルモやりたい!」
と自ら立候補。
ほぼヘルプなしで一人で読めていました。
3年生くらいになってくると一筋縄ではいかない態度も出てきますが
やる気を見せてくれたのはとってもうれしいことです。

そしてレッスンの後片付けもそこそこに、ライブ会場へ。
ご近所、大塚のブラジル料理レストラン・エスペトブラジルでのライブの出演日でした。
エスペト・ブラジル
http://www.espetobrasil.jp/
今回はボサノヴァ、サンバなどブラジル音楽に特化した内容。
私はもともとジャズを歌っていますが、ボサノヴァをレパートリーに取り入れ始めてから
原語のポルトガル語の響きに魅了されてネイティブの先生について勉強しています。
まだまだ自由自在に扱えるところまではいきませんが
少しだけ会話もできるようになってきました。
ブラジル音楽の魅力はとても奥深いです。
すばらしいメンバーと一緒にボサノヴァ、サンバの世界に探検に出ることができました。
一緒に演奏したメンバーは
板垣武志(G) 浅川宏樹(Sax)飯島ゆかり(Per)
皆さんブラジル音楽への熱い思いをもった腕も確かなすばらしい面々。
私の譜面が不備なことも吹っ飛ぶくらい、包み込むように対応してくださるんです。
ありがたい反面いつも甘えてしまって申し訳ないな~。

お忙しい中お越しくださったお客様ありがとうございました。
踊ったり「ガンザ」と呼ばれるシェイカーをふって演奏に参加してくださったり
皆さんと一体感を持てた楽しいひとときでした。
やっぱり音楽は最高です!

次回のエスペト・ブラジルでのライブは
おなじみのジャズ・ヴォーカル・ユニット
フォッサマグナにて4月17日(水)。
その次の23日もセッション前のライブ演奏します。
ブラジル音楽特化の演奏は5月2日(金)です。
お時間あれば、遊びにいらしてくださいませ!
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3月になると歌いたくなる曲

2014年03月10日 | ライブ情報
3月になるとどうしても歌いたくなる曲があります。
Antonio Carlos Jobim(トム・ジョビン)作 "Aguas de Marco"(アグアス・ジ・マルソ)
直訳すると「3月の水」
「水」は「雨」を意味しているようです。

トム・ジョビンの妹さんエレーナ・ジョビンによる評伝に書いてあるところによると

この曲はトム・ジョビンが
別の曲の作曲で煮詰まっていたり
著作権管理問題で正当な報酬が受けられなかったり
資金不足のせいで計画中の新居の建設が頓挫しそうになったり
そんな、どん詰まりの時期に
森の中を散歩している最中に
冒頭のフレーズが湧いてきたのだそうです。

真夜中に妹夫婦をたたき起こして
ギターでそのフレーズを奏でて聴かせ
そのあと一気に仕上げた

との逸話が本当かどうかは置いといて

自然から受けたインスピレーションでできた曲
というのはそのメロディを一度耳にしただけで納得します。

冒頭の歌詞は目に入るものの名前を次々と上げていくだけ

É pau, é pedra, é o fim do caminho
棒切れ、石ころ、道の終わり

みたいに、文としての脈絡はなく
視覚的に像が浮かんでくる。

シンプルゆえの洗練です。

そして最後はこう閉めます。

Sao as águas de março fechando o verão

É a promessa de vida no teu coração

夏の終わり 三月の雨は
あなたの心に生きる希望を呼び起こす

promessa de vida は直訳すると「命の約束」
ですが、「よっしゃ!やり直すぞ」
みたいな心境なのかな?
と思います。

いろんな風に解釈できますが
私的には曲調からしても
いろいろ大変なこともあったけど
3月の雨がそれを流していく
気を取り直して再出発しよう
という感じに受け取れます。

人によって感じ方はさまざまでしょうが・・・

深いところで心の垢を浄化してくれるような曲。
3月にはぜひ歌いたい曲の代表です。

次のライブではこれ歌います。
この曲の深い味わいを共有してみませんか?

●3月12日(水)大塚 エスペト・ブラジル サンバ
Live start 19:30~ 2回ステージ
チャージ:1500円
出演 吉村京花(Vo) 板垣武志(G) 浅川宏樹(Sax)飯島ゆかり(Per)
場所:エスペト・ブラジル
豊島区南大塚3-29-5 光生ビルB1
TEL:03-5979-4433
http://www.espetobrasil.jp/
ベテランギタリストの板垣さんをお迎えして、古いサンバを中心にノリノリでお届けします。
癒しのボサノヴァも織り込みます。
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